高品質オーディオ & アンプ
インフォテイメント・サウンド市場のマーケット・リーダーであるアナログ・デバイセズは、幅広いスケーラブルなオーディオ・プロセッサ、A2B® 製品、振動センサー、およびパワー・マネージメントのポートフォリオを提供し、先進的なプレミアム・オーディオ、音声、音響ソリューションの開発に力を注いでいます。高性能オーディオ DSP プロセッサ(SHARC& SigmaDSP など)およびオーディオ接続ソリューションにより、3D サラウンド、オーディオ・ゾーニング、サウンド・シンセシス、ANC/RNC、超広帯域 AEC/NR、マイクロフォン・ビームフォーミング、車内通信機能などの用途を実現しています。SigmaStudio™ ツールは、オーディオ構成、アルゴリズム開発、オーディオ・チューニングを行うための GUI ベースのシステムです。
おすすめ製品
AD2428W

A2B®(オートモーティブ・オーディオ・バス)には、ノード間が最大15mの長距離マルチチャンネルI2S/TDMリンクが装備されています。双方向同期パルス・コード変調(PCM)データ(デジタル・オーディオなど)、クロック、同期信号を1本のワイヤ・ペアに埋め込みます。A2Bでは、直接ポイントtoポイント接続がサポートされ、様々な場所にある複数のデイジーチェーン・ノードが、時分割マルチプレクサ(TDM)チャンネル・コンテンツを提供したり、利用したりできます。
A2Bは、単一マスタ、複数スレーブのシステムであり、ホスト・コントローラにあるトランシーバーがマスタになります。マスタは、すべてのスレーブ・ノードのクロック、同期、フレーミングを生成します。マスタA2Bトランシーバーは、設定とリードバックのために制御ポート(I2C)経由でプログラマブルです。この制御ポートの延長部分がA2Bデータ・ストリームに埋め込まれており、スレーブ・トランシーバー上のレジスタおよびステータス情報への直接アクセスが可能になります。また、I2CおよびI2C間の遠距離通信も可能になります。
トランシーバーは、マルチチャンネルI2S/TDMインターフェースを通じて、汎用デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロフォン、A/Dコンバータ(ADC)、D/Aコンバータ(DAC)、コーデックに直接接続できません。最大4個のパルス密度変調(PDM)デジタル・マイクロフォンに直接接続するためのPDMインターフェースも用意されています。
最後の点として、トランシーバーではA2Bバス給電機能もサポートされています。この機能では、マスタ・ノードが、通信リンクに使用されるのと同じデイジーチェーン・ツイスト・ペア・ワイヤ・ケーブルを介して電圧と電流をスレーブ・ノードに供給します。
機能 | AD2420/ AD2420W |
AD2426/ AD2426W |
AD2427/ AD2427W |
AD2428/ AD2428W |
AD2429/ AD2429W |
マスタに適合 | いいえ | いいえ | いいえ | はい | はい |
検出可能なスレーブ数1 | N/A | N/A | N/A | 最大10 | 最大2 |
機能TRXブロック | Aのみ | Aのみ | A + B | A + B | Bのみ |
I2S/TDMのサポート | いいえ | いいえ | いいえ | はい | はい |
PDMマイクロフォン入力 | マイク2個2 | マイク4個 | マイク4個 | マイク4個 | マイク4個 |
最大ノード間ケーブル長 | 5m | 15m | 15m | 15m | 5m |
1 N/Aは適用なしを意味します。
2 PDMマイクロフォンはDRX0/IO5ピンに接続する必要があります。
アプリケーション
- オーディオ通信リンク
- マイクロフォン・アレイ
- ビームフォーミング
- ハンズフリーおよび車載通信
- アクティブ/ロード・ノイズ・キャンセレーション
- オーディオ/テレビ会議システム
Applications
A2B オーディオ・バス
AD2427W

A2B®(オートモーティブ・オーディオ・バス)には、ノード間が最大15mの長距離マルチチャンネルI2S/TDMリンクが装備されています。双方向同期パルス・コード変調(PCM)データ(デジタル・オーディオなど)、クロック、同期信号を1本のワイヤ・ペアに埋め込みます。A2Bでは、直接ポイントtoポイント接続がサポートされ、様々な場所にある複数のデイジーチェーン・ノードが、時分割マルチプレクサ・チャンネル・コンテンツを提供したり、利用したりできます。
