ADSP-SC59x/2159x SHARCシリーズがポートフォリオの性能を2倍に向上し、複雑なオーディオ・アプリケーション向けプラットフォームを実現
- ADSP-2159xはADSP-2156xプロセッサとのピン互換性を提供、400MHz~2GHzのDSP性能の拡張性を実現
- SHARC+コアと高度なフィルタ・アクセラレータにより、以前の世代と比べ3~7倍以上のデバイス性能を提供
ADSP-SC59x (ADSP-SC598 / SC596 / SC594 / SC592) およびADSP-2159x (ADSP-21594 / 21593) プロセッサ・シリーズは、オートモーティブおよびコンスーマ/プロ向けオーディオ・アプリケーションで没入型のオーディオ/サウンド・エクスペリエンスを提供するように設計されています。ADSP-SC59x/2159xオーディオ・プロセッサは特に、確定的な低遅延リアルタイム・オーディオ処理が求められるアプリケーションを対象としており、実体感のある3Dサウンドとパーソナル・オーディオ・ゾーン、オートモーティブ・アクティブ・ノイズ・キャンセレーション(ANC)やロード・ノイズ・キャンセレーション(RNC)、音声ベースのユーザー・インターフェースと車内通信(AEC/NR、マイクロフォン・ビームフォーミング機能)、エンジン・サウンド・シンセシス(ESS)、電気自動車の警告サウンド・システム(EVWSS/AVAS)などで利用できます。その他のアプリケーションには、プロフェッショナル・オーディオおよびサウンドバー/ホームAVR(3Dオブジェクトおよびマルチチャンネル・オーディオを使用)などがあります。
アナログ・デバイセズは、DSP Conceptsとパートナーシップを結び、可能な場合には高性能オンチップFIR/IIRハードウェア・アクセラレータを活用して、SHARC+® DSPコアに特化したAudio Weaver®コア・ライブラリを最適化し、その結果処理能力が大きく向上しました。Audio Weaverには、プロトタイプから製品までの開発を容易にするツールが含まれています。これはローコードのオーディオ・プラットフォームで、DSPに組み込まれたオーディオ・処理エンジンと組み合わせて、ドラッグアンドドロップできるホスト・アプリケーションを製品設計に利用することで、車載オーディオ開発を合理化し、リスクと複雑さを低減します。アナログ・デバイセズのLISTN™ EZ-Audio Systemは、DSP ConceptsがAudio Weaverを使用して開発した4-in/12-outオーディオ・フローを利用して、あらゆる自動車の室内に合わせて調整できるターンキー集積化オーディオ・ソリューションを提供します。アナログ・デバイセズのLISTN EZ-Audio System は、DSP ConceptsがAudio Weaverを使用して開発した4-in/12-outオーディオ・フローを利用して、あらゆる自動車の室内に合わせて調整できるターンキー集積化オーディオ・ソリューションを提供します。Audio WeaverとADI LISTN EZ-Audioの詳細については左のリンクをクリックしてください。
車載オーディオ
ヘッド・ユニット、アンプ、コックピット・ドメイン・コントローラ
プロフェッショナル向けオーディオ
ミキシング・コンソール、
次世代会議システム
コンスーマ向けオーディオ
3Dサウンドバー、AVR
ADSP-SC59x/2159xファミリは、シングルまたはデュアルSHARC+ DSPコアの浮動小数点プロセッサです。様々なピン互換製品で複数のオンチップ・メモリ・オプションを提供し、柔軟なオーディオ・コネクティビティと性能の拡張性を備えています。ADSP-21566 /21567 /21569 オーディオ・プロセッサとのソフトウェア互換性およびピン互換性を備えながら、ADSP-21593 は400MHz~2GHzのDSP性能の拡張性を実現します。それに対し、ADSP-SC594/SC592プロセッサではArm® Cortex®-A5(1GHzで1800DMIPS)を、ADSP-SC598/SC596プロセッサではArm Cortex-A55(1.2GHzで3400DMIPS)を、どちらもFPUおよびNeon® DSP拡張機能と統合化しており、ギガビット・イーサネット(AVB付)、3ピンおよび6ピンMLB、USB、CAN-FDなど統合化した周辺機器を強化するための制御プロセッサを提供します。
アナログ・デバイセズのソフトウェア開発ツール を使用すれば、ソリューションの市場投入までの時間を短縮できます。最適化されたソフトウェアベースのオーディオ・アルゴリズムを特定の用途向けに調整することで、ソリューション設計を簡素化し、開発の手間を減らすことができます。
ADSP-SC59x/2159xプロセッサは、オートモーティブ・グレード、コンスーマ・グレードの両方で400ボールFCBGA(17mm × 17mm、0.8mmピッチ)パッケージで提供されているため、柔軟な設計が可能で、動作温度範囲全体で熱効率の高いコンパクトな設計を実現できます。
主な製品
ADSP-SC598
最大1GHzの動作速度を誇るADSP-SC598/SC596/SC595プロセッサは、ADSP-SC59x SHARC®ファミリの製品です。これらのプロセッサは、ADSP-SC594/SC592/SC591と同じデュアルSHARC+® DSPコア・アーキテクチャを採用しており、統合されたArmコアは、最大1.2GHzで動作するCortex-A55にアップグレードされています。FPUとNeon®のDSP拡張機能に対応したA55プロセッサは、リアルタイム処理タスクにも対応し、オーディオ・アプリケーションのタイム・クリティカルなデータに接続するためのペリフェラルを管理します。これらのインターフェースには、ギガビット・イーサネット、USB High-Speed、CAN FDのほか、柔軟で簡素化されたシステム設計のための接続オプションが豊富に用意されています。
ADSP-SC59x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特長とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリの製品です。これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点演算プロセッサは、高性能オーディオ/浮動小数点演算アプリケーション用に最適化され、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を内蔵しています。SHARC+コアには、以前のSHARC製品との命令セット互換性は維持しつつ、キャッシュの強化と分岐予測が新しく追加されています。
