ADAU1450
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ADAU1450

デジタル・オーディオ・プロセッサ、SigmaDSP

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製品モデル 2
1Ku当たりの価格 最低価格:$5.41
特長
  • 車載アプリケーション用に認定
  • 強化されたサウンド・プロセッシングのための完全にプログラマブルなオーディオDSP
  • カスタム信号フローの開発のための独自のグラフィカルなプログラミング・ツールSigmaStudio
  • 最大294.912MHzの1.2V、32ビットSigmaDSPコア
    - 最大6144のSIMD命令 / サンプル@48kHz
    - 最大40kワードのパラメータ用 / データ用RAM
    - 最大800msのデジタル・オーディオ遅延プール@48kHz
  • オーディオI/Oとルーティング
    - 4シリアル入力ポート、4シリアル出力ポート
    - サンプル・レート最大192kHzの48チャンネル、32ビット・デジタルI/O
    - TDM、I2S、左詰、右詰フォーマットとPCMに対応した柔軟な構成
    - 最大8個のステレオASRC(サンプル・レート比1:8~7.75:1、ダイナミックレンジ139dB)
    - ステレオS/PDIF入出力
    - 4個のPDMマイクロフォン入力チャンネル
    - マルチチャンネルのバイト・アドレッシング可能なTDMシリアル・ポート
  • 水晶発振器でマスタ・クロックを生成するクロック・オシレータ
  • インテジャーPLLおよび柔軟なクロック・ジェネレータ
  • ダイ温度センサー内蔵
製品概要
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ADAU1452 / ADAU1451 / ADAU1450は車載用に認定されたオーディオ・プロセッサで、初期のSigmaDSP®製品のデジタル信号処理能力をはるかに超えています。再構築されたハードウェアのアーキテクチャは、効率的なオーディオ信号処理に最適化されています。オーディオ・プロセッシングのアルゴリズムはサンプルごとのあるいはブロックごとのパラダイムで実現され、両方共グラフィカル・プログラミング・ツール、SigmaStudio™を使って作成された信号処理フローで同時に実行できます。再構築されたデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)コアのアーキテクチャはオーディオ・プロセシング・アルゴリズムの一部のタイプを従来のシグマDSP世代で要求されたよりはるかに少ない命令を使用して実行することができ、コード効率を大幅に改善します。

1.2V、32ビットDSPコアは最大294.912MHzの周波数で動作し、標準サンプル・レート48kHzで1サンプルあたり最大6144の命令を実行できます。しかし業界標準レートに加え、広範囲のサンプル・レートが可能です。インテジャーPLLと柔軟なクロック・ジェネレータのハードウェアにより同時に最大15のオーディオ・サンプル・レートを生成することができます。これらのクロック・ジェネレータを内蔵の非同期サンプル・レート・コンバータ(ASRC)と柔軟なハードウェア・オーディオ・ルーティング・マトリクスと組み合わせることで、ADAU1452 / ADAU1451 / ADAU1450は、複雑なマルチレート・オーディオ・システムの設計を大幅に簡素化する理想的なオーディオ・ハブになっています。

ADAU1452 / ADAU1451 / ADAU1450には様々に設定可能なシリアル・ポートのS/PDIFインターフェース(ADAU1452とADAU1451)や多目的入力 / 出力ピンが含まれているので高範囲のADC、DAC、デジタル・オーディオ・デバイス、アンプ、制御回路とインターフェースができます。これらの製品はパルス密度変調(PDM)出力の微小電気機械システム(MEMS)マイクロフォンとも直接インターフェースすることができますが、それはこの目的のために特別に設計された内蔵デシメーション・フィルタがあるからです。

ADAU1452 / ADAU1451 / ADAU1450には独立したスレーブとマスターのI2C / シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)コントロール・ポートがあるので、外部のマスター・デバイスによってプログラムされたり、設定されるだけではなく、外部のスレーブ・デバイスを直接プログラムしたり設定できるマスターとしても動作します。この柔軟性と自動ブート機能により、動作するための外部入力は全く必要としないスタンドアロン・システムの設計を可能にします。

