LTC9111

新規設計に推奨

産業用SPoE PDコントローラ

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品の詳細

  • IEEE 802.3cg準拠
  • 広い入力電圧範囲:2.3V~60V
  • シリアル通信分類プロトコル(SCCP)をサポート
  • ウェイクアップ・シグネチャ
  • 3.5Vスタンバイ・レギュレータを内蔵
  • 分類中の最大電流は150μA
  • 極性補正の目的でローサイド・ブリッジMOSFETを駆動
  • チャージ・ポンプにより、外付けNチャンネルMOSFETを強化
  • ピンで設定可能なクラス設定
  • 12ピンMSOP、4mm × 3mmのDFNパッケージを採用
LTC9111
産業用SPoE PDコントローラ
LTC9111 Application Circuit LTC9111 Pin Configuration LTC9111 Pin Configuration
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評価用キット

eval board
EVAL-SPoE-KIT-AZ

SPoE評価用キット

製品詳細

EVAL-SPoE-KIT-AZは、IEEE 802.3cgシングルペアPower over Ethernet(SPoE)評価用キットです。このキットには、IEEE 802.3cgクラス10~15 SPoE電源の評価用に、5ポートSPoE給電デバイス(PSE)コントローラであるLTC4296-1と、SPoE受電デバイス(PD)であるLTC9111が含まれています。10BASE-T1L PHYであるADIN1100は、システム内でのイーサネット・データ伝送を可能にします。

eval board
EVAL-LTC9111-AZ

LTC9111(IEEE 802.3cg SPoE PDコントローラ)の性能評価

機能と利点

  • IEEE 802.3cg準拠のSPoE PD
  • シリアル通信分類プロトコル(SCCP)をサポート

製品詳細

EVAL-LTC9111-AZは、LTC9111(IEEE 802.3cg準拠のシングルペアPower over Ethernet(SPoE)受電デバイス(PD)コントローラ)を搭載した評価用マザーボードです。

LTC9111は2.3V~60Vの広い動作範囲を備えているため、EVAL-LTC9111-AZはクラス・ジャンパーを使用してIEEE 802.3cgの24V電力クラス(クラス10~クラス12)または52V電力クラス(クラス13~クラス15)に設定できます。

EVAL-LTC9111-AZマザーボード・ヘッダー(J1、J2、J3)は、SPoEシールド(EVAL-10BT1L-MCS-AZ (クラス10~クラス14)またはEVAL-10BT1L-MCS-BZ (クラス15))に接続します。シールドに接続したEVAL-LTC9111-AZは、シングルペア・イーサネット(SPE)ケーブルを介してIEEE 802.3cg SPoE給電デバイス(PSE)に接続され、電力供給を受けます。

EVAL-LTC9111-AZには、IEEE 802.3cg準拠のウェイクアップ・シグネチャと、SCCPベースの分類の両方が組み込まれています。

eval board
EVAL-10BT1L-MCS

EVAL-10BT1L-MCS IEEE 802.3cg SPoEシールド

機能と利点

  • IEEE 802.3cg準拠のSPoEケーブルを介して給電/受電
  • 10BASE-TXから10BASE-T1Lへのデータ変換

製品詳細

EVAL-10BT1L-MCSは、10BASE-TX(従来の4ペア・イーサネット)から10BASE-T1LシングルペアPower over Ethernet(SPoE)へのメディア・コンバータ・シールド(MCS)であり、SPoE給電デバイス(PSE)および受電デバイス(PD)の評価用マザーボードに対応しています。

EVAL-10BT1L-MCS-AZシールドの電力結合ネットワークは、クラス10~クラス14の電力レベルに適しています。EVAL-10BT1LMCS-BZシールドの電力結合ネットワークは、クラス15のより高い電力レベルに適しており、クラス10~クラス14とも互換性があります。PSEの場合は、電力結合ネットワークによって、シングルペア・イーサネット・ライン上で電力を結合できます。PDの場合は、電力結合ネットワークによって、結合された電力およびデータ・ラインから電力が抽出されます。