業界をリードする豊富なシステム・ペリフェラルとメモリ(データシートの表1を参照)を内蔵したSHARC+プロセッサは、縮小命令セット・コンピューティング(RISC)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理を1つに統合したパッケージを必要とするアプリケーションに最適なプラットフォームです。これらのアプリケーションは、オートモーティブ、プロフェッショナル向けオーディオ、高い浮動小数点演算性能が求められる産業用アプリケーションなど、幅広い市場を対象としています。
アプリケーション
- オートモーティブ:
- オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテインメント、デジタル・コックピット、先進運転支援システム(ADAS)
- コンスーマおよびプロフェッショナル向けオーディオ:
- スピーカ、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイクロフォン・アレイ、ヘッドフォン
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
ADSP-SC596
最大1GHzの動作速度を誇るADSP-SC598/SC596/SC595プロセッサは、ADSP-SC59x SHARC®ファミリの製品です。これらのプロセッサは、ADSP-SC594/SC592/SC591と同じデュアルSHARC+® DSPコア・アーキテクチャを採用しており、統合されたArmコアは、最大1.2GHzで動作するCortex-A55にアップグレードされています。FPUとNeon®のDSP拡張機能に対応したA55プロセッサは、リアルタイム処理タスクにも対応し、オーディオ・アプリケーションのタイム・クリティカルなデータに接続するためのペリフェラルを管理します。これらのインターフェースには、ギガビット・イーサネット、USB High-Speed、CAN FDのほか、柔軟で簡素化されたシステム設計のための接続オプションが豊富に用意されています。
ADSP-SC59x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特長とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリの製品です。これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点演算プロセッサは、高性能オーディオ/浮動小数点演算アプリケーション用に最適化され、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を内蔵しています。SHARC+コアには、以前のSHARC製品との命令セット互換性は維持しつつ、キャッシュの強化と分岐予測が新しく追加されています。
業界をリードする豊富なシステム・ペリフェラルとメモリ(データシートの表1を参照)を内蔵したSHARC+プロセッサは、縮小命令セット・コンピューティング(RISC)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理を1つに統合したパッケージを必要とするアプリケーションに最適なプラットフォームです。これらのアプリケーションは、オートモーティブ、プロフェッショナル向けオーディオ、高い浮動小数点演算性能が求められる産業用アプリケーションなど、幅広い市場を対象としています。
アプリケーション
- オートモーティブ:
- オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテインメント、デジタル・コックピット、先進運転支援システム(ADAS)
- コンスーマおよびプロフェッショナル向けオーディオ:
- スピーカ、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイクロフォン・アレイ、ヘッドフォン
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
ADSP-SC594
最大1GHzの速度を実現するADSP-SC59xプロセッサは、SHARC®製品ファミリのメンバーです。ADSP-SC59xプロセッサは、デュアルSHARC+®コアDSPであり、前身のシングルSHARC+コアADSP-2156xのオーディオ性能を2倍にします。また、Arm Cortex-A5コアを内蔵しており、これも最大1GHzで動作します。このA5プロセッサは、FPUおよびNeon® DSP拡張機能を備えており、追加のリアルタイム処理タスクを処理し、オーディオ・アプリケーションのタイム・クリティカルなデータへのインターフェース接続に使用される周辺機器を管理します。これらのインターフェースには、ギガビット・イーサネット、USBハイスピード、CAN FD、およびその他の豊富な接続オプションが含まれており、柔軟で簡素化されたシステム設計が可能になります。
ADSP-SC59x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのSuper Harvard Architectureを採用したデジタル信号プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリのメンバーです。これらの32ビット/40ビット/64ビットの浮動小数点プロセッサは、チップ内蔵で大容量のスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および画期的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を備えた高性能オーディオ/浮動小数点アプリケーション向けに最適化されています。SHARC+コアに追加された新機能には、キャッシュの強化と分岐予測があり、同時に以前のSHARC製品との命令セットの互換性が維持されます。
業界をリードする豊富なシステム周辺機器とメモリ(データシートの表1を参照)の統合により、SHARC+プロセッサは、RISC(縮小命令セット・コンピューティング)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理が1つの統合型パッケージで必要になるアプリケーション向けの最高のプラットフォームです。これらのアプリケーションは、高い浮動小数点性能が必要な車載用、業務用オーディオ、および産業用アプリケーションなど、幅広い市場に及んでいます。
アプリケーション
- 車載用:
- オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテイメント、デジタル・コックピット、ADAS
- 民生用および業務用オーディオ:
- スピーカー、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイク・アレイ、ヘッドフォン