A2Bは、単一マスタ、複数スレーブのシステムであり、ホスト・コントローラにあるトランシーバーがマスタになります。マスタ・トランシーバーは、すべてのスレーブ・ノードのクロック、同期、フレーミングを生成し、設定とリードバックのために制御バス(I2C)経由でプログラマブルです。この制御バスの延長部分がA2Bデータ・ストリームに埋め込まれており、スレーブ・トランシーバー上のレジスタおよびステータス情報への直接アクセスが可能になります。また、I2CおよびI2C間の遠距離通信も可能になります。
トランシーバーは、マルチチャンネルI2S/TDMインターフェースを通じて、汎用デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロフォン、A/Dコンバータ(ADC)、D/Aコンバータ(DAC)、コーデックに直接接続できません。最大4個のPDMデジタル・マイクロフォンに直接接続するためのPDMインターフェースも用意されています。
最後の点として、トランシーバーではA2Bバス給電機能もサポートされています。この機能では、マスタ・ノードが、通信リンクに使用されるのと同じデイジーチェーン・ツイスト・ペア・ワイヤ・ケーブルを介して電圧と電流をスレーブ・ノードに供給するため、バス給電スレーブ・ノードに電源が必要なくなります。
機能 | AD2420(W) | AD2426(W) | AD2427(W) | AD2428(W) | AD2429(W) |
マスタ/スレーブ機能 | スレーブ | スレーブ | スレーブ | 両方 | マスタ |
機能TRXブロック | Aのみ | Aのみ | A + B | A + B | Bのみ |
I2S/TDMのサポート | いいえ | いいえ | いいえ | はい | はい |
PDMマイクロフォン入力 | マイク2個 | マイク4個 | マイク4個 | マイク4個 | マイク4個 |
サポートされるスレーブ数 | N/A | N/A | N/A | 最大10 | 最大2 |
最大ノード間ケーブル長 | 5m | 15m | 15m | 15m | 5m |
Applications
A2B オーディオ・バス
AD2426W

A2B®(オートモーティブ・オーディオ・バス)には、ノード間が最大15mの長距離マルチチャンネルI2S/TDMリンクが装備されています。双方向同期パルス・コード変調(PCM)データ(デジタル・オーディオなど)、クロック、同期信号を1本のワイヤ・ペアに埋め込みます。A2Bでは、直接ポイントtoポイント接続がサポートされ、様々な場所にある複数のデイジーチェーン・ノードが、時分割マルチプレクサ(TDM)チャンネル・コンテンツを提供したり、利用したりできます。
A2Bは、単一マスタ、複数スレーブのシステムであり、ホスト・コントローラにあるトランシーバーがマスタになります。マスタは、すべてのスレーブ・ノードのクロック、同期、フレーミングを生成します。マスタA2Bトランシーバーは、設定とリードバックのために制御ポート(I2C)経由でプログラマブルです。この制御ポートの延長部分がA2Bデータ・ストリームに埋め込まれており、スレーブ・トランシーバー上のレジスタおよびステータス情報への直接アクセスが可能になります。また、I2CおよびI2C間の遠距離通信も可能になります。
トランシーバーは、マルチチャンネルI2S/TDMインターフェースを通じて、汎用デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロフォン、A/Dコンバータ(ADC)、D/Aコンバータ(DAC)、コーデックに直接接続できません。最大4個のパルス密度変調(PDM)デジタル・マイクロフォンに直接接続するためのPDMインターフェースも用意されています。
最後の点として、トランシーバーではA2Bバス給電機能もサポートされています。この機能では、マスタ・ノードが、通信リンクに使用されるのと同じデイジーチェーン・ツイスト・ペア・ワイヤ・ケーブルを介して電圧と電流をスレーブ・ノードに供給します。
機能 | AD2420/ AD2420W |
AD2426/ AD2426W |
AD2427/ AD2427W |
AD2428/ AD2428W |
AD2429/ AD2429W |
マスタに適合 | いいえ | いいえ | いいえ | はい | はい |
検出可能なスレーブ数1 | N/A | N/A | N/A | 最大10 | 最大2 |
機能TRXブロック | Aのみ | Aのみ | A + B | A + B | Bのみ |
