サーミスタ
サーミスタは半導体の一種であるため、抵抗が導体よりは大きいけれども絶縁体よりも小さくなっています。サーミスタの温度と抵抗の関係は、その材料に大きく依存しており、温度係数で表されます。サーミスタは抵抗が既知の材料で構成されており、2つの種類があります。負温度係数(NTC)サーミスタと正温度係数(PTC)サーミスタです。NTCサーミスタの抵抗は温度が上昇すると減少する一方、PTCサーミスタの抵抗は温度の上昇すると増大します。NTCサーミスタは一般的に、ハンドヘルド・デバイスやビルの熱制御装置など、小型であることが重要な温度計測で使用されています。
サーミスタは、様々なベース抵抗と抵抗温度曲線のものが提供されています。低温アプリケーション(–55°C~約+70°C)の場合、通常は2kΩ~10kΩの範囲の低い抵抗が使用されます。高温アプリケーションでは通常、10kΩを超える抵抗の大きいサーミスタが使用されます。抵抗は25°Cでの値で、温度係数はΩ/°C単位で示されることが一般的です。仕様規定されている温度範囲内では約±0.2°Cの精度を発揮し、安価で耐久性に優れ長期間使用できます。

Using Custom Thermistors with the Temp-to-Bits Family
この記事では、カスタム・サーミスタとコンバータを構成する2つの方法について説明します。

これで成功間違いなし:サーミスタを用いた液面レベルの検出
サーミスタ、測温抵抗体(RTD)、あるいは他の抵抗温度センサーを使用した精密温度計測のアプリケーションにおいては、励起電流によって引き起こされるセンサーの自己発熱の影響に十分注意しなければなりません。
リファレンス設計
CN0153

This circuit shows how the ADuC7122 precision analog microcontroller can be used in an accurate thermistor temperature monitoring application. The ADuC7122 integrates a multichannel 12-bit SAR ADC, twelve 12-bit DACs, a 1.2 V internal reference, as well as an ARM7 core, 126 kB flash, 8 kB SRAM, and various digital peripherals, such as UART, timers, SPI, and two I2C interfaces. The ADuC7122 is connected to a 4.7 kΩ thermistor.
Due to the small form factor of the ADuC7122 (7 mm × 7 mm, 108-ball BGA package) the entire circuit will fit on an extremely small PCB, thus further reducing cost.
Similar in function to an RTD, thermistors are low cost temperature sensitive resistors and are constructed of solid semiconductor materials, which exhibit a positive or negative temperature coefficient. Thermistors are inexpensive and have high sensitivity. They detect small variations in temperature, which could not be observed with an RTD or a thermocouple. However, thermistors are highly nonlinear; thus, they are limited to applications with very narrow temperature ranges if linearization techniques are not applied. Circuit linearization techniques can be accomplished in software; however, that will not be discussed here.
Despite the powerful ARM7 core and high speed SAR ADCs, the ADuC7122 still provides a low power solution. With the ARM7 core running at 326.4 kHz and the primary ADC active and measuring the external temperature sensor, the entire circuit typically consumes 7 mA. Between temperature measurements, the ADC and/or the microcontroller can be switched off to further save on power consumption.

対象となる製品
ADUC7120
Precision Analog Microcontroller, 12-Bit Analog Input/Output, ARM7TDMI MCU
ADUC7022
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADP3333
レギュレータ、低ドロップアウト、高精度、超低静止電流、300mA、anyCAP®
ADUC7021
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7020
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7019
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7122
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI®MCU
ADUC7025
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7028
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7023
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI MCU
ADUC7029
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI MCU
ADUC7121
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI MCU
ADUC7024
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7027
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
ADUC7026
高精度アナログ・マイクロコントローラ、12ビット・アナログI/O、ARM7TDMI® MCU
Applications
CN0376

The circuit shown in Figure 1 provides a dual-channel, channel-to-channel isolated, thermocouple or RTD input suitable for programmable logic controllers (PLC) and distributed control systems (DCS). The highly integrated design utilizes a low power, 24-bit, Σ-Δ analog-to-digital converter (ADC) with a rich analog and digital feature set that requires no additional signal conditioning ICs.
Each channel can accept either a thermocouple or a RTD input. The entire circuit is powered from a standard 24 V bus supply. Each channel measures only 27 mm × 50 mm.

