熱電対

熱電対は、2本の種類の異なる金属ワイヤで構成され、一端は電気計測接点、他端は基準接点と呼ばれる2端子接続を形成している電気機器です。熱電効果の結果として温度依存の電圧が生成され、この電圧は計測接点と基準接点間の温度差に比例します。そのため、基準接点の温度を計測するために追加のセンサーが必要で、通常はシリコンベースのセンサー、RTD、またはサーミスタが使用されます。この基準接点のセンサーは冷接点補償点とも呼ばれます。

他の多くの温度計測方法とは対照的に、熱電対は自己給電型で外部からの励起は不要です。安価で交換可能であり、通常は標準コネクタが付属しています。熱電対は非常にシンプルなため、いくつかの利点があります。極めて高い温度や低い温度を計測することができ(-270°C~+1800°C)、堅牢で、超小型、非常に高速の応答時間を実現でき、自己発熱しません。

Thermocouple Measurement

Thermocouple Measurement

アプリケーション・ノート:温度は間違いなく、最も頻繁に計測される物理的パラメーターです。数多くのトランスデューサが温度計測のニーズに応えており、それぞれに利点と考慮事項があります。

計測について読む

Thermocouple Linearization When Using the AD8494/AD8495/AD8496/AD8497

Thermocouple Linearization

アプリケーション・ノート:AD8494/AD8495/AD8496/AD8497熱電対アンプは、熱電対温度を計測するシンプルなロー・コスト・ソリューションを実現します。

リニアライゼーションについて読む

Thermocouple Signal Conditioning Using the AD594/AD595

Thermocouple Signal Conditioning

アプリケーション・ノート:AD594/AD595を使用して熱電対の基本原則を確認し、熱電対のシグナル・コンディショニングのための回路設計について説明しています。

シグナル・コンディショニングについて読む

Thermocouple 101

Thermocouple 101は、8本の学習ビデオからなるホワイトボード・シリーズです。熱電対に関する広範なテーマを扱っています。

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シグナル・チェーン

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