I2S/TDMのサポート | いいえ | いいえ | いいえ | はい | はい |
PDMマイクロフォン入力 | マイク2個2 | マイク4個 | マイク4個 | マイク4個 | マイク4個 |
最大ノード間ケーブル長 | 5m | 15m | 15m | 15m | 5m |
1 N/Aは適用なしを意味します。
2 PDMマイクロフォンはDRX0/IO5ピンに接続する必要があります。
アプリケーション
- オーディオ通信リンク
- マイクロフォン・アレイ
- ビームフォーミング
- ハンズフリーおよび車載通信
- アクティブ/ロード・ノイズ・キャンセレーション
- オーディオ/テレビ会議システム
Applications
A2B オーディオ・バス
ADSP-SC573

ADSP-SC57x/2157x プロセッサは、SHARC® ファミリー製品の1つです。ADSP-SC57xプロセッサは、SHARC+®デュアル・コアとARM® Cortex®-A5 コアを基本にしています。ADSP-SC57x/2157x プロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特徴とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)で、単一命令、複数データ(SIMD)採用のSHARCファミリの1つです。これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点プロセッサは高精度オーディオ/浮動小数点のアプリケーションに最適化されており、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入力/出力(I/O)のボトルネックを解消する複数の内部バス、革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を備えております。SHARC+コアに対しキャッシュ機能が強化され、分岐予測が新しく追加されていますが、従来のSHARC製品と命令セットの互換性は保たれています。
この ARM Cortex- A5 と SHARCプロセッサは、業界をリードする一連のシステム・ペリフェラルとメモリを統合しているので、 縮小命令セット・コンピュータ(RISC)に似たプログラマブル性、マルチメディアのサポート、最先端の信号処理を1つのパッケージに収納される事が要求されるアプリケーションのプラットフォームとして最適の選択となっています。これらのアプリケーションは高い浮動小数点性能が要求される車載、業務用オーディオ、産業用のアプリケーションを含む幅広い範囲のマーケットに及びます。
Applications
ADAU1462

ADAU1462/ADAU1466 は、従来の SigmaDSP® デバイスのデジタル信号処理能力をはるかに上回る、車載向けに品質評価済みのオーディオ・プロセッサです。ピンとレジスタについて相互互換で、ADAU1450/ADAU1451/ADAU1452 SigmaDSP プロセッサとも互換性があります。再構成されたハードウェア・アーキテクチャは、効率的なオーディオ処理をするように最適化されています。オーディオ処理アルゴリズムは、ストリーム処理(サンプルごと)、マルチレート処理、およびブロック処理パラダイムのシームレスな組み合わせをサポートします。SigmaStudio™ グラフィカル・プログラミング・ツールによって、直感的で、インタラクティブで、効果的な信号処理フローを作成できます。強化されたデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)コア・アーキテクチャでは、前世代の SigmaDSP で要したよりもはるかに少ない命令で、いくつかのタイプのオーディオ処理アルゴリズムを実行できるため、コード効率が大幅に向上します。
1.2 V、32 ビット DSP コアは最大 294.912 MHz の周波数で動作し、標準サンプル・レート 48 kHz でサンプルあたり最大 6144 の SIMD 命令を実行できます。複数のフラクショナル・インテジャー出力を備えた柔軟なフェーズロック・ループ(PLL)など、パワフルなクロック・ジェネレータ・ハードウェアにより、業界標準のオーディオ・サンプル・レートをすべてサポートします。広い範囲の非標準レートにより、同時に最大 15 のサンプル・レートを生成できます。これらのクロック・ジェネレータとオンボード非同期サンプル・レート・コンバータ(ASRC)、および柔軟なハードウェア・オーディオ・ルーティング・マトリックスにより、ADAU1462/ADAU1466 は複雑なマルチレート・オーディオ・システムの設計を大幅に簡素化する理想的なオーディオ・ハブです。