このシールドにはADIN1100(10BASE-T1L PHY)および ADIN1200(10BASE-TX PHY)が内蔵されており、これによってシステム内でイーサネット・データのメディア変換が可能になります。内蔵のLT8301(絶縁型フライバック・コンバータ)は、PHYに供給する3.3V電源を絶縁します。

eval board
AD-SWIOT1L-SL

ソフトウェアによって設定可能なアナログ/デジタル入出力と10BASE-T1Lに対応した評価および開発プラットフォーム

機能と利点

  • インテリジェントで安全、かつコネクテッドなプロセス制御デバイスのプロトタイピングが可能
  • I/Oインターフェースをソフトウェアで極めて柔軟に設定可能
  • 組込み処理能力を使用した自己完結型末端デバイスの実装が可能
  • 長距離シングルペア10BASE-T1Lイーサネット・インターフェース
  • 10BASE-T1Lインターフェース経由またはフィールド電源からの電力供給により、低電力と高電力の両方のアプリケーションに対応
  • 完全に絶縁された設計により安全な操作を実現
  • DINレール・マウントと互換性のある業界標準のフォーム・ファクタ

製品詳細

AD-SWIOT1L-SLは、インテリジェントで安全なネットワーク対応フィールド・デバイスのプロトタイプを作成するためのソフトウェアおよびハードウェアの完全なプラットフォームを提供します。

この設計は、AD74413Rクワッド・チャンネルと、ソフトウェアによる設定が可能な入出力、そしてMAX14906クワッド・チャンネル工業用デジタル出力/デジタル入力ICを内蔵しています。4つのチャンネルをソフトウェアで独立して設定でき、以下のような複数のアナログ/デジタル機能をマルチプレクスすることができます。

  • 電圧の出力/入力
  • 電流の出力/入力
  • デジタル入力/出力
  • 測温抵抗体(RTD)測定

ADIN1110 10BASE-T1L MAC/PHYを使用した10Mbpsシングルペア・イーサネット・リンクによって、リモートからのデータ・アクイジションとデバイス設定が可能になります。10BASE-T1Lインターフェースは、LTC9111受電デバイス(PD)コントローラを使用したシングルペア・パワー・オーバー・イーサネット(SPoE)技術によるシステムへの電源供給にも使用できます。このようにして、システムの電力とデータが同じケーブルを通じて提供されるため、ケーブル配線のインフラストラクチャとコストが大幅に簡素化されます。

大電流の機能を必要とするアプリケーションでは、外部24V電源から電力を供給できます。デジタル出力として設定された任意のチャンネルから最大1.2Aを出力できます。この電源ソリューションには、ADP1032高性能絶縁型マイクロパワー・マネージメント・ユニット(PMU)も搭載されており、ソフトウェアで設定可能なI/Oデバイスに対し、非常にコンパクトなフォーマットで電源とデジタル制御を提供します。絶縁された電力をデジタルの設計領域に供給するパワー・ツリーは、マイクロパワー絶縁型フライバック・コンバータであるLT8304によって確保されます。

オンボードのMAX32650超低消費電力ARM® Cortex®-M4マイクロコントローラは、必要なすべてのデバッグ機能とプログラミング機能が公開されており、システムに対する完全なソフトウェア開発が可能となっています。1Gb(128MB)の外部RAMおよび64Mb(8MB)の外部フラッシュ・メモリと一体化されているため、最も要求の厳しいアプリケーションに対応し、あらゆるプロトコル・スタックを実装できる柔軟性を備えています。セキュリティ機能は、MAXQ1065セキュリティ・コプロセッサによって実現されます。

