製品概要
機能と利点
- Arm® Cortex®-A5を内蔵したADSP-SC594デュアルSHARC+オーディオ・プロセッサ
- 8GbのDDR3(800MHz)メモリ
- 512MbのクワッドSPIフラッシュ・メモリ
- 256MbのオクタルSPIフラッシュ・メモリ
- LTコンポーネントを基盤とるす電力ソリューション
- FTDI USB-UART
- USB Cによる給電
- デバッグ・インターフェース(JTAG)
- SOMインターフェース・コネクタ
- CCESキット・ライセンス
製品概要
EV-SC594-SOMは、ADSP-SC59x SHARCオーディオ・プロセッサ・ファミリ(ADSP-SC592/ADSP-SC594)に焦点を置いた設計の評価および敏速なプロトタイピングを可能にします。これは、プロセッサ自体のリリースに先立ってカスタム・ハードウェアにインターフェースできる拡張機能を備えた、使いやすいプラグアンドプレイのリファレンス設計を提供します。EV-SC594-SOMボードをEV-SOMCRR-EZKITキャリア・ボードに差し込むと、EZ-KIT®評価システム(EV-SC594-EZKIT)が使用できるようになり、プロセッサ・コアやシステムのペリフェラル/インターフェースを手早く簡単に評価できます。
EV-SC594-SOMを用いることで、没入型3Dサウンドおよびパーソナル・オーディオ・ゾーン(PAZ)、オートモーティブのアクティブ・ノイズ・キャンセリングおよびロード・ノイズ・キャンセリング(ANC/RNC)、音声ベース・ユーザ・インターフェースおよび車内通信(ICC)、エンジン音合成(ESS)および電気自動車警告音システム(EVWSS/AVAS)など、広範なアプリケーションを手早くプロトタイピングできます。その他のアプリケーションとしては、プロフェッショナル向けオーディオおよびサウンドバー/ホームAVR(3Dオブジェクトおよびマルチチャンネル・オーディオ付き)や、機能が増強された会議システムなどがあります。アナログ・デバイセズでは、複数のソフトウェア・モジュール(AEC/NR、マイクロフォン・ビームフォーミング、ピッチ・シフティング、高調波発生器、WAV プレーヤーなど)を提供する他、ユーザが独自のオーディオおよび音声プロセッシング・アプリケーションを開発/評価できる、フル機能ソフトウェア・ソリューションもライセンス供与できます。また、アナログ・デバイセズのSHARCプロセッサ・ファミリでライセンス供与できる、サード・パーティのサラウンド・サウンド・ソリューションも提供しています。詳細については、アナログ・デバイセズのソフトウェア・ソリューションのページを参照してください。
EV-SC594-SOMモジュールは、CrossCore® Embedded Studio(CCES)開発ツールを使用しているため、市場投入までの時間を短縮できます。この開発環境により、以下に示すように先進的なアプリケーション・コードの開発およびデバッグを促進できます。
- C++、C、アセンブリで書かれたアプリケーション・プログラムの作成、コンパイル、アセンブル、リンク
- アプリケーション・プログラム中のブレークポイントのロード、実行、ステップ、停止、設定
- データおよびプログラム・メモリの読書き
- コアおよびペリフェラルのレジスタの読書き
推奨システム動作環境
CCESをインストールするために、お使いのPCが下記の最小条件を満たしていることをご確認ください。
- 2GHzのシングル・コア・プロセッサ。3.3GHzのデュアル・コア以上を推奨。
- 4GBのRAM。8GB以上を推奨。
- 3GBのディスク空き容量
- 使用可能なUSBポート
- CrossCore® Embedded Studio 2.10.0以降
注:システム条件の最新情報については、CrossCore® Embedded Studioリリース・ノートを参照してください。
関連資料
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EV-SC594-SOM Schematic (Rev. B)2021/06/01PDF5 M
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EV-SC594-SOM Manual2021/06/01PDF19 M
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EV-SC594-SOM Bill of Materials2021/06/01XLSX20 K
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EV-SC594-SOM Design Database (Rev. C)2022/08/24ZIP16 M