対象となる製品
Applications
CN0384

The circuit shown in Figure 1 is an integrated thermocouple measurement system based on the AD7124-4/AD7124-8 low power, low noise, 24-bit, Σ-Δ analog-to-digital converter (ADC), optimized for high precision measurement applications. Thermocouple measurements using this system show an overall system accuracy of ±1°C over a measurement temperature range of −50°C to +200°C . Typical noise free code resolution of the system is approximately 15 bits.

The AD7124-4 can be configured for 4 differential or 7 pseudo differential input channels, while the AD7124-8 can be configured for 8 differential or 15 pseudo differential channels. The on-chip low noise programmable gain array (PGA) ensures that signals of small amplitude can be interfaced directly to the ADC.
The AD7124-4/AD7124-8 establishes the highest degree of signal chain integration, which includes programmable low drift excitation current sources, bias voltage generator, and internal reference. Therefore, the design of a thermocouple system is simplified when the AD7124-4/AD7124-8 is used because most of the required system building blocks are included on-chip.
The AD7124-4/AD7124-8 gives the user the flexibility to employ one of three integrated power modes, where the current consumption, range of output data rates, and rms noise are tailored with the power mode selected. The current consumed by the AD7124-4/AD7124-8 is only 255 μA in low power mode and 930 μA in full power mode. The power options make the device suitable for non-power critical applications, such as input/output modules, and also for low power applications, such as loop-powered smart transmitters where the complete transmitter must consume less than 4 mA.
The device also has a power-down option. In power-down mode, the complete ADC along with its auxiliary functions are powered down so that the device consumes 1 μA typical. The AD7124-4/AD7124-8 also has extensive diagnostic functionality integrated as part of its comprehensive feature set.
対象となる製品
Applications
主な製品
ADG1208

ADG1208とADG1209は、それぞれ8個のシングル・チャンネル入力と4チャンネルの差動入力で構成されるモノリシックのiCMOS®アナログ・マルチプレクサです。ADG1208はA0、A1、A2の3ビットのバイナリ・アドレス・ラインによって指定される1つのコモン出力に8個の入力のうち1つをスイッチします。ADG1209は、A0とA1の2ビットのバイナリ・アドレス・ラインによって指定される1つのコモン差動出力に4個の差動入力のうち1つをスイッチします。この各デバイスに用意されているEN入力を使用して、デバイスをイネーブルまたはディスエーブルに設定することも可能です。ディスエーブル時には、全チャンネルがオフにスイッチされます。オン時では、各チャンネルは双方向に等しく導通し入力信号範囲は電源電圧まで拡張されます。
iCMOS(工業用CMOS)モジュラー製造プロセスは、高電圧CMOS(相補型金属酸化膜半導体)技術とバイポーラ技術の両方を組み合わせて実現されたプロセスです。このプロセス技術の採用によって、前世代の高電圧IC製品では実現が不可能であった小型フットプリントで33V動作を実現する能力を備えた広範囲に及ぶ高性能アナログICの開発が可能になっています。従来方式のCMOSプロセスで製造されたアナログICとは異なり、iCMOSデバイスは高い電源電圧による動作が可能であり、これと同時に性能の向上、消費電力の大幅な低減、パッケージ・サイズの小型化を実現します。
これらのマルチプレクサは、容量と電荷注入量が非常に低く抑えられているので、低いグリッチと高速セトリングが要求されるデータ・アクイジションおよびサンプル&ホールドのアプリケーションに最適なソリューションです。デバイスの信号範囲全域にわたる最小チャージ・インジェクションがあります。さらに、iCMOS構造の採用によって、消費電力が非常に低く抑えられるため、携帯型およびバッテリ駆動の計測機器にも最適です。
アプリケーション
- オーディオ/ビデオのルーチング
- 自動テスト装置(ATE)
- データ・アクイジション・システム
- バッテリ駆動システム
- サンプル&ホールド・システム
- 通信システム
Applications
ADG1209

