ADSP-21593

新規設計に推奨

最大1GHzのデュアルSHARC+® DSP、2 x 640KB L1、2048KB共有L2 SRAM搭載、400ボールFCBGA

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

Viewing:

製品情報

SHARC+コア・インフラストラクチャ
  • 800MHz(最大値)または1GHz(最大値) コア・クロック周波数
  • オンチップの2 x 640KB レベル1(L1)SRAMメモリ(パリティ付き)により、低遅延性能が向上
  • 32ビット、40ビット、および64ビットの浮動小数点サポート
  • 32ビットの固定小数点
  • バイト、ショート・ワード、ワード、ロング・ワードのアドレス指定
メモリ
  • オンチップの2048KB レベル2(L2)SRAM(ECC保護付き)により、多くの用途で外部メモリが不要
  • DDR3(1.35V対応DDR3Lデバイスをサポート)への16ビット・インターフェースとなる、低システム消費電力用に最適化されたレベル3(L3)インターフェース
16ビットDDR/DDR3Lメモリ・コントローラ
  • 1.35V対応DDR3L
高度なハードウェア・アクセラレータ
  • 強化されたFIR(有限インパルス応答)/IIR(無限インパルス応答)オフロード・エンジンがコア・クロック周波数で動作し、処理能力を更に向上
  • OTPを使用するセキュリティ暗号エンジン
強力なDMAシステム

革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)に以下を搭載:
  • 8 x フルSPORTインターフェース(TDMおよびI2Sモード付き)
  • 2 x S/PDIF Rx/Tx、8つのASRCペア
  • 8 x 高精度クロック・ジェネレータ
  • 2 x 4チャンネルPDMマイク入力
  • 28個のバッファ
その他のペリフェラル接続/インターフェース:
  • 2 x クワッドSPI、1 x オクタルSPI
  • MLB 3ピン
  • 6 x I2C、3 x UART
  • 2 x リンク・ポート
  • 16 x 汎用タイマー、1 x 汎用カウンタ
  • 3 x ウォッチドッグ・タイマー
  • 4チャンネル12ビット・ハウスキーピングADC
  • 40本のGPIOピン、28本のDAIピン
  • サーマル・センサー
パッケージ
  • 17mm x 17mm(0.8mmピッチ)400ボールFCBGA
  • ADSP-21569、ADSP-21567、およびADSP-21566プロセッサと完全ピン互換
その他の機能
  • セキュリティおよび保護
    • 暗号ハードウェア・アクセラレータ
    • IP保護機能付き高速セキュア・ブート
  • 強化されたFIRおよびIIRアクセラレータ(最大1GHzで動作)
  • オートモーティブ・アプリケーション向けのAEC-Q100認証を取得

最大1GHzの動作速度を誇るADSP-2159xプロセッサは、SHARC®ファミリの製品です。ADSP-2159xプロセッサは、従来のシングルSHARC+コアADSP-2156xの2倍のオーディオ性能を実現するデュアルSHARC+®コアDSPであり、BGAパッケージ内でピン互換性を維持しながら、400MHz(ADSP-21566)から2GHz(ADSP-21593)までの設計拡張性を備えています。

ADSP-2159x SHARCプロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特長とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)のSIMD SHARCファミリの製品です。これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点演算プロセッサは、高性能オーディオ/浮動小数点演算アプリケーション用に最適化され、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入出力(I/O)ボトルネックを解消する複数の内部バス、および革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を内蔵しています。SHARC+コアには、以前のSHARC製品との命令セット互換性は維持しつつ、キャッシュの強化と分岐予測が新しく追加されています。

業界をリードする豊富なシステム・ペリフェラルとメモリ(データシートの表1を参照)を内蔵したSHARC+プロセッサは、縮小命令セット・コンピューティング(RISC)と同様のプログラマビリティ、マルチメディア・サポート、および最先端の信号処理を1つの統合パッケージで必要とするアプリケーションに最適なプラットフォームです。これらのアプリケーションは、オートモーティブ、プロフェッショナル向けオーディオ、高い浮動小数点演算性能が求められる産業用アプリケーションなど、幅広い市場を対象としています。