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- 後部座席エンターテイメントとクラスターディスプレイソリューション
- 音声および音響信号処理ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
ADSP-SC592
最大1GHzの速度を実現するADSP-SC59xプロセッサは、SHARC®製品ファミリのメンバーです。ADSP-SC59xプロセッサは、デュアルSHARC+®コアDSPであり、前身のシングルSHARC+コアADSP-2156xのオーディオ性能を2倍にします。また、Arm Cortex-A5コアを内蔵しており、これも最大1GHzで動作します。このA5プロセッサは、FPUおよびNeon® DSP拡張機能を備えており、追加のリアルタイム処理タスクを処理し、オーディオ・アプリケーションのタイム・クリティカルなデータへのインターフェース接続に使用される周辺機器を管理します。 これらのインターフェースには、ギガビット・イーサネット、USBハイスピード、CAN FD、およびその他の豊富な接続オプションが含まれており、柔軟で簡素化されたシステム設計が可能になります。
The ADSP-SC59x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのSuper Harvard Architectureを採用したデジタル信号プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリのメンバーです。これらの32ビット/40ビット/64ビットの浮動小数点プロセッサは、チップ内蔵で大容量のスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および画期的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を備えた高性能オーディオ/浮動小数点アプリケーション向けに最適化されています。SHARC+コアに追加された新機能には、キャッシュの強化と分岐予測があり、同時に以前のSHARC製品との命令セットの互換性が維持されます。
業界をリードする豊富なシステム周辺機器とメモリ(データシートの表1を参照)の統合により、SHARC+プロセッサは、RISC(縮小命令セット・コンピューティング)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理が1つの統合型パッケージで必要になるアプリケーション向けの最高のプラットフォームです。これらのアプリケーションは、高い浮動小数点性能が必要な車載用、業務用オーディオ、および産業用アプリケーションなど、幅広い市場に及んでいます。
アプリケーション
- 車載用:
- オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテインメント、デジタル・コックピット、ADAS
- 民生用および業務用オーディオ:
- スピーカー、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイク・アレイ、ヘッドフォン
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
ADSP-21594
Reaching speeds of up to 1 GHz, the ADSP-2159x processors are members of the SHARC® family of products. The ADSP-2159x processor is a dual-SHARC+® core DSP that doubles the audio performance of its single-SHARC+ core ADSP-2156x.
The ADSP-2159x SHARC processors are members of the SIMD SHARC family of digital signal processors (DSPs) that feature Analog Devices, Inc., Super Harvard Architecture. These 32-bit/40-bit/64-bit floating-point processors are optimized for high performance audio/floating-point applications with large on-chip static random-access memory (SRAM), multiple internal buses that eliminate input/output (I/O) bottlenecks, and innovative digital audio interfaces (DAI). New additions to the SHARC+ core include cache enhancements and branch prediction, while maintaining instruction set compatibility to previous SHARC products.
By integrating a rich set of industry-leading system peripherals and memory (see Table 1 in the data sheet), the SHARC+ processor is the platform of choice for applications that require programmability similar to reduced instruction set computing (RISC), multimedia support, and leading edge signal processing in one integrated package. These applications span a wide array of markets, including automotive, professional audio, and industrial-based applications that require high floating-point performance.
Applications
- Automotive:
- audio amplifier, head unit, ANC/RNC, rear seat entertainment, digital cockpit, ADAS
- Consumer & Professional Audio:
- speakers, sound bars, AVRs, conferencing systems, mixing consoles, microphone arrays, headphones
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
ADSP-21593
最大1GHzの動作速度を誇るADSP-2159xプロセッサは、SHARC®ファミリの製品です。ADSP-2159xプロセッサは、従来のシングルSHARC+コアADSP-2156xの2倍のオーディオ性能を実現するデュアルSHARC+®コアDSPであり、BGAパッケージ内でピン互換性を維持しながら、400MHz(ADSP-21566)から2GHz(ADSP-21593)までの設計拡張性を備えています。
ADSP-2159x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特長とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリの製品です。これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点演算プロセッサは、高性能オーディオ/浮動小数点演算アプリケーション用に最適化され、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を内蔵しています。SHARC+コアには、以前のSHARC製品との命令セット互換性は維持しつつ、キャッシュの強化と分岐予測が新しく追加されています。
業界をリードする豊富なシステム・ペリフェラルとメモリ(データシートの表1を参照)を内蔵したSHARC+プロセッサは、縮小命令セット・コンピューティング(RISC)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理を1つの統合パッケージで必要とするアプリケーションに最適なプラットフォームです。これらのアプリケーションは、オートモーティブ、プロフェッショナル向けオーディオ、高い浮動小数点演算性能が求められる産業用アプリケーションなど、幅広い市場を対象としています。
アプリケーション
- オートモーティブ:
- オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテインメント、デジタル・コックピット、ADAS
- コンスーマおよびプロフェッショナル向けオーディオ:
- スピーカ、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイクロフォン・アレイ、ヘッドフォン
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- 後部座席エンターテイメントとクラスターディスプレイソリューション
- 音声および音響信号処理ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
- ホームシアターおよびゲームオーディオビデオソリューション
上記の様々なペリフェラルの混在に加えて、すべてのADSP-SC59x/2159x SHARCプロセッサはI2S/TDMポート、S/PDIFインターフェース、ASRC、高精度クロック・ジェネレータなど多数のオーディオ・ペリフェラルに対応します。更にこれらのプロセッサはいずれも、I2C、UART、SPI(デュアル、クワッド、オクタル)など多数の業界標準のシリアル・ペリフェラルをサポートします。多くのペリフェラルは汎用I/Oピンにマルチプレクスされており、複数のピンで様々な機能を利用できるため、非常に柔軟な設定オプションで幅広いペリフェラル・システム条件に合わせることができます。
ソフトウェア開発ツール
CrossCore® Embedded Studio
CrossCore Embedded Studioは、アナログ・デバイセズのBlackfin®、SHARC®、Arm®の各プロセッサ・ファミリ向けに用意された、世界トップクラスの統合開発環境(IDE)です。このEclipse™ベースのIDEは、アナログ・デバイセズの成熟した最新世代のコード作成ツールを採用しており、C/C++およびアセンブリ言語の編集、コード作成、デバッグを円滑にわかりやすくサポートします。
また、CrossCore Embedded Studioは、Blackfin開発者およびSHARC開発者に対し、ドライバ、サービス、アルゴリズム・ソフトウェア・モジュールについて高度に統合されたアドイン・サポートを提供します。そこには、オンチップおよびオフチップのペリフェラル、イーサネットおよびUSB用スタック、一般的なリアル・タイムのオペレーティング・システムやファイル・システムなどへのドライバ・サポートが含まれています。これによって、統合度の高いマルチコアの開発およびデバッグ・サポートを含む、使いやすい開発フレームワークがもたらされます。
CrossCore®サポート・コミュニティにアクセス CROSSCORE®ツールのサポート: |
対象となる製品
ADSP-SC596
Arm® Cortex®-A55を統合した1GHzのSHARC+ DSP
ADSP-SC598
Arm® Cortex®-A55を統合した最大1GHzのデュアルSHARC+ DSP
ADSP-21594
Up to 1 GHz Dual-SHARC+® DSP with 2x 640KB L1, 2048KB Shared L2 SRAM
ADSP-21593
最大1GHzのデュアルSHARC+® DSP、2 x 640KB L1、2048KB共有L2 SRAM搭載、400ボールFCBGA
ADSP-SC594
最大1GHzのデュアルSHARC+® DSP(Arm® Cortex®-A5を内蔵)
ADSP-SC592
1GHz SHARC+® DSP(Arm® Cortex®-A5を内蔵)
ADSP-21567
最大800MHzのSHARC+ DSP、640KB L1、512KB共有L2 SRAM搭載、400ボールCSP_BGA
ADSP-21569
最大1GHzのSHARC+ DSP、640KB L1、1024KB共有L2 SRAM搭載、400ボール CSP_BGA
ADSP-21566
400MHzのSHARC+ DSP、640KB L1、256KB共有L2 SRAM搭載、400ボールCSP_BGA
ADSP-21565
最大1GHzのSHARC+ DSP、640KB L1、1024KB共有L2 SRAM搭載、120ピンLQFP_EP
ADSP-21563
最大800MHzのSHARC+ DSP、640KB L1、512KB共有L2 SRAM搭載、120ピンLQFP_EP
ADSP-21562
400MHzのSHARC+ DSP、640KB L1、256KB共有L2 SRAM搭載、120ピンLQFP_EP