ADAU1462/ADAU1466 は、多種の A/D コンバータ(ADC)、D/A コンバータ(DAC)、デジタル・オーディオ・デバイス、アンプ、柔軟に設定可能なシリアル・ポートを備えた制御回路、I2C、シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)、Sony/Philips Digital Interconnect Format(S/PDIF)インターフェース、および多目的入出力(I/O)ピンとインターフェースします。
専用デシメーション・フィルタは、最大 4 個の MEMS マイクロフォンのパルス・コード変調(PDM)出力をデコードできます。
独立したスレーブおよびマスター I2C/SPI 制御ポートにより、ADAU1462/ADAU1466 をマイクロコントローラなどの外部マスター・デバイスからプログラムして制御したり、スレーブ・ペリフェラルを ADAU1462/ADAU1466 から直接プログラムして制御することができます。セルフブート機能とマスター制御ポートによって、複雑なスタンドアロン・システムを実現できます。
電力効率のよい DSP コアは、高い計算負荷で実行でき、標準的な条件ではわずか数百ミリワット(mW)しか消費しません。このように消費電力が比較的少なくフットプリントが小さいので、ADAU1462/ADAU1466 は同じ処理負荷でも消費電力が多くなる大きな汎用 DSP の代替製品として理想的です。
アプリケーション
- 車載向けオーディオ処理
- ヘッド・ユニット
- 分布型アンプ
- リア・シート・エンターテイメント・システム
- トランク・アンプ
- 民生向けおよびプロ向けオーディオ処理
Applications
ADSP-SC584

ADSP-SC584プロセッサは新しい高性能、高電力効率、リアルタイム・シリーズの1つで、2個の高度なSHARC+®コアと高度なDSPアクセラレータ(FFT、FIR、IIR)を使用し毎秒最大24ギガ浮動小数点演算を行います。ADSP-SC58xとADSP-2158xのシリーズは消費電力が2ワット以下なので、この新しいプロセッサ・ラインアップは従来のSHARCプロセッサ製品と比べて5倍以上も電力効率が優れています。この利点により、温度管理の点で消費電力を制約しなければならないアプリケーションや、コストおよび信頼性の面で冷却ファンの追加ができないアプリケーションにおいても業界最先端のデジタル信号処理性能を提供します。応用分野としては、自動車、コンシューマおよびプロフェッショナル・オーディオ、多軸モーター制御、エネルギー供給システムなどがあります。
ADSP-SC58x製品は、SHARC+コアおよびDSPアクセラレータに加えてARM® Cortex-A5プロセッサ・コアを搭載しています。Cortex-A5が持つFPUおよびNeon® DSPによって、オーディオ、工業用クローズド・ループ・コントロール、工業用センシング・アプリケーションにおいて追加のリアルタイムタスク処理や、タイム・クリティカルなデータを扱うペリフェラルの制御を行なうことができます。ADSP-SC58xのインターフェースには、Gigabit Ethernet、高速USB、およびその他の柔軟で、かつシステム設計をシンプルにする多様な接続オプションがあります。
ADSP-2158xファミリーは主にDSPをコプロセッサとして必要とするアプリケーション向けに設計されており、2個のSHARC+コアとDSPコアに適合したペリフェラル・セットを内蔵しています。
コード互換性のある新しい高度なSHARC+コアはクロックレートと電力効率について改善されており、命令/データ・キャッシュ・オプション、ネイティブ倍精度の浮動小数点サポート、多数の他の新しい命令を追加しています。ADSP-SC58x/2158xファミリーは低消費電力用に設計され、低リークCMOSプロセスを採用しているので、105°C環境を念頭において500 MHzを実現し、将来より高性能で実施するためのロードマップを提供します。1.8 Mbytes以上の高速オンチップSRAMとDDR3/2/LPインターフェースは効率的なリアルタイム性能に役に立ち、メモリ・サブシステムは同時データ転送に主な強化機能となる高度なDMAエンジンを含んでいます。
