高効率の双方向セル・バランサにより直列に接続されたバッテリ・スタックの容量と寿命を最大化

電気自動車、バックアップ電源システムなどの幅広いエネルギー貯蔵アプリケーションでは、一般に直列接続された大きなバッテリ・ストリングが使用されています。このようなバッテリ・スタックの寿命を最大化して安全に使用できるように保証するには、各セルの充電状態(SoC)を正確に測定してバランスをとる必要があります。パッシブに、つまり電力を消費してバランスをとることにより、温度勾配やバッテリ・パック内のセル間のインピーダンス差によるSoCのばらつきを補正することが可能です。ただし、パッシブ・バランシングによってセルの経年劣化に起因する容量差を補償することはできません。セルの経年劣化はすべてのセルで生じ、SoCのばらつきを発生させる同じ要因でも異なる速度で発生します。容量の補償を行わないと、バッテリの動作時間はスタック内で最も小さい容量のセルによって制限されてしまいます。 LTC3300のようなアクティブ・バランサは、SoCの不均衡の補正のほか、セル間の容量差の補償を行うこともできます。LTC3300は、容量にばらつきのあるセルから電荷を効率的に再分配することにより、バッテリ・スタックの使用可能な容量を最大限に高めます。LTC3300は、直列接続されたバッテリの大電流で高効率の双方向セル・バランシングを実現します。各デバイスは最大6個の直列セルを同時に充放電できます。スタック数に上限はありません。バランサ間の通信は高ノイズ・マージンのSPIバスを介して行われ、安全上の様々な機能により、高信頼性、高効率、大電流のアクティブ・バランシングが保証されます。