製品概要

機能と利点

  • IEEE 802.3cg準拠
  • 広い入力電圧範囲:2.3V~60V
  • シリアル通信分類プロトコル(SCCP)をサポート
  • ウェイクアップ・シグネチャ
  • 3.5Vスタンバイ・レギュレータを内蔵
  • 分類中の最大電流は150μA
  • 極性補正の目的でローサイド・ブリッジMOSFETを駆動
  • チャージ・ポンプにより、外付けNチャンネルMOSFETを強化
  • ピンで設定可能なクラス設定
  • 12ピンMSOP、4mm × 3mmのDFNパッケージを採用

製品概要

LTC9111は、IEEE 802.3cg準拠のシングルペア・パワー・オーバー・イーサネット(SPoE)受電デバイス(PD)コントローラです。動作範囲(2.3V~60V)が広く、極性補正に対応しているLTC9111は、ビル・オートメーションやファクトリ・オートメーションで用いられる分類ベースのシステムに最適です。

SCCPベースの分類を採用しているため、有効なPDが接続されている場合のみ、給電デバイス(PSE)によって通常動作電圧が印加ます。分類を行っている間、LTC9111はマイクロパワー動作を使用して2個の外部NチャンネルMOSFETスイッチを駆動するので、リザーバ・コンデンサの要件を最小にできます。分類と突入の実施中、1個の外部NチャンネルMOSFETスイッチは、出力コンデンサ容量をコネクタから絶縁します。PDへの入力電圧が、設定済みクラスのオン電圧閾値を上回っており、必須の遅延時間が経過した後も継続している場合、電圧監視回路はこの外部MOSFETをイネーブルにします。制御されているGATEピンの電圧が上昇した後、EN出力はアサートになります。入力電圧が設定されたクラスのオフ電圧閾値を下回ると、MOSFETが無効になります。極性補正の目的で、LTC9111は2個1組の外部ローサイドNチャンネルMOSFETを低スタートアップ電圧(1.6V)で駆動し、電力損失を低減します。

アプリケーション

  • ビル・オートメーション
  • ファクトリ・オートメーション
  • セキュリティ・システム
  • 交通管制システム

製品ライフサイクル icon-recommended 新規設計にお薦めします

発売済みの製品です。データシートには、最終的な仕様と動作条件がすべて記載されています。新規の設計には、これらの製品の使用を推奨します。

設計リソース

アナログ・デバイセズでは、最高レベルの品質と信頼性を備えた製品を提供することに最大の力を常に注いでいます。これを実現するため、製品およびプロセスの設計のあらゆる観点で品質と信頼性のチェックを行っています。そして、それは、製造工程においても同様です。アナログ・デバイセズは常に、出荷製品の「ゼロ・ディフェクト」を目指しています。

サンプル&購入


ご注文に関するFAQ


オンライン注文や支払い方法などに関する質問については、 ご注文に関するFAQをご覧ください。

 

購入価格


(**) 表示されている価格と価格範囲は、少量の注文に基づくものです。

 

リスト価格


(*)価格は1Ku当たりの米ドルで、米国内における販売価格(FOB)で表示されておりますので、予算のためにのみご使用いただけます。また、その価格は変更されることがあります。米国以外のお客様への価格は、輸送費、各国の税金、手数料、為替レートにより決定されます。価格・納期等の詳細情報については、弊社正規販売代理店. または担当営業にお問い合わせください。なお、 評価用ボードおよび評価用キットの表示価格は1個構成としての価格です。

 

リードタイム


リードタイムに関する当社CCOからの最新のご案内をご確認ください。

 

サンプル請求について


上記の「サンプル注文」ボタンをクリックすると、サードパーティのADIサンプルサイトにリダイレクトされます。選択された部品は、ログイン後、当サイトのカートに引き継がれます。当サイトを利用したことがない場合は、新規にアカウントを作成してください。サンプルサイトに関するご質問は、 カスタマーサービスへお問合せ ください。

 

モデル一覧の項目説明