ホット・スワップ・コントローラは、ロー・サイドまたはハイ・サイドのDCアプリケーションにおいて突入電流を制限するために使用されるICです。一般に、この種のICを必要とするシステム(アプリケーション)が対応可能な電圧は同ICの動作電圧に依存します。そのため、通常は対応電圧は100V未満に制限されます。それに対し、アナログ・デバイセズのICモジュール「LTM9100」を使用すれば、より広い電圧に対応できます。具体的には、最大1000VDCで動作するハイ・サイドとロー・サイドのアプリケーションにおいて、突入電流を制限することが可能になります。
LTM9100は、絶縁型のホット・スワップ制御に必要なあらゆる機能と、絶縁型の電源を備える通信インターフェースを提供します。絶縁バリアにより、同モジュールはアプリケーションにおいてフロートの状態になります。そのため、事実上、システムの対応電圧についての制限がなくなるとともに、柔軟な構成を実現可能になります。このビデオでは、LTM9100が提供する機能と柔軟性について説明します。