アプリケーション

  • オートモーティブ:
    • オーディオ・アンプ、ヘッド・ユニット、ANC/RNC、リア・シート・エンターテインメント、デジタル・コックピット、ADAS
  • コンスーマおよびプロフェッショナル向けオーディオ:
    • スピーカ、サウンド・バー、AVR、会議システム、ミキシング・コンソール、マイクロフォン・アレイ、ヘッドフォン

ADSP-21593
最大1GHzのデュアルSHARC+® DSP、2 x 640KB L1、2048KB共有L2 SRAM搭載、400ボールFCBGA
ADSP-SC594 (Full-Featured Model) Processor Block Diagram
myAnalogに追加

myAnalogの製品セクション(通知受け取り)、既存/新規プロジェクトに製品を追加する。

新規プロジェクトを作成
質問する
サポート

アナログ・デバイセズのサポート・ページはアナログ・デバイセズへのあらゆるご質問にお答えするワンストップ・ポータルです。


ドキュメント

データシート 2

アプリケーション・ノート 11

プロセッサ・マニュアル 2

集積回路異常 1

情報 2

さらに詳しく
myAnalogに追加

myAnalogのリソース・セクション、既存/新規プロジェクトにメディアを追加する。

新規プロジェクトを作成

ソフトウェア・リソース


ツールおよびシミュレーション


評価用キット

eval board
EV-21593-SOM

System-on-Module (SOM) Board to Evaluate the ADSP-21593 SHARC+® Audio Processor

機能と利点

  • ADSP-21593 Dual-SHARC+ Audio Processor (Pin-Compatible with ADSP-21569)
  • 8 Gb DDR3 (800 MHz) Memory
  • 512 Mb Quad SPI Flash Memory
  • Power Solution Based on LT Components
  • FTDI USB-to-UART
  • USB C Power Delivery
  • Debug Interface (JTAG, Requires In-Circuit Emulator and Full CCES License)
  • SOM Interface Connector
  • CCES Kit License (When Used with Supported Carrier Board)

製品詳細

The EV-21593-SOM enables evaluation and rapid prototyping of designs featuring the ADSP-21593 SHARC audio processor. It provides an easy-to-use plug-n-play reference design with expansion capabilities to interface to custom hardware ahead of the release of the processor itself. When the EV-21593-SOM board is plugged into the EV-SOMCRR-EZKIT or EV-SOMCRR-EZLITE carrier board, the resulting EZ-KIT® evaluation system can be used for fast and easy evaluation of the processor core and system peripherals/interfaces.

The EV-21593-SOM enables rapid prototyping for a wide range of applications, including immersive 3D sound and personal audio zones (PAZ), automotive active and road noise cancellation (ANC/RNC), voice-based user-interfaces and in-car communications (ICC), engine sound synthesis (ESS) and electric vehicle warning sound systems (EVWSS/AVAS). Additional applications include professional audio and soundbars / home AVRs (with 3D Object and Multi-Channel Audio) and enhanced conferencing systems. ADI offers several software modules (e.g., AEC/NR, microphone beamforming, pitch shifting, harmonic generators, wave players etc.), as well as complete software solutions that can be licensed, where users can develop/evaluate their audio and voice processing applications. ADI also offers 3rd party surround sound solutions that can be licensed on ADI’s SHARC processor families. Please visit ADI’s Software Solutions page for more information.

The EV-21593-SOM module utilizes the CrossCore® Embedded Studio (CCES) development tools to enable developers to achieve faster time to market. The development environment aids advanced application code development and debug, such as:

  • Create, compile, assemble, and link application programs written in C++, C, and assembly
  • Load, run, step, halt, and set breakpoints in application programs
  • Read and write data and program memory
  • Read and write core and peripheral registers

EV-21593-SOM
System-on-Module (SOM) Board to Evaluate the ADSP-21593 SHARC+® Audio Processor
EV-21593-SOM Evaluation Board EV-21593-SOM Evaluation Board - Top View EV-21593-SOM Evaluation Board - Bottom View

最新のディスカッション

ADSP-21593に関するディスカッションはまだありません。意見を投稿しますか?

EngineerZone®でディスカッションを始める

最近表示した製品