このシステムにはオープンソース・ソフトウェア・スタックと関連資料が付属しており、評価とプロトタイピングから量産用ファームウェアとアプリケーション開発に至るまで完全な環境をご利用いただけます。ファームウェアのプログラミングとデバッグを行うには、外部のプログラマ(MAX32625PICO MAXDAP Programming Adapterなど)や、SWDインターフェースをサポートする他の同様のプログラマが必要となります。このシステムのファームウェアは、アナログ・デバイセズが有するオープンソースのno-OSフレームワークをベースとしています。組込みコード開発とデバッグに必要なあらゆるツール、そして、UARTまたは10BASE-T1Lインターフェースを介したシステム設定とデータ転送のためのホスト側接続を可能にするライブラリが、このフレームワークに用意されています。ユーザーフレンドリーなグラフィカル・インターフェースのPCアプリケーションでシステムの設定を簡単に行えるほか、取得したデータを様々な方法で表示することができます。

仕様
I/O
チャンネル ソフトウェアで設定可能な4つのIOチャンネル
デジタル入力 タイプ1とタイプ3、またはタイプ2
デジタル出力 ハイサイド(HS)スイッチまたはプッシュ/プル(PP)ドライバ
アナログ入力 電圧(0V~10V)、電流(0mA~25mA)
アナログ出力 電圧(0V~11V)、電流(0mA~25mA)
RTD測定 2線式RTD(0Ω~1MΩまで)
コンピューティング・リソース
CPU MAX32650:3MBのフラッシュと1MBのSRAMを搭載した
超低消費電力のFPU内蔵Arm Cortex-M4マイクロコントローラ(MCU)
メモリ 1GB RAM
ストレージ 64MB QSPIフラッシュ
接続機能
イーサネット 10BASE-T1L
電源
外部電源 24 DC @ 6A
Power over Ethernet SPoEクラス12
動作条件
温度範囲 -25°C~60°C

EVAL-SPoE-KIT-AZ
SPoE評価用キット
EVAL-SPoE-KIT-AZ Evaluation Board EVAL-SPoE-KIT-AZ Evaluation Board - Top View EVAL-SPoE-KIT-AZ Evaluation Board - Bottom View
EVAL-LTC9111-AZ
LTC9111(IEEE 802.3cg SPoE PDコントローラ)の性能評価
EVAL-LTC9111-AZ Board Photo Top View EVAL-LTC9111-AZ Board Photo Angle View EVAL-LTC9111-AZ Board Photo Bottom View
EVAL-10BT1L-MCS
EVAL-10BT1L-MCS IEEE 802.3cg SPoEシールド
EVAL-10BT1L-SMC-AZ Angle evaluation board EVAL-10BT1L-SMC-AZ Top evaluation board EVAL-10BT1L-SMC-AZ Bottom evaluation board EVAL-10BT1L-SMC-BZ Angle evaluation board EVAL-10BT1L-SMC-BZ Top evaluation board EVAL-10BT1L-SMC-BZ Bottom evaluation board
AD-SWIOT1L-SL
ソフトウェアによって設定可能なアナログ/デジタル入出力と10BASE-T1Lに対応した評価および開発プラットフォーム
AD-SWIOT1L-SL Block Diagram AD-SWIOT1L-SL AD-SWIOT1L-SL - Top View AD-SWIOT1L-SL GUI view

リファレンス・デザイン

Figure 1. CN0575 Simplified Block Diagram
CN0575 Circuits from the Lab®

10BASE-T1L Field Device Development Platform with Class 12 and 13 SPoE

機能と利点

  • Data and Power Delivery using Single Pair Power over Ethernet
  • Power Class 12 and 13 Delivery Capable
  • Supports Longer Distances up to 1 km
  • Provides Speeds up to 10 MBPS
  • Works with Existing Software Stacks like PROFINET, EtherCat, MOD-BUS, and others
CN0575
10BASE-T1L Field Device Development Platform with Class 12 and 13 SPoE
Figure 1. CN0575 Simplified Block Diagram
EVAL-CN0575-RPIZ - Angle View
EVAL-CN0575-RPIZ - Top View II
EVAL-CN0575-RPIZ - Top View

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