ADSP-21160N
高性能32ビットSHARC DSP、100 MHz
ADSP-21161N
SHARCプロセッサ、32ビット、100MHz、低価格
ADSP-21362
High Performance 32-Bit Floating-Point SHARC Processor for Automotive Audio
ADSP-21363
SHARC、32ビット浮動小数点、汎用、高性能プロセッサ
ADSP-21364
32ビット浮動小数点、高性能SHARCプロセッサ、プロ用オーディオ向け
ADSP-21368
High-Performance 32-bit Floating-Point SHARC Processor for Professional Audio Applications
ADSP-21369
32ビット/40ビット浮動小数点 高性能SHARCプロセッサ
ADSP-21371
32ビット浮動小数点 高性能SHARCプロセッサ 自動車用オーディオ向け
ADSP-21375
32ビット浮動小数点 高性能SHARCプロセッサ
ADSP-21469
高性能な第4世代DSP
ADSP-21477
第4世代DSP、高性能
ADSP-21478
高性能な第4世代DSP
ADSP-21488
高性能第4世代DSP
ADSP-21489
高性能第4世代DSP
ADSP-21571
デュアルコア SHARC+ DSP(768 KB L1 付き)、1 MB 共有 L2、176-LQFP
ADSP-21573
デュアル・コア SHARC+ DSP(768 KB L1 付き)、1 MB 共有 L2、DDR、400 cspBGA
ADSP-21583
デュアル・コア SHARC+ DSP、DDR、349ボールcspBGA
ADSP-21584
デュアル・コア SHARC+ DSP、DDR、349ボールcspBGA
ADSP-21587
デュアル・コア SHARC+ DSP、デュアルDDR、529ボールcspBGA
ADSP-BF504
工業用および汎用アプリケーション向けに最適化されたペリフェラル・セットを備えた低価格Blackfin
ADSP-BF504F
工業用および汎用アプリケーション向けに最適化されたペリフェラル・セットと実行可能なフラッシュを備えたBlackfin
ADSP-BF506F
工業用および汎用アプリケーション向けに最適化されたペリフェラル・セット、A/Dコンバータ、実行可能なフラッシュを備えたBlackfin
ADSP-BF512
民生機器接続機能内蔵の低消費電力Blackfin
ADSP-BF512F
Low Power Blackfin with Consumer Devices Connectivity
ADSP-BF514
民生機器接続機能内蔵の低消費電力Blackfin
ADSP-BF514F
Low Power Blackfin with Consumer Devices Connectivity
ADSP-BF516
高度な接続機能内蔵の低消費電力Blackfin
ADSP-BF516F
Low Power Blackfin with Advanced Embedded Connectivity
ADSP-BF518
高度な接続機能内蔵の低消費電力Blackfin
ADSP-BF518F
Low Power Blackfin with Advanced Embedded Connectivity
ADSP-BF522C
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Embedded Stereo Audio CODEC
ADSP-BF523
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals
ADSP-BF523C
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Embedded Stereo Audio CODEC
ADSP-BF524
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Low Standby Power
ADSP-BF524C
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Embedded Stereo Audio CODEC
ADSP-BF525
低消費電力で高度なペリフェラルを装備
ADSP-BF525C
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Embedded Stereo Audio CODEC
ADSP-BF526
低消費電力で高度なペリフェラルを装備、低待機電力
ADSP-BF526C
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Embedded Stereo Audio CODEC
ADSP-BF527
低消費電力で高度なペリフェラルを装備
ADSP-BF527C
Low Power Blackfin Processor with Advanced Peripherals and Embedded Stereo Audio CODEC
ADSP-BF532
16ビット固定小数点 400MHz 高性能 Blackfinプロセッサ
ADSP-BF533
Blackfinプロセッサ 高性能
ADSP-BF534
16ビット固定小数点 CANバス搭載 Blackfinプロセッサ 自動車/産業アプリケーション向け
ADSP-BF536
16ビット固定小数点 400Mhz ネットワーキング機能搭載 Blackfinプロセッサ
ADSP-BF537
16ビット固定小数点 600MHz ネットワーキング機能搭載 Blackfinプロセッサ
ADSP-BF539F
Blackfin Processor for Automotive Navigation, Entertainment and Audio Systems
ADSP-BF542
高性能な統合マルチメディアBlackfinプロセッサ
ADSP-BF547
High Performance Convergent Multimedia Blackfin Processor
ADSP-BF549
高性能な統合マルチメディアBlackfinプロセッサ
ADSP-BF561
Blackfin、対称型マルチプロセッシング
ADSP-BF592
工業用および汎用アプリケーション向けに最適化されたペリフェラル・セットを内蔵した低価格Blackfin
ADSP-BF606
800MHzまで対応の高性能デジタル信号処理アプリケーション向けBlackfinデュアル・コア・プロセッサ
ADSP-BF607
1GHzまで対応の高性能デジタル信号処理アプリケーション向けBlackfinデュアル・コア・プロセッサ