ADG1208とADG1209は、それぞれ8個のシングル・チャンネル入力と4チャンネルの差動入力で構成されるモノリシックのiCMOS®アナログ・マルチプレクサです。ADG1208はA0、A1、A2の3ビットのバイナリ・アドレス・ラインによって指定される1つのコモン出力に8個の入力のうち1つをスイッチします。ADG1209は、A0とA1の2ビットのバイナリ・アドレス・ラインによって指定される1つのコモン差動出力に4個の差動入力のうち1つをスイッチします。この各デバイスに用意されているEN入力を使用して、デバイスをイネーブルまたはディスエーブルに設定することも可能です。ディスエーブル時には、全チャンネルがオフにスイッチされます。オン時では、各チャンネルは双方向に等しく導通し入力信号範囲は電源電圧まで拡張されます。
iCMOS(工業用CMOS)モジュラー製造プロセスは、高電圧CMOS(相補型金属酸化膜半導体)技術とバイポーラ技術の両方を組み合わせて実現されたプロセスです。このプロセス技術の採用によって、前世代の高電圧IC製品では実現が不可能であった小型フットプリントで33V動作を実現する能力を備えた広範囲に及ぶ高性能アナログICの開発が可能になっています。従来方式のCMOSプロセスで製造されたアナログICとは異なり、iCMOSデバイスは高い電源電圧による動作が可能であり、これと同時に性能の向上、消費電力の大幅な低減、パッケージ・サイズの小型化を実現します。
これらのマルチプレクサは、容量と電荷注入量が非常に低く抑えられているので、低いグリッチと高速セトリングが要求されるデータ・アクイジションおよびサンプル&ホールドのアプリケーションに最適なソリューションです。デバイスの信号範囲全域にわたる最小チャージ・インジェクションがあります。さらに、iCMOS構造の採用によって、消費電力が非常に低く抑えられるため、携帯型およびバッテリ駆動の計測機器にも最適です。
アプリケーション
- オーディオ/ビデオのルーチング
- 自動テスト装置(ATE)
- データ・アクイジション・システム
- バッテリ駆動システム
- サンプル&ホールド・システム
- 通信システム
Applications
ADA4096-2

ADA4096-2(デュアル)とADA4096-4(クワッド)は、マイクロパワー動作とレールtoレールの入力および出力範囲を特長とするオペアンプです。極めて低いパワーしか必要としなく、また3V~30Vの動作が保証されているため、これらのアンプはバッテリの使用量のモニタやバッテリ充電の制御に完全に適応します。これらのアンプのダイナミック性能には、27nV/√Hzの電圧ノイズ密度仕様が含まれており、これらのアンプはバッテリ駆動のオーディオ・アプリケーションでの使用にお薦めします。200pFまでの容量性負荷は、発振することなく、取り扱えます。
ADA4096-2とADA4096-4は過電圧保護入力を備えており、電圧入力は電源電圧より32V以上、下は電源電圧よりさらに32V以下まで印加できるので、堅牢な工業用アプリケーションに理想的となっています。ADA4096-2とADA4096-4は独特な入力段を備えており、入力電圧がいずれかの電源電圧を超えて加えられても、位相反転やラッチ・アップを起さず安全に動作します:このことを過電圧保護またはOVP機能と呼んでいます。
デュアルのADA4096-2は8ピンのLFCSP(2mm×2mm)と8ピンのMSOPパッケージを採用しています。ADA4096-4は16ピンのLFCSP(3mm×3mm)と14ピンのTSSOPパッケージを採用しています。ADA4096-2Wは車載アプリケーション向けに認定されており、8ピンMSOPパッケージを採用しています。
ADA4096-2ファミリーは拡張工業用温度範囲(-40℃~+125℃)にわたって仕様規定されており、アナログ・デバイセズから提供する、現在ますます種類が増えている30V、低パワーのオペアンプ製品の一環です。
アプリケーション- バッテリ・モニタ
- センサー用コンディショナー(信号処理)
- ポータブル電源電圧の制御
- ポータブル計測機器
Applications
ADA4096-4

ADA4096-2デュアルとADA4096-4クワッドは、マイクロパワー動作とレールtoレールの入力および出力範囲を特長とするオペアンプです。極めて低いパワーしか必要としなく、また3V~30Vの動作が保証されているため、これらのアンプはバッテリの使用量のモニタやバッテリ充電の制御に完全に適応します。これらのアンプのダイナミック性能には、27nV/√Hzの電圧ノイズ密度仕様が含まれており、これらのアンプはバッテリ駆動のオーディオ・アプリケーションでの使用にお薦めします。200pFまでの容量性負荷は、発振することなく、取り扱えます。
ADA4096-2とADA4096-4は過電圧保護入力を備えており、電圧入力は電源電圧より32V以上、下は電源電圧よりさらに32V以下まで印加できるので、堅牢な工業用アプリケーションに理想的となっています。
ADA4096-2とADA4096-4は独特な入力段を備えており、入力電圧がいずれかの電源電圧を超えて加えられても、位相反転やラッチ・アップを起さず安全に動作します:このことを過電圧保護またはOVP機能と呼んでいます。
デュアルのADA4096-2は8ピンのLFCSP(2mm×2mm)と8ピンのMSOPパッケージを採用しています。ADA4096-4は16ピンのLFCSP(3mm×3mm)と14ピンのTSSOPパッケージを採用しています。
ADA4096-2ファミリーは拡張工業用温度範囲(-40℃~+125℃)にわたって仕様規定されており、アナログ・デバイセズから提供する、現在ますます種類が増えている30V、低パワーのオペアンプ製品の一環です。
アプリケーション- バッテリ・モニタ
- センサー用コンディショナー(信号処理)
- ポータブル電源電圧の制御
- ポータブル計測機器
Applications
AD8221

