製品概要
機能と利点
組み込みAIのワークフロー統合
- 迅速な統合化のためにGUIやCLIを介してユーザ独自のモデルを組み込み
- モデルとADIプロセッサおよびマイクロコントローラとの適合性を自動的に検証
- レイテンシと消費電力に関し、Zephyrベースのツールを使いランタイム・パフォーマンスをプロファイリング
- 推論対応コードをIDE内で直接生成
- 様々な低消費電力MCUと高性能DSPへの展開をサポート
システム・レベル・オーケストレーション
- 複数のコアとデバイスの間でメモリとペリフェラルを視覚的に割り当て
- 再現可能かつバージョン管理されたワークフローのためにJSONベースの構成を使用
- セントラル・ダッシュボードによりシステム全体のリソース管理とデバッグが容易に
- ARM® TrustZone®のパーティショニングによる異種SoCのサポート
- 手動セットアップによるエラーを減らしてブリングアップを加速
グラフィックによるリソース割当て
- ウィザードベースのセットアップを使用して設定時間と誤りを削減
- ピン、クロック、および消費電力モードを視覚的かつ直感的に設定
- プロジェクト作成時にSDKとミドルウェアを選択
- すべての設定ツールがオープンソースで、拡張も可能
マルチコアのデバッグと診断
- 組込みのコア・ダンプ分析ツールを使用してシステム・クラッシュを分析
- PythonおよびJSONベースのGDBスクリプトによってデバッグを自動化
- RTOSスレッドと複数コア間の連携を1つの環境に表示
- 1つのデバッガとIDEを使って複数コアをデバッグ
- ライブとポストモーテム両方のデバッグ・ワークフローをサポート
動作の概要
組込みシステム開発者は、断片的なツール、手動による設定、犯罪捜査を思わせるようなデバッグ作業がいかに苦痛を感じさせるものであるかを理解しています。CodeFusion Studio 2.0は、このような状況を変えるために設計されました。Visual Studio Codeをベースに作成され、アナログ・デバイセズのハードウェア・エコシステムに緊密に組み込まれたこのプラットフォームは、システム・プランニングからAIの展開まで一貫した環境を提供します。
multi-core orchestration、Zephyr RTOS、およびエンドツーエンドのAIワークフローをサポートすることで、CodeFusion Studioは、開発期間の短縮、より高度なデバッグ、そして自信に裏付けられたビルドを支援します。
System Planner
ピン、クロック、ペリフェラル、メモリ、およびサポートされているSoC間でのコア間データフローのオーケストレーションすべてを、1つのセントラル・ダッシュボードから視覚的に行います。

組込みAIツール
組込みの互換性ツール、プロファイリング・ツール、およびコード生成ツールによって、AIモデルのインポートから展開までを管理します。

ワークスペース生成ウィザード
ガイドに従って操作するセットアップによって迅速にプロジェクトを開始します。このウィザードは、SoCの選択、テンプレート、およびマルチコア設定を1つのフローに統合してセットアップ時間を短縮し、異なるチーム間でも一貫した作業ができるようにします。

ADI CodeFusion Studio
ステップ1:
Visual Studio Code(バージョン1.100以降)をインストールします。
ステップ2:
VS Codeを起動してエクステンション(Extensions)へ進み、CodeFusion Studioエクステンションをインストールします。
ステップ3:
macOS、Windows、およびLinux用のCodeFusion StudioツールとMSDKをダウンロードしてインストールします。
システム条件
以下のホスト・オペレーティング・システムがCodeFusion Studioエクステンションをサポート
- Windows 11(64ビット)
- macOS 15、macOS 26(ARM64)
- Ubuntu 22.04および24.04(64ビット)
資料
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CodeFusion Studio™ User Documentation2025/11/03
-
CodeFusion Studio™ Source Code (Rev. 2.0)2025/11/03
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CFS 3rd Party GPL Source Code (Rev. 2.0)2025/11/03