ADSP-BF608
VGAサイズの画像解析をサポートする 1GHzまで対応のBlackfin デュアル・コア・プロセッサ
ADSP-BF609
HDサイズの画像解析をサポートする1GHzまで対応のBlackfin デュアル・コア・プロセッサ
ADSP-BF701
Blackfin+ 組み込みプロセッサ、200MHz、低消費電力、128 K バイト L2 SRAM 搭載 & DDR2/LPDDR インターフェース
ADSP-BF703
Blackfin+ 組み込みプロセッサ、400MHz 、低消費電力、256 K バイト L2 SRAM 搭載& DDR2/LPDDR インターフェース
ADSP-BF705
Blackfin+ 組み込みプロセッサ、400MHz、低消費電力、512 K バイト L2 SRAM 搭載 & DDR2/LPDDR インターフェース
ADSP-BF706
1MバイトのL2 SRAMを備えた低消費電力400MHz Blackfin+組み込みプロセッサ
ADSP-BF707
Blackfin+ 組み込みプロセッサ、400MHz、 低消費電力、1 M バイト L2 SRAM 搭載 & DDR2/LPDDR インターフェース
ADSP-SC570
シングルコア SHARC+(384 KB L1 付き)、arm® Cortex-A5、1 MB 共有 L2、10/100 イーサネット、176-LQFP
ADSP-SC571
デュアルコア SHARC+(768KB L1 付き)、arm® Cortex-A5、1MB 共有 L2、10/100 イーサネット、176-LQFP
ADSP-SC572
シングルコア SHARC+(384 KB L1 付き)、ARM Cortex-A5、1 MB 共有 L2、DDR、ギガビット・イーサネット、USB、SDIO、400 cspBGA
ADSP-SC573
デュアル・コア SHARC+(768 KB L1 付き)、ARM Cortex-A5、1 MB 共有 L2、DDR、ギガビット・イーサネット、USB、SDIO、400 cspBGA
ADSP-SC582
シングル・コアSHARC+とARM Cortex-A5 SOC、DDR、イーサネット、USB、349ボールcspBGA
ADSP-SC584
デュアル・コアSHARC+とArm Cortex-A5 SOC、DDR、イーサネット、USB、349ボールcspBGA
ADSP-SC587
デュアル・コアSHARC+とARM Cortex-A5 SOC、デュアルDDR、2xイーサネット、2xUSB、SDIO、529ボールcspBGA
ADSP-SC589
デュアル・コアSHARC+とARM Cortex-A5 SOC、デュアルDDR、2xイーサネット、2xUSB、PCIe、529ボールcspBGA
ADuCM3027
ARM Cortex-M3 MCU、超低消費電力、パワー・マネージメントと128 KB組込みフラッシュ・メモリ内蔵
ADuCM3029
ARM Cortex-M3 MCU、超低消費電力、パワー・マネージメントと256 KB組込みフラッシュ・メモリ内蔵
ADuCM4050
パワー・マネージメントを統合した超低消費電力 ARM Cortex-M4F MCU
ADSP-21561
Up to 933 MHz SHARC+ DSP with 1536 KB Shared L2 SRAM
ADSP-21560
800 MHz SHARC+ DSP with 1024 KB Shared L2 SRAM
ADSP-21564
Up to 933 MHz SHARC+ DSP with 2048KB Shared L2 SRAM
ADSP-21835
Up to 1 GHz SHARC®-FX DSP
ADSP-SC834
Up to 800 MHz SHARC®-FX DSP w/ Integrated Arm® Cortex®-M33
ADSP-SC835
Up to 1 GHz SHARC®-FX DSP w/ Integrated Arm® Cortex®-M33
ADSP-21568
933 MHz SHARC+ DSP with 2048KB Shared L2 SRAM
ADSP-21834
Up to 800 MHz SHARC®-FX DSP
ADSP-21836
Up to 800 MHz SHARC®-FX DSP
ADSP-21837
Up to 1 GHz SHARC®-FX DSP
Applications
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
アナログ・デバイセズのプロセッサ向けFreeRTOS
FreeRTOSは、Real Time Engineers Ltdが提供する無償のスケーラブルなリアルタイム・オペレーティング・システムです。この製品によって、アナログ・デバイセズのADSP-BF7xx、ADSP-215xx、ADSP-SC5xx(ARM Cortex-A5およびSHARC+コア)プロセッサ・ファミリに対するサポートがFreeRTOS製品にも付加されます。
FreeRTOSは組み込みシステム用に開発された、メモリ消費の少ないオペレーティング・システムです。タイマー、イベント、ミューテックス、セマフォ・タスク、セマフォなどの多くの一般的なオペレーティング・システム・コンセプトをサポートします。これらはすべて動的または静的に作成できます。プリエンプティブまたは協調型に設定できるスケジューラがあり、オプションでタイム・スライシング機能が付属しています。
FreeRTOSは使用料が無料で、GPLライセンス不要で提供されています。
アナログ・デバイセズのプロセッサ向けFreeRTOSは、CrossCore Embedded Studioの開発環境でサポートされています。
アナログ・デバイセズのプロセッサ向けFreeRTOSには、ADSP-BF7xx、ADSP-215xx、ADSP-SC5xx(ARM Cortex-A5およびSHARC+コア)プロセッサ・ファミリをサポートするFreeRTOSコンテンツが追加されています。アナログ・デバイセズのプロセッサ向けFreeRTOSは、FreeRTOS製品の最上位にインストールされ、サポート対象ファミリの評価用ボードのための、すぐに使えるデモ例を備えています。
HCC EmbeddedのFATファイル・システム
HCC EmbeddedのFATは、セクタベース・メディアのどのタイプともインターフェースできます。通常、これは、SD/MMCカード、コンパクト・フラッシュ・カード、USBメモリなどですが、論理セクタのアレイとして配列された任意のデバイスであっても構いません。
詳細については、HCC Embedded FATのページを参照してください。
HCC Embedded TCP/IPスタック
