JESD204とは

データ・コンバータのシリアル・インターフェース標準規格JESD204

JESD204とは、高速ADコンバータや高速DAコンバータとFPGAまたはASICのようなデジタル信号側とを、高速シリアル・データで通信を行うための規格です。CMOSやLVDSによるシリアル通信に比べて、大量のデジタル・データを正確に少ない信号線(省面積、省電力)で伝送できるため、最新の高速コンバータ・インターフェースとして普及してきています。現在のところ(2019年5月現在)JESD204Bが多用されていますが、2018年初にリリースされたJESD204C規格の素子も今後増えていくと考えられます。204Bでは最高で12.5Gbps/信号線、204Cでは32Gbps/信号線のデータ伝送が可能です。

電波や光、磁力、超音波などの高速信号を取り込み、人の使える形に変換したり、逆に信号として出力したりするための処理には、高速・広帯域のAD/DAコンバータが必要です。この周波数が高いほど、短い時間により多くの情報を処理することができます。JESD204規格(204B/204C)は、このような要望に応えるため、多くの半導体メーカーやシステム・メーカーが集まり、AD/DAコンバータの新しい専用インターフェース規格としてJEDEC(JEDEC Solid State Technology Association)委員会によって策定されました。最初のバージョンであるJESD204は2006年にリリースされましたが、現在ではより高速化されたJESD204Bが主流となっています。今後、より高速化と高伝送効率化されたJESD204C規格の素子の開発が加速してゆくでしょう。大量の変換データを確実に高速で伝送する技術は、通信システムやデーダー機器の高性能化、画像機器の高精度化、医療機器の高機能化などに対応できる将来性を示しています。

 

規格の経緯

最初のバージョンであるJESD204が2006年4月にリリースされ、その後JESD204A(2008年)、JESD204B(2011年)とバージョン・アップがあり、2018年初頭には現在最新版のJESD204Cがリリースされました。この進化の間に伝送速度や伝送効率の向上、あらたな機能の追加などが行われ、使い方も少しずつ変化しています。2019年5月の段階では、まだ204Cに適合する汎用コンバータ素子は提供されていませんが、今後の開発が期待されています。

 

 


 

 

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JESD204 互換のデータコンバータ製品

高速A/Dコンバータ & IF/RF レシーバ (19)

高速D/Aコンバータ (12)

RF トランシーバ

クロック

 

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