高電力効率のDSPコアはフルにプログラムを実行しても消費する電力はわずかに数百ミリワット(mW)ですが、たとえ100℃を超えるワーストケース温度でも1W以下の消費電力で最大のプログラム負荷で動作する事ができます。このようにADAU1452 / ADAU1451 / ADAU1450は相対的に消費電力が低く、フットプリントが小さいので同じ処理負荷でもより多くの電力を消費する大規模な汎用DSPの理想的な置換えになります。

ADAU1452とADAU1451とADAU1450の違い

この3種類の製品はメモリ、DSPコアの周波数、S/PDIFインターフェースの有無、ASRC構成によって区別します。

ADAU1450はS/PDIFレシーバ又はトランスミッタを内蔵していないので、SPDIFINピンとSPDIFOUTピンは無機能です。又、ADAU1450のS/PDIF入力又は出力に関連するレジスタの設定はデバイスの動作に何も影響しません。

同様に、ADAU1450はASRCを内蔵していないので、ADAU1450のASRCに関連するレジスタの設定はデバイスの動作に何も影響しません。

アプリケーション
  • 自動車用オーディオ・プロッセシング
    ヘッド・ユニット
    ナビゲーション・システム
    後部座席エンターテイメント・システム
    DSPアンプ(サウンド・システム・アンプ)
  • 民生用と業務用オーディオ・プロセッシング
  • 民生用オーディオ・プロセッシング

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本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.G)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

ドキュメント

アナログ・デバイセズは、最高レベルの品質と信頼性を満たす製品を供給することを常に最重要視しています。これを実現するため、製品、プロセス設計、更には製造プロセスに対しあらゆる観点から品質と信頼性のチェックを行っています。アナログ・デバイセズでは出荷製品に対する「ゼロ・ディフェクト」を常に目指しています。詳細については、アナログ・デバイセズの品質および信頼性プログラム、認証のページを参照してください。
製品モデル ピン/パッケージ図 資料 CADシンボル、フットプリント、および3Dモデル
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ソフトウェアおよび製品のエコシステム

評価用キット 1

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EVAL-ADAU1452RevBZ

ADAU1452/ADAU1451/ADAU1450評価用ボード

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EVAL-ADAU1452RevBZ

ADAU1452/ADAU1451/ADAU1450評価用ボード

ADAU1452/ADAU1451/ADAU1450評価用ボード

機能と利点

  • 4つのアナログ入力と8つのアナログ出力を備えたオンボードAD1938コーデック
  • ステレオS/PDIF入出力
  • セルフブートEEPROMメモリ

製品の詳細

このユーザ・ガイドでは、EVAL-ADAU1452REVBZ評価用ボードの設計、セットアップ、動作について説明します。このボードは、ADAU1452およびADAU1462 SigmaDSP®プロセッサ用のソフトウェアを評価および開発します。ADAU1452とADAU1462は機能的に同一ですが、ADAU1462はより多くのプログラムとデータ・メモリを備えています。ソフトウェアでこのコンポーネントを選択すると、コンパイラに指示してADAU1462にマッチするようにメモリ割り当て量を制限します。

このユーザー・ガイドに記載のこれ以外の手順と説明は、ADAU1462とADAU1452の両方に適用できます。

EVAL-ADAU1452REVBZ評価用ボードは、ADAU1452のデジタル・シリアル・オーディオ・ポート、および一部の汎用入出力(GPIO)にアクセスできます。アナログ入出力は、評価用キットに含まれているAD1938コーデックで提供します。

ADAU1452コアは、アナログ・デバイセズのSigmaStudio®ソフトウェアを使用してプログラムされ、ユニバーサル・シリアル・バス・インターフェース(USBi)を介して評価用ボードに接続します。オンボードEEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)はセルフブート・モードに設定できます。

評価用ボードは6V DC電源で稼働し、ボードの必要電圧に調節されます。プリント基板(PCB)は4層設計で、内層にグラウンド・プレーンと電源プレーンを配置しています。評価用ボードには、外部アナログ入出力用のコネクタと、Sony/Philips Digital Interface(S/PDIF)光学インターフェースを備えています。内蔵の発振器回路とオンボードの12.288MHzパッシブ水晶発振器(Y1)が、マスタ・クロックを提供します。

詳細については、ADAU1452およびAD1938のデータシートを参照してください。EVAL-ADAU1452REVBZ評価用ボードを使用する際は、データシートと併せてこのユーザ・ガイドを参照してください。

ツールおよびシミュレーション 2

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