AD8221は、このクラスでは広い周波数範囲で業界最高のCMRRを提供する、ゲイン設定可能な高性能計装アンプです。市販の計装アンプのCMRRは、200Hzから低下します。これに対して、すべてのグレードのAD8221は、G=1で最小80dBのCMRRを10kHzまで維持します。AD8221は広い周波数範囲でCMRRが高いため、広帯域干渉と電源高調波を阻止することができ、フィルタ条件を大幅に簡素化します。アプリケーションとしては、高精度データ・アクイジション、生物医学的解析機器、航空宇宙の計装機器などがあります。
低い電圧オフセット、低いオフセット・ドリフト、低いゲイン・ドリフト、高いゲイン精度、高いCMRRを持つAD8221は、ブリッジ・シグナル・コンデショニングのような最高のDC性能を必要とするアプリケーションに最適です。
ゲインが設定可能なので、デザインに柔軟性が生まれます。1個の抵抗で、ゲインを1~1000に設定できます。AD8221は単電源と両電源のいずれでも動作するため、±10Vの入力電圧を持つアプリケーションに適しています。
AD8221は低価格の8ピンSOICおよび8ピンMSOPパッケージを採用しており、どちらも業界最高の性能を提供しています。MSOPはSOICの半分のボード面積で済むため、多チャンネル・アプリケーションやスペース制約の厳しいアプリケーションに最適です。
全グレードで工業温度範囲-40~+85℃で仕様規定しています。さらに、AD8221は-40~+125℃で動作します。
アプリケーション
Applications
AD7124-4

AD7124-4は低消費電力、低ノイズ、全機能内蔵のアナログ・フロントエンドで、高精度計測アプリケーションが対象です。この製品には24ビットΣ-Δ A/Dコンバータ(ADC)が内蔵されており、4個の差動入力、あるいは7個のシングルエンド又は擬似差動入力に設定することができます。低ノイズ・ゲイン段があるので、小振幅の信号でもA/Dコンバータに直接インターフェースできます。
AD7124-4の主な利点の一つは、3つの内蔵パワー・モードの中から1つを選ぶ柔軟性があることです。パワー・モードを選択することにより電流消費、出力データレートの範囲、rmsノイズを合わせることができます。デバイスには各種フィルタ・オプションもあり、ユーザーは最高度の柔軟性を得られます。
AD7124-4は25 SPS(1サイクル・セトリング)の出力データレートで動作する時、50 Hzと60 Hzの同時除去を実現でき、さらに低い出力データレートでは80 dB以上の除去を実現できます。
AD7124-4を使用することにより最高度のシグナル・チェーンの集積化が可能です。デバイスは高精度、低ノイズ、低ドリフトのバンドギャップ・リファレンスを内蔵していますが、外部差動リファレンス(内部でバッファを接続可能)も受信できるようになっています。他の主な内蔵機能にはプログラマブル低ドリフト励起電流源、バーンアウト電流、(チャンネルのコモン・モード電圧をAVDD/2に設定する)バイアス電圧発生器があります。ユーザーはローサイド・パワー・スイッチを使用して変換と変換の間にブリッジ・センサーの電源を切ることにより、システムの絶対最小電力消費を実現できます。ユーザーはデバイス動作に内部クロックあるいは外部クロックを選択することもできます。
内蔵のチャンネル・シーケンサによりいくつかのチャンネルを同時にイネーブルにできます、そしてAD7124-4 は各イネーブルのチャンネルをシーケンシャルに変換してデバイスとの通信を簡素化します。16までのチャンネルをいつでもイネーブルにできます;チャンネルはアナログ入力あるいは電源検査又はリファレンス検査のような診断として定義されます。この独自の機能により診断を変換とインターリーブさせることができます。
AD7124-4はチャンネルごとの設定も可能です。デバイスは8個の設定あるいはセットアップが可能です。各設定はゲイン、フィルタ・タイプ、出力データレート、バッファ、リファレンス源で構成されています。ユーザーはこれら任意のセットアップをチャンネルごとに指定できます。
AD7124-4はその包括的な機能セットの一部として内蔵された多様な診断機能もあります。これら内蔵の診断機能には巡回冗長検査(CRC)、シグナル・チェーン検査、シリアル・インターフェース検査があり、より強固なソリューションとなっています。これらの診断機能を備えていることにより診断を行うための外付け部品が必要なく、ボード・スペースの削減、デザイン・サイクルの短縮、コスト削減となります。標準アプリケーションの故障モード影響/診断解析(FMEDA)はIEC 61508に従い90%以上の安全側故障割合(SFF)を示しました。
デバイスは2.7 V ~ 3.6 Vのアナログ単電源、あるいは1.8 Vの両電源で動作します。デジタル電源は1.65 V ~ 3.6 Vの範囲です。仕様は−40°C ~ +105°Cの温度範囲で規定されています。AD7124-4は32ピンLFCSPパッケージ又は24ピンTSSOPパッケージに収納されています。
アプリケーション- 温度測定
- 圧力測定
- 工業用プロセス制御
- 計器用スマート・トランスミッタ
- スマート・トランスミッタ
Applications
インテリジェント・ビル
- ビル・オートメーション・システム
- ビルディング・オートメーション・コントローラおよびネットワーク
- 建物設備
- 建物の安全性およびセキュリティ・ソリューション
AD7124-8