高まる産業界のセキュリティに対する関心のソフトウェアIP保護に対しては、ARM® TrustZone®セキュリティや暗号化ハードウェア・アクセラレータを搭載しています。データの信頼性確保が必須の条件となっているアプリケーションには、メモリ・パリティおよびエラー訂正ハードウェアが、データの完全性を高めます。新しいADSP-SC58xおよびADSP-2158xシリーズは全体の機能が集積化されており、低消費電力なので、今日の複雑なアプリケーションに対して、BOM(部品材料)コストおよび基板面積を大幅に節減し、設計を簡素化し、市場投入時間を短縮します。
ADSP-SC58x/2158xはADIの受賞技術であるCrossCore® Embedded Studio開発ツール・スイートによってサポートされております。この統合開発環境は、システム設計を最適化し、市場投入までの時間短縮に貢献するインタラクティブかつリアルタイムな開発ツールを設計者に提供します。
アナログ・デバイセズはCrossCore Embedded Studio用のLinux Add-In(BuildrootをベースとするカスタムLinuxボード支援パッケージ)も提供します。このLinux Add-Inによってembedded Linux向けに用意されARM Cortex-A5コア上で動作する通信スタックやアプリケーション・パケッジの利用にご興味をいただけるようになります。Linuxの供給目標は2015年9月ですが、ご要求の際には、analog.com/srfのsoftware request formを完成し、追加コメント欄に「Linux SC58x Support」と特定してください。
対応するADSP-SC584 EZ-KIT-Lite開発用ボードおよびICE-1000/2000エミュレータは先進的なアプリケーションの創造、テスト、およびデバッグを容易にします。エミュレータはCrossCore Embedded Studioとともに動作し、ARM社のCoreSight™を使用したJTAG準拠のすべてのアナログ・デバイセズプロセッサに対して最高水準のサポートを提供します。
Applications
ADSP-21584

ADSP-21584プロセッサは新しい高性能、高電力効率、リアルタイム・シリーズの1つで、2個の高度なSHARC+®コアと高度なDSPアクセラレータ(FFT、FIR、IIR)を使用し毎秒24ギガ以上の浮動小数点演算を行います。ADSP-SC58xとADSP-2158xのシリーズの消費電力は2ワット以下なので、この新しいプロセッサ・ラインアップは従来のSHARCプロセッサ製品と比べて5倍以上も電力効率が優れています。この利点により、温度管理の点で消費電力を制約しなければならないアプリケーションや、コストおよび信頼性の面で冷却ファンの追加ができないアプリケーションにおいても業界最先端のデジタル信号処理性能を提供します。応用分野としては、自動車、コンシューマおよびプロフェッショナル・オーディオ、多軸モーター制御、エネルギー供給システムなどがあります。
ADSP-2158xファミリーは主にDSPをコプロセッサとして必要とするアプリケーション向けに設計されており、2個のSHARC+コアとDSPコアに適合したペリフェラル・セットを内蔵しています。
コード互換性のある新しい高度なSHARC+コアはクロックレートと電力効率について改善されており、命令/データ・キャッシュ・オプション、ネイティブ倍精度の浮動小数点サポート、多数の他の新しい命令を追加しています。ADSP-SC58x/2158xファミリーは低消費電力用に設計され、低リークCMOSプロセスを採用しているので、105°C環境を念頭において500 MHzを実現し、将来より高性能で実施するためのロードマップを提供します。1.5 Mbytes以上の高速オンチップSRAMとDDR3/2/LPインターフェースは効率的なリアルタイム性能に役に立ち、メモリ・サブシステムは同時データ転送に主な強化機能となる高度なDMAエンジンを含んでいます。
高まる産業界のセキュリティに対する関心のソフトウェアIP保護に対しては、ARM® TrustZone®セキュリティや暗号化ハードウェア・アクセラレータを搭載しています。データの信頼性確保が必須の条件となっているアプリケーションには、メモリ・パリティおよびエラー訂正ハードウェアが、データの完全性を高めます。新しいADSP-SC58xおよびADSP-2158xシリーズは全体の機能が集積化されており、低消費電力なので、今日の複雑なアプリケーションに対して、BOM(部品材料)コストおよび基板面積を大幅に節減し、設計を簡素化し、市場投入時間を短縮します。
