キャビン・エクスペリエンスと車載インフォテインメント

車載インフォテインメント・システムは、コンスーマの希望と期待を原動力とした10年を超える継続的な進歩を基に、没入型のキャビン・エクスペリエンスを提供できるようになりました。同乗者のエンタテインメント、車両および環境情報のディスプレイ、ナビゲーション・システム、ワイヤレス・コネクティビティなどのインキャビン機能が、車においてエレクトロニクスが急速に普及する原動力となってきました。
アナログ・デバイセズは、これらの一般に普及しているオートモーティブ・システムの性能を大きく向上させる、幅広い革新的キャビン・エクスペリエンスおよびインフォテインメント・ソリューションを提供しています。アナログ・デバイセズの技術ポートフォリオには、パワー・マネージメントIC、高性能および高集積DSP、GMSL、オーディオ・コンバータおよびビデオ・コンバータ、センシングおよびコネクティビティ製品、および、インフォテインメント、ディスプレイ、安全関連システムを可能にするアプリケーション固有ソフトウェアなどがあります。
主なアプリケーションには以下のようなものがあります。
- 車載ディスプレイ
- 車からクラウドへの通信
- カー・オーディオおよび音響センシング、再生、処理、分配
- 車が与える同乗者エクスペリエンスのマネージメント
キャビン・エクスペリエンスと車載インフォテインメントのためのオートモーティブ電力ソリューション
オートモーティブ・アプリケーション向けのエレクトロニクス・システムを設計するには、多くの課題があります。例えば、スペースが極めて制限されている、動作温度範囲は広くなくてはならない、ノイズは最小限に抑える必要がある、バッテリの変動に対する耐性が必要、品質レベルは高くなくてはならない、などです。集積度が向上しているため、電力効率の高いICの必要性も生じます。
アナログ・デバイセズのオートモーティブ・パワー・マネージメント製品には、小さなフォーム・ファクタ、高効率、低ノイズ/EMIといった特長を備え、高電圧システムでの安全な動作を実現する、マイクロパワー・モノリシック降圧ソリューションがあります。これらのICは、オートモーティブの電力システムが過酷なロード・ダンプやコールドクランク状態に耐える助けとなります。
アナログ・デバイセズの製品戦略
高性能
高効率、低IQ、低EMI
ADAS向けASILソリューション
信頼できるパートナーおよび連携の定義
スケーラブルな高電力密度
小型ソリューション・サイズおよびBOM最適化
より低いシステムBOMコスト
キャビン・エクスペリエンスおよび車載インフォテインメント・アプリケーション向けの、オートモーティブSerDesソリューション、GMSL
アナログ・デバイセズのGigabit Multimedia Serial Link™(GMSL)シリアライザおよびデシリアライザ(SerDes)は、高分解能ビデオやオーディオ、および単一のSTPまたは同軸ケーブルを介した制御を同時に提供できます。GMSLインフォテインメント・ディスプレイICは、オートモーティブ・インターコネクト向けのすべてのビデオ・インターフェースにわたる完全な柔軟性、機能安全および暗号化機能の強化、およびEMC/EMI性能を実現しながら、車の全寿命にわたり、ケーブルの経時変化や温度変化に対する自動補償を可能にします。

オートモーティブの始動/停止システムにおけるインフォテインメント・デバイスへの給電
最大5Vが必要、あるいは5Vを超えることもある、オンボード・インフォテインメントおよびナビゲーション・システムへの給電に関しては、注意が必要です。これらのシステムは、エンジンの再始動時に車載バッテリの電圧が5V未満に低下した場合、リセットできます。


車載インフォテインメントおよびコネクティビティ・ネットワーキング
焦点を置いているのは、マルチゾーン・インフォテインメント・システムで、これは、スマートフォンの統合、およびAutomotive Pixel Link(APIX)を使用した高精細コンテンツの車内分配を可能にするものです。テレビ会議やスマートフォンとの接続性が示されています。

車載インフォテインメントのビデオ・ソリューション
このビデオは、動画再生のためのコンポジット・ビデオまたはデジタル・ビデオに対応したビデオ・インフォテインメント・システムに焦点を置いています。アナログ・デバイセズのインフォテインメント・システムには、衝突回避のための後方カメラも統合されています。
Analog Dialogue
車載対応のUSB Type-C向け電源ソリューション
45W/2MHzの昇降圧コントローラによって1インチ四方で実現
USB Type-Cは、大きな電力に対応可能なUSBのペリフェラル・バス規格です。比較的新しい規格であり、コンピュータ機器や携帯型電子機器で使用されています。
次世代高機能BUSで車載ハーネスの低コスト化を実現
2020年7月に行ったオンライン・セミナーのアーカイブビデオです。
日進月歩で進化を遂げる車載エレクトロニクスが抱える問題をどう解決するか。多くのヒントをこのセミナービデオで手に入れることができます。増え続けるハーネス問題をどう解決するか、そのヒントをアナログ・デバイセズの次世代高機能BUSを使った事例で紹介します。
ご質問はアナログ・テック・サポート・フォームからお問合せください。
※無料の会員サービスmyAnalogへの登録が必要です。
最新情報
技術記事
-
車載LEDドライバの電力変換トポロジ、用途に応じた最適な選択を行うには?
アナログ・ダイアログ
-
5GとDSRCの連携により、 自動運転車向けのV2Xを構築する
Thought Leadership
-
C2Bにより、 高いコスト効率で車載カメラを接続する
Thought Leadership
- 車載ADAS用のより良い高電流スイッチング電源を設計する方法
-
「ねぇ、ぼくの電源コードはどこ?」
アナログ・ダイアログ
アプリケーション・ノート
記事
ビデオ
- アナログ・デバイセズのSilent Switcher技術
- アナログ・デバイセズの新しいE2B 10BASE-T1S技術
-
Financial Times: The Human-Centric Future Of Automotive
Signals+
-
FINANCIAL TIMES:未来のデジタル化された車室内
Signals+
-
Financial Times: The Future of the Car 2021
Signals+