ADSP-21486
製造中高性能第4世代DSP
製品の詳細
- 400MHzコア・クロック速度
- 5Mビットの内蔵RAM
- 対象のDolbyおよびDTSライセンスでのみ使用可能な業界標準オーディオ・デコードおよび後処理アルゴリズムが組み込まれた4Mビットの内蔵ROM
- FIR、IIR、およびFFTアクセラレータ
- S/P DIF Tx/Rx、8チャンネル非同期サンプル・レート・コンバータなどのペリフェラルに対するユーザ定義可能なアクセスを可能にするデジタル・アプリケーション・インターフェース(DAI)
- スキャッタ/ギャザDMA、遅延ラインDMAなどの十分に強化されたDMA
- I2S、左詰めサンプル・ペア、DSPシリアルおよびTDMモードをサポートする8個のシリアル・ポート(SPORT)
- マスタおよびスレーブ・モードをサポートする2個のSPI互換ポート
- UARTおよび2線式インターフェース
- 16パルス幅変調(PWM)チャンネル
- 3個のフル機能タイマ
- 176 ld LQFP EPADおよび100 ld LQFP EPADパッケージ
- 商業用温度範囲
第4世代のSHARC®プロセッサには、ADSP-21486、ADSP-21487、ADSP-21489が追加され、パフォーマンスの向上、ハードウェア・ベースのフィルタ・アクセラレータ、オーディオおよびアプリケーションに焦点を当てたペリフェラル、新しいメモリ構成が実現しています。この結果、最新のサラウンド・サウンド・デコーダ・アルゴリズムがサポートされています。すべてのデバイスは、互いにピン互換であり、以前のすべてのSHARCプロセッサと完全にコード互換です。第4世代SHARCプロセッサ・ファミリのこの最も新しいメンバは、単一命令の複数データ(SIMD)コアをベースとしており、32ビット固定小数点および32/40ビット浮動小数点演算形式がどちらもサポートされるため、高性能なオーディオ・アプリケーションに特に適しています。
ADSP-21486は、第4世代SHARCプロセッサ・ファミリ内のLQFPパッケージで最高性能の–400MHz/2400 MFLOP–を実現します。このレベルの性能のため、ADSP-21486は特にコンスーマ・オーディオ・セグメントへの対応に最適です。高性能なコアに加えて、ADSP-21486には追加の処理ブロック(FIR、IIR、およびFFTアクセラレータ)も含まれているため、システム全体の性能が向上します。これは、可変命令セット・アーキテクチャ(VISA)と呼ばれる新機能であり、コード・サイズを20%~30%小さくし、使用可能なメモリ・サイズを大きくすることができます。ADSP-21486は、外部DRAMメモリ・コンポーネントを追加する必要がないアプリケーションに最適です。
第4世代SHARCプロセッサは、ハードウェア設計を簡略化して設計のリスクを最小限に抑え、最終的に市場投入までの時間を短縮することを目的とした、アプリケーション固有のペリフェラルとも統合されています。同じグループにまとめられた全体的な名称のデジタル・アプリケーション・インターフェース(DAI)は、互いに接続したり、ソフトウェアによってプログラミング可能な信号ルーティング・ユニット(SRU)を通じて外部ピンに接続したりできます。SRUは、DAIブロック間で完全かつ柔軟なルーティングを可能にする革新的なアーキテクチャ機能です。SRU経由で接続されるペリフェラルには、シリアル・ポート、IDP、S/PDIF Tx/Rx、8チャンネル非同期サンプル・レート・コンバータ・ブロックが含まれますが、これに限定されません。第4世代SHARCがあれば、シリアル・ポートからのデータをDMAコントローラにより外部メモリに直接転送できます。SPI、UART、2線式インターフェースなどの他のペリフェラルは、デジタル・ペリフェラル・インターフェース(DPI)を通じてルーティングされます。
ドキュメント
データシート 2
アプリケーション・ノート 32
プロセッサ・マニュアル 3
ソフトウェア・マニュアル 9
エミュレータ・マニュアル 3
集積回路異常 1
ビデオ 2
これは最新改訂バージョンのデータシートです。