ADSP-SC58x/2158xはADIの受賞技術であるCrossCore® Embedded Studio開発ツール・スイートによってサポートされております。この統合開発環境は、システム設計を最適化し、市場投入までの時間短縮に貢献するインタラクティブかつリアルタイムな開発ツールを設計者に提供します。
加えて、ADIとミクリアム社は、SHARC+コア上で動作するµC/OS-II®およびµC/OS-III®といったリアルタイムカーネルを共同で提供しています。
対応するADSP-SC584 EZ-KIT-Lite開発用ボードおよびICE-1000/2000エミュレータは先進的なアプリケーションの創造、テスト、およびデバッグを容易にします。エミュレータはCrossCore Embedded Studioとともに動作し、ARM社のCoreSight™を使用したJTAG準拠のすべてのアナログ・デバイセズプロセッサに対して最高水準のサポートを提供します。
Applications
ADSP-21573

ADSP-SC57x/2157x プロセッサは、SHARC® ファミリ製品の1つです。ADSP-SC57x プロセッサは、SHARC+®デュアル・コアとARM® Cortex®-A5 コアを基本にしています。ADSP-SC57x/2157x プロセッサは、アナログ・デバイセズのスーパー・ハーバード・アーキテクチャを特徴とするデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)で、単一命令、複数データ(SIMD)採用のSHARCファミリの1つです。
これらの32ビット/40ビット/64ビット浮動小数点プロセッサは高精度オーディオ/浮動小数点のアプリケーションに最適化されており、大容量オンチップ・スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、入力/出力(I/O)のボトルネックを解消する複数の内部バス、革新的なデジタル・オーディオ・インターフェース(DAI)を備えております。SHARC+コアに対しキャッシュ機能が強化され、分岐予測が新しく追加されていますが、従来のSHARC製品と命令セットの互換性は保たれています。
この ARM Cortex- A5 と SHARCプロセッサは、業界をリードする一連のシステム・ペリフェラルとメモリを統合しているので、 縮小命令セット・コンピュータ(RISC)に似たプログラマブル性、マルチメディアのサポート、最先端の信号処理を1つのパッケージに収納される事が要求されるアプリケーションのプラットフォームとして最適の選択となっています。これらのアプリケーションは高い浮動小数点性能が要求される車載、業務用オーディオ、産業用のアプリケーションを含む幅広い範囲のマーケットに及びます。
Applications
シグナル・チェーン
(2)
シグナル・チェーン

Software
SigmaStudio®

SigmaStudio™グラフィック開発ツールは、プログラミング、開発、チューニングを行う、SigmaDSP®およびSHARC®オーディオ・プロセッサとA2B®トランシーバー向けソフトウェアです。使い慣れたオーディオ処理ブロックを回路図どおりに配線可能で、コンパイラがパラメータの設定や調整用のDSP対応コードと制御面を生成します。このツールを使用すれば、DSPコードを書いた経験のない技術者でも容易にDSPを設計に実装でき、また経験豊富なDSP技術者の要求に応える十分な性能を備えています。SigmaStudioはアナログ・デバイセズの評価用ボードと製品設計の両方にリンクしており、インサーキットでICをリアルタイムで制御するためのフル機能が搭載されています。
SigmaStudioには、基本的な低レベルDSP機能と制御ブロックに加え、アルゴリズムの拡張ライブラリがあり、フィルタリング、ミキシング、ダイナミック・プロセッシングなどのオーディオ処理を実行できます。標準ライブラリには、Enhanced Stereo Capture(強化型ステレオ・キャプチャ)や風切り音検知などの録音側の高度な処理アルゴリズムが含まれています。SigmaStudioのドラッグ・アンド・ドロップ・ライブラリには、アナログ・デバイセズやサード・パーティのプラグイン・アルゴリズムを追加できます。
SigmaStudioは、DSP信号フローをグラフィカルに開発できる他、製品のコンセプトから発売までの設計サイクルを加速する機能も備えています。SigmaStudioには、コントロール・レジスタの設定、フィルタ係数の表の計算、フィルタのサイズと位相応答の可視化、Cヘッダ・ファイルの生成、一連の制御のシーケンス化などを直感的に行うツールが用意されており、SigmaStudioからお使いのマイクロコントローラのシステム実装へ容易に移行可能です。