革新的な設計アプローチにより、きわめて高いデータ転送レートが最小のシステム・リソース条件で実現されました。テストの結果、代表的なアプリケーション・シナリオで、パケット処理は比較対象とした組み込みスタックに比べ最大で4倍高速で、使用したROMは約14kBでした(LPC2468 MCUを使用した測定に基づく)。
RAM条件はアプリケーションのニーズによって大きく異なりますが、代表値としてはわずか12kBです。最小構成のUDPアプリケーションでは、ROMの使用量を5kB未満、RAMの使用量を数百バイト(およびネットワーク・バッファ)とすることが可能です。
詳細についてはHCC Embedded Networkingのページを参照してください。
HCC Embedded USBデバイスおよびホスト・スタック
このUSBホスト・スタックはスケーラブルです。多くのホスト・クラス・ドライバが含まれており、これにより組み込みホストは、メモリ、プリンタ、オーディオ・デバイス、ジョイスティック、仮想シリアル・ポート、ネットワーク・インターフェースなど、様々なUSBデバイスを制御できます。EHCI、OHCI、非標準の各USBホスト・コントローラに対応できます。
USBデバイス・スタックを使用することで、開発者は組み込みデバイスにUSBデバイスの機能を統合することができます。USBデバイス・スタックには多くのデバイス・クラス・ドライバがあり、メモリ、仮想シリアル・ポート、ジョイスティック、オーディオ・システム、またはネットワーク・カードなど、デバイスに複数の機能をもたらします。HCCは多くのUSBデバイス・コントローラを提供しています。
また、HCC Embeddedは、必要な機能をすべて備えたソフトウェアOTGスタックも提供しており、2つの接続デバイス間でどちらがホストとして動作するかを決定できるよう、SRPプロトコルやHNPプロトコルをサポートしています。
詳細については、HCC Embedded USBの概要ページを参照してください。
評価用キット
EV-SOMCRR-EZKIT
EV-SOMCRR-EZKITキャリア・ボードは、(例えばEV-21569-SOMなど)アナログ・デバイセズのいずれのシステム・オン・モジュール(SoM)ボードともプラグアンドプレイ式に使用できます。これを用いることで、アナログ・デバイセズのSHARC+オーディオ・プロセッサを備えた非常に一般的な周辺機器やインターフェース(例えばAudio、Ethernet、MLB、USB、CANなど)を評価できます。また、ICEエミュレータを内蔵しているため、外部エミュレータを用いる必要がなく、コストを更に節約できます。最後に、EV-SOMCRR-EZKITキャリア・ボードは外部のA2Bボードにも接続できるため、ユーザのシステムのアプリケーションを容易に拡張できます。
サポート対象のSOMボードに取り付ける場合、EV-SOMCRR-EZKITキャリア・ボードはCrossCore® Embedded Studio(CCES)開発ツールを使用しているため、市場投入までの時間を短縮できます。開発環境は、次のような高度なアプリケーションのコード開発とデバッグを容易にします。
- C++、C、およびアセンブリで書かれたアプリケーション・プログラムの作成、コンパイル、アセンブル、およびリンク
- アプリケーション・プログラムのロード、実行、ステップ実行、一時停止、およびブレークポイントの設定
- データおよびプログラム・メモリの読出しと書込み
- コアおよび周辺機器レジスタの読出しと書込み
EV-SC598-SOM
The EV-SC598-SOM enables evaluation and rapid prototyping of designs featuring the ADSP-SC59x Family (ADSP-SC596/ADSP-SC598) of SHARC audio processors. It provides an easy-to-use plug-n-play reference design with expansion capabilities to interface to custom hardware ahead of the release of the processor itself. When the EV-SC598-SOM board is plugged into the EV-SOMCRR-EZKIT or EV-SOMCRR-EZLITE carrier board, the resulting EZ-KIT® evaluation system can be used for fast and easy evaluation of the processor core and system peripherals/interfaces.
The EV-SC598-SOM enables rapid prototyping for a wide range of applications, including immersive 3D sound and personal audio zones (PAZ), automotive active and road noise cancellation (ANC/RNC), voice-based user-interfaces and in-car communications (ICC), engine sound synthesis (ESS) and electric vehicle warning sound systems (EVWSS/AVAS). Additional applications include professional audio and soundbars / home AVRs (with 3D Object and Multi-Channel Audio) and enhanced conferencing systems. ADI offers several software modules (e.g., AEC/NR, microphone beamforming, pitch shifting, harmonic generators, wave players etc.), as well as complete software solutions that can be licensed, where users can develop/evaluate their audio and voice processing applications. ADI also offers 3rd party surround sound solutions that can be licensed on ADI’s SHARC processor families. Please visit ADI’s Software Solutions page for more information.
