AD9958

新規設計に推奨

DDS、500MSPS、10ビットDAC内蔵、2チャンネル

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • 2チャンネルの同期DDS@500MSPS
  • 各チャンネルで独立した周波数/位相/振幅の制御
  • 周波数/位相/振幅の変化に対するレイテンシのマッチング
  • 優れたチャンネル間アイソレーション: >72dB
  • 周波数/位相/振幅のリニアスイープ機能
  • 最大16レベルの周波数/位相/振幅変調(ピンにより選択)
  • 2個の10ビットD/Aコンバータ(DAC)を内蔵
  • 個別に設定可能なDACフルスケール電流
  • 0.12Hz又はそれ以上の周波数同調分解能
  • 14ビットの位相オフセット分解能
  • 10ビットの出力振幅スケーリング分解能
  • データ・スループット800MbpsのシリアルI/Oポート(SPI)
  • ソフトウェア/ハードウェア制御によるパワーダウン
  • 2電源動作(DDSコアは1.8V/シリアルI/Oは3.3V)
  • 複数のデバイスの同期化
  • 4倍~20倍の範囲で選択可能なREF_CLK逓倍器
  • 選択可能なREF_CLK水晶発振器
  • 56ピンLFCSPパッケージ

AD9958は、各チャンネルの周波数、位相、振幅を個別に制御できる2個のDDSコアで構成されます。この柔軟性により、フィルタリングや増幅などのアナログ信号処理に伴って発生する信号間の不均衡や、PCボードのレイアウトに関連したミスマッチを補正できます。2つのチャンネルは共通のシステム・クロックによって制御されるため、この各チャンネルは本来的に同期化されます。複数のデバイスの同期化も可能です。

AD9958は最大16レベルまでの周波数変調(FSK)、位相変調(PSK)、振幅変調(ASK)を実行できます。データをプロファイル・ピンに加えることによって、変調が実行されます。AD9958はさらに、レーダや計測機器などのアプリケーションで周波数、位相、振幅をリニアにスイープすることも可能です。

AD9958のシリアルI/Oポートはさまざまな設定が可能であるため、非常に高い柔軟性が確保されています。このシリアルI/Oポートは、アナログ・デバイセズの従来のDDS製品で見られるSPI動作と実質的に同等なSPI互換モード動作が可能です。4つのシリアルI/O動作モードを設定可能な4本のデータ・ピン(SDIO_0 / SDIO_1 / SDIO_2 / SDIO_3)を使用して、柔軟性の高い操作を行うことができます。

AD9958には、低消費電力と高性能を実現する最新のDDS技術が採用されています。このデバイスは、優れたワイドバンドおよび、ナローバンドSFDR性能を備える2個の集積化された高速10ビットDACを内蔵しています。各チャンネルは、専用の32ビット周波数同調ワード、14ビット位相オフセット、10ビットの出力スケール調整用乗算器を備えています。

DACの出力は電源を基準にしており、抵抗でAVDDに終端させるか、センタータップ型トランスのセンターをAVDDに終端させます。各DACは専用のプログラマブル電圧リファレンスを内蔵しており、各チャンネルで異なるフルスケール電流を設定できます。

DDSは高分解能の周波数分周器として動作します。REF_CLKは入力として使用され、出力はDACから供給されます。REF_CLK入力ソースは両方のチャンネルに共通であり、直接駆動するか、または内蔵REF_CLK逓倍器(PLL)と組み合わせて最大500MSPSまで使用することもできます。PLLの逓倍値は4~20の整数ステップで設定できます。REF_CLK入力はさらに、外付け水晶発振器をREF_CLKソースとして使用できる発振器回路を特長としています。水晶発振器の周波数は、必ず20~30MHzの範囲とします。この水晶発振器はREF_CLK逓倍器とあわせて使用できます。

AD9958は、省スペースの56ピンLFCSPパッケージで提供しています。DDSコア(AVDDおよびDVDDピン)には、1.8Vの電源が供給されます。デジタルI/Oインターフェース(SPI)は3.3Vの電源で動作するため、DVDD_I/Oピン(49番ピン)を3.3Vに接続します。AD9958は、-40~+85℃の工業用温度範囲で動作します。

アプリケーション

  • 即応型局部発振器
  • フェーズド・アレイ・レーダ/ソナー
  • 計測機器
  • 同期クロッキング
  • AOTFのRFソース
  • シングル・サイドバンド抑制キャリア
  • 直交周波数通信

AD9958
DDS、500MSPS、10ビットDAC内蔵、2チャンネル
AD9958-FBL AD9958-PC
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ツールおよびシミュレーション

ADIsimDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)

ADIsimDDSは、数学の方程式を用いて、選択したデバイスの全体的な性能をモデル化し、表示します。ADIsimDDSは、リファレンス・クロック周波数と求められる出力周波数が与えられた場合に、必要なFTWを計算します。このツールは総合的なスペクトル性能全体の推定値もモデル化できるため、外付け再構成フィルタの効果を確認できます。

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評価用キット

EVAL-AD9958

AD9958 Evaluation Board

製品詳細

The AD9958 is a multichannel frequency synthesizer that incorporates two synchronous direct digital synthesis (DDS) cores with many user-programmable functions. The evaluation board software provides a graphical user interface for easy communication with the device along with many user-friendly features such as the “mouse-over effect.” Many elements of the software can be clarified by placing your mouse over the element. Figure 19 in the user guide shows how this feature works when users place their mouse over the Ref Clock box. The user guide is intended for use in conjunction with the AD9958 data sheet.

EVAL-AD9958
AD9958 Evaluation Board

リファレンス・デザイン

CN0186
Phase Coherent FSK Modulator

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