対象となる製品
AD2429W
A2Bマスタ4xPDM XCVR( I2S/TDM付き)
AD2429
A2Bマスタ4xPDM XCVR( I2S/TDM付き)
AD2428W
A2Bマスタ/スレーブ4xPDM XCVR(I2S/TDM付き)
AD2428
A2Bマスタ/スレーブ4xPDM XCVR(I2S/TDM付き)
AD2427W
A2Bミッド・ライン・スレーブ4xPDM XCVR
AD2427
A2Bミッド・ライン・スレーブ4xPDM XCVR
AD2426W
A2Bラスト・イン・ライン・スレーブ4xPDM XCVR
AD2426
A2Bラスト・イン・ライン・スレーブ4xPDM XCVR
AD2420W
A2Bラスト・イン・ライン・スレーブ2xPDM XCVR
AD2420
A2Bラスト・イン・ライン・スレーブ2xPDM XCVR
ADAU7118
8チャンネル、PDM/I2S/TDMコンバータ
ADSP-SC589
デュアル・コアSHARC+とARM Cortex-A5 SOC、デュアルDDR、2xイーサネット、2xUSB、PCIe、529ボールcspBGA
ADSP-SC587
デュアル・コアSHARC+とARM Cortex-A5 SOC、デュアルDDR、2xイーサネット、2xUSB、SDIO、529ボールcspBGA
ADSP-SC584
デュアル・コアSHARC+とArm Cortex-A5 SOC、DDR、イーサネット、USB、349ボールcspBGA
ADSP-SC582
シングル・コアSHARC+とARM Cortex-A5 SOC、DDR、イーサネット、USB、349ボールcspBGA
ADSP-21587
デュアル・コア SHARC+ DSP、デュアルDDR、529ボールcspBGA
ADSP-21584
デュアル・コア SHARC+ DSP、DDR、349ボールcspBGA
ADSP-21583
デュアル・コア SHARC+ DSP、DDR、349ボールcspBGA
ADSP-21477
第4世代DSP、高性能
ADSP-21467
高性能な第4世代DSP
ADSP-21479
高性能な第4世代DSP
ADSP-21478
高性能な第4世代DSP
ADSP-21489
高性能第4世代DSP
ADSP-21488
高性能第4世代DSP
ADSP-21487
高性能第4世代DSP
ADSP-21486
高性能第4世代DSP
ADSP-21483
高性能第4世代DSP
ADSP-21469
高性能な第4世代DSP
ADSP-21375
32ビット浮動小数点 高性能SHARCプロセッサ
ADSP-21371
32ビット浮動小数点 高性能SHARCプロセッサ 自動車用オーディオ向け
ADSP-21369
32ビット/40ビット浮動小数点 高性能SHARCプロセッサ
ADSP-21368
High-Performance 32-bit Floating-Point SHARC Processor for Professional Audio Applications
ADSP-21367
高性能32ビット浮動小数点SHARC プロセッサ、ホーム・シアター用
ADSP-21366
高性能32ビット浮動小数点高性能プロセッサ、SHARCプロセッサ、ホーム・シアター向け
ADSP-21365
高性能32ビット浮動小数点SHARC プロセッサ、車載オーディオ用
ADSP-21364
32ビット浮動小数点、高性能SHARCプロセッサ、プロ用オーディオ向け
ADSP-21363
SHARC、32ビット浮動小数点、汎用、高性能プロセッサ
ADSP-21362
High Performance 32-Bit Floating-Point SHARC Processor for Automotive Audio
ADSP-21261
SHARC、150MHz、32ビット浮動小数点、エントリー・モデル向け
ADSP-21266
SHARC、32ビット浮動小数点、ホーム・シアター向け、高性能プロセッサ
ADSP-21262
第3世代低価格32ビット浮動小数点SHARC DSP
ADSP-SC570
シングルコア SHARC+(384 KB L1 付き)、arm® Cortex-A5、1 MB 共有 L2、10/100 イーサネット、176-LQFP
ADSP-SC573