The EV-SC598-SOM module utilizes the CrossCore® Embedded Studio (CCES) development tools to enable developers to achieve faster time to market. The development environment aids advanced application code development and debug, such as:
- Create, compile, assemble, and link application programs written in C++, C, and assembly
- Load, run, step, halt, and set breakpoints in application programs
- Read and write data and program memory
- Read and write core and peripheral registers
対象となる製品
ADSP-SC596
Arm® Cortex®-A55を統合した1GHzのSHARC+ DSP
ADSP-SC598
Arm® Cortex®-A55を統合した最大1GHzのデュアルSHARC+ DSP
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
EV-SC594-SOM
EV-SC594-SOMは、ADSP-SC59x SHARCオーディオ・プロセッサ・ファミリ(ADSP-SC592/ADSP-SC594)に焦点を置いた設計の評価および敏速なプロトタイピングを可能にします。これは、プロセッサ自体のリリースに先立ってカスタム・ハードウェアにインターフェースできる拡張機能を備えた、使いやすいプラグアンドプレイのリファレンス設計を提供します。EV-SC594-SOMボードをEV-SOMCRR-EZKITキャリア・ボードに差し込むと、EZ-KIT®評価システム(EV-SC594-EZKIT)が使用できるようになり、プロセッサ・コアやシステムのペリフェラル/インターフェースを手早く簡単に評価できます。
EV-SC594-SOMを用いることで、没入型3Dサウンドおよびパーソナル・オーディオ・ゾーン(PAZ)、オートモーティブのアクティブ・ノイズ・キャンセリングおよびロード・ノイズ・キャンセリング(ANC/RNC)、音声ベース・ユーザ・インターフェースおよび車内通信(ICC)、エンジン音合成(ESS)および電気自動車警告音システム(EVWSS/AVAS)など、広範なアプリケーションを手早くプロトタイピングできます。その他のアプリケーションとしては、プロフェッショナル向けオーディオおよびサウンドバー/ホームAVR(3Dオブジェクトおよびマルチチャンネル・オーディオ付き)や、機能が増強された会議システムなどがあります。アナログ・デバイセズでは、複数のソフトウェア・モジュール(AEC/NR、マイクロフォン・ビームフォーミング、ピッチ・シフティング、高調波発生器、WAV プレーヤーなど)を提供する他、ユーザが独自のオーディオおよび音声プロセッシング・アプリケーションを開発/評価できる、フル機能ソフトウェア・ソリューションもライセンス供与できます。また、アナログ・デバイセズのSHARCプロセッサ・ファミリでライセンス供与できる、サード・パーティのサラウンド・サウンド・ソリューションも提供しています。詳細については、アナログ・デバイセズのソフトウェア・ソリューションのページを参照してください。
EV-SC594-SOMモジュールは、CrossCore® Embedded Studio(CCES)開発ツールを使用しているため、市場投入までの時間を短縮できます。この開発環境により、以下に示すように先進的なアプリケーション・コードの開発およびデバッグを促進できます。
- C++、C、アセンブリで書かれたアプリケーション・プログラムの作成、コンパイル、アセンブル、リンク
- アプリケーション・プログラム中のブレークポイントのロード、実行、ステップ、停止、設定
- データおよびプログラム・メモリの読書き
- コアおよびペリフェラルのレジスタの読書き
対象となる製品
ADSP-SC592
1GHz SHARC+® DSP(Arm® Cortex®-A5を内蔵)
ADSP-SC594
最大1GHzのデュアルSHARC+® DSP(Arm® Cortex®-A5を内蔵)
ADSP-21594
Up to 1 GHz Dual-SHARC+® DSP with 2x 640KB L1, 2048KB Shared L2 SRAM
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- 後部座席エンターテイメントとクラスターディスプレイソリューション
- 音声および音響信号処理ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV
EV-21593-SOM
The EV-21593-SOM enables evaluation and rapid prototyping of designs featuring the ADSP-21593 SHARC audio processor. It provides an easy-to-use plug-n-play reference design with expansion capabilities to interface to custom hardware ahead of the release of the processor itself. When the EV-21593-SOM board is plugged into the EV-SOMCRR-EZKIT or EV-SOMCRR-EZLITE carrier board, the resulting EZ-KIT® evaluation system can be used for fast and easy evaluation of the processor core and system peripherals/interfaces.
The EV-21593-SOM enables rapid prototyping for a wide range of applications, including immersive 3D sound and personal audio zones (PAZ), automotive active and road noise cancellation (ANC/RNC), voice-based user-interfaces and in-car communications (ICC), engine sound synthesis (ESS) and electric vehicle warning sound systems (EVWSS/AVAS). Additional applications include professional audio and soundbars / home AVRs (with 3D Object and Multi-Channel Audio) and enhanced conferencing systems. ADI offers several software modules (e.g., AEC/NR, microphone beamforming, pitch shifting, harmonic generators, wave players etc.), as well as complete software solutions that can be licensed, where users can develop/evaluate their audio and voice processing applications. ADI also offers 3rd party surround sound solutions that can be licensed on ADI’s SHARC processor families. Please visit ADI’s Software Solutions page for more information.
The EV-21593-SOM module utilizes the CrossCore® Embedded Studio (CCES) development tools to enable developers to achieve faster time to market. The development environment aids advanced application code development and debug, such as:
- Create, compile, assemble, and link application programs written in C++, C, and assembly
- Load, run, step, halt, and set breakpoints in application programs
- Read and write data and program memory
- Read and write core and peripheral registers
対象となる製品
ADSP-21593
最大1GHzのデュアルSHARC+® DSP、2 x 640KB L1、2048KB共有L2 SRAM搭載、400ボールFCBGA
Applications
オートモーティブ・ソリューション
- 後部座席エンターテイメントとクラスターディスプレイソリューション
- 音声および音響信号処理ソリューション
- キャビン・エクスペリエンスとインフォテインメントソリューション
- ヘッドユニットとコックピットECUソリューション
- プレミアム・オーディオ・アンプソリューション
航空宇宙および防衛システム
- 軍用通信ソリューション
コンスーマ用技術ソリューション
- ホームシアターとゲームのソリューション
- ユニファイド コミュニケーション (UC) と ProAV