デュアル・コア SHARC+(768 KB L1 付き)、ARM Cortex-A5、1 MB 共有 L2、DDR、ギガビット・イーサネット、USB、SDIO、400 cspBGA
ADSP-SC572
シングルコア SHARC+(384 KB L1 付き)、ARM Cortex-A5、1 MB 共有 L2、DDR、ギガビット・イーサネット、USB、SDIO、400 cspBGA
ADSP-SC571
デュアルコア SHARC+(768KB L1 付き)、arm® Cortex-A5、1MB 共有 L2、10/100 イーサネット、176-LQFP
ADSP-21573
デュアル・コア SHARC+ DSP(768 KB L1 付き)、1 MB 共有 L2、DDR、400 cspBGA
ADSP-21571
デュアルコア SHARC+ DSP(768 KB L1 付き)、1 MB 共有 L2、176-LQFP
AD1940
SigmaDSP™、オーディオ信号プロセッサ、マルチチャンネル、28ビット
AD1941
SigmaDSP™、オーディオ信号プロセッサ、マルチチャンネル、28ビット
ADAU1401
SigmaDSP® 28/56ビット・オーディオ・プロセッサ、2個のADCと4個のDAC内蔵
ADAU1701
2個のADCと4個のDAC内蔵、SigmaDSP® 28/56ビット・オーディオ・プロセッサ
※英文データシート(Rev.B)に対する正誤表があります
ADAU1702
2個のADCと4個のDAC内蔵、SigmaDSP® 28/56ビット・オーディオ・プロセッサ
ADAU1442
デジタル・オーディオ・プロセッサー、SigmaDSP®、柔軟なオーディオ・ルーティン・マトリクス
ADAU1445
デジタル・オーディオ・プロセッサ、SigmaDSP®、柔軟なオーディオ・ルーティング・マトリクス
ADAU1446
デジタル・オーディオ・プロセッサ、SigmaDSP®、柔軟なオーディオ・ルーティング・マトリクス
ADAU1761
オーディオ・コーデック、SigmaDSP®、ステレオ、低消費、96kHz、24ビット、PLL内蔵
ADAU1781
ステレオ・オーディオ・コーデック、SigmaDSP®、低ノイズ、ポータブル・アプリケーション向け
ADAU1361
オーディオ・コーデック、ステレオ、低消費、96kHz、24ビット、PLL内蔵
ADAU1961
オーディオ・コーデック、車載ステレオ用、低消費、96kHz、24ビット、PLL内蔵
ADAU1373
オーディオ・コーデック、低消費電力、スピーカー / ヘッドフォン・アンプ内蔵
ADAU1467
Sigma DSP, デジタル・オーディオ・プロセッサ, 拡張内蔵メモリおよび I/O 機能搭載
ADAU1466
SigmaDSP コンパクト・デジタル・オーディオ・プロセッサ、拡張内蔵メモリ搭載
ADAU1463
Sigma DSP、I2S の柔軟性を強化したデジタル・オーディオ・プロセッサ
ADAU1462
SigmaDSP コンパクト・デジタル・オーディオ・プロセッサ
ADAU1461
オーディオ・コーデック、SigmaDSP®、ステレオ、低消費、96kHz、24ビット、PLL内蔵
ADAU1772
4 ADC、2 DAC の低消費電力コーデック、オーディオ・プロセッサ付き
ADAU1450
デジタル・オーディオ・プロセッサ、SigmaDSP
ADAU1451
デジタル・オーディオ・プロセッサ、SigmaDSP
ADAU1452
デジタル・オーディオ・プロセッサ、SigmaDSP
SSM2518
デジタル入力ステレオ、2 W、クラス D オーディオ・パワー・アンプ
ADAV4601
オーディオ・プロセッサ、アドバンスドTV用
AD1938
コーデック、24ビット、192kHz、 4個のADC / 8個のDACを内蔵、PLL、シングルエンド出力、SPI制御ポート
AD1939
コーデック、24ビット、192kHz、 4個のADC / 8個のDACを内蔵、PLL、SPI制御ポート
ADAU1777
低消費電力コーデック、ADC4個/DAC2個内蔵、オーディオ・プロセッサ付き
Applications
最新情報
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Technical Articles Page
長期的な観点からのコスト削減――同一のコンポーネントを使用し、正出力/負出力のDC/DCコンバータを実現する
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Design Notes Page
先進的な電源の設計を容易にするLTC7803