AD7124-8は低消費電力、低ノイズ、全機能内蔵のアナログ・フロントエンドで、高精度計測のアプリケーション向けです。この製品には低ノイズの24ビットΣ-Δ A/Dコンバータ(ADC)が内蔵されており、8個の差動入力、あるいは15個のシングルエンド又は擬似差動入力に設定することができます。低ノイズ・ゲイン段があるので、小振幅の信号でもA/Dコンバータに直接インターフェースできます。
AD7124-8の主な利点の一つは、3つの内蔵パワー・モードの1つを選ぶ柔軟性があることです。パワー・モードを選択することにより電流消費、出力データ・レートの範囲、rmsノイズを合わせることができます。デバイスには又各種フィルタ・オプションがあり、ユーザーは最高度の柔軟性が得られます。AD7124-8は25 SPS(1サイクル・セトリング)の出力データ・レートで動作する時、50 Hzと60 Hzの同時除去を実現でき、さらに低い出力データ・レートでは80 dB以上の除去を達成します。
AD7124-8を使用することによりシグナル・チェーンを最高度に集積することができます。デバイスは高精度、低ノイズ、低ドリフトのバンドギャップ・リファレンスを内蔵していますが、外部差動リファレンス(内部でバッファを接続可能)も受信できるようになっています。他の主な内蔵機能にはプログラマブル低ドリフト励起電流源、バーンアウト電流、(チャンネルのコモン・モード電圧をAVDD/2に設定する)バイアス電圧発生器があります。ユーザーはローサイド・パワー・スイッチを使用して変換と変換の間にブリッジ・センサーの電源を落とすことにより、システムの絶対的な最小電力消費を実現できます。ユーザーは又デバイス動作用に内部クロックあるいは外部クロックを選択することができます。
内蔵のチャンネル・シーケンサによりいくつかのチャンネルを同時にイネーブルにできます、そしてAD7124-8は各イネーブルのチャンネルをシーケンシャルに変換してデバイスとの通信を簡素化します。16チャンネルまでいつでもイネーブルにできます;チャンネルはアナログ入力あるいは電源チェック又はリファレンス・チェックのような診断として定義されます。この独自の機能により診断を変換とインターリーブさせることができます。AD7124-8は又チャンネルごとの設定が可能です。デバイスは8種類の設定あるいはセットアップが可能で、各設定はゲイン、フィルタ・タイプ、出力データ・レート、バッファ、リファレンス源で構成されています。ユーザーはこれら任意のセットアップをチャンネルごとに指定できます。
AD7124-8はその包括的な機能セットの一部として内蔵された多様な診断機能もあります。これら内蔵の診断機能には巡回冗長検査(CRC)、シグナル・チェーン検査、シリアル・インターフェース検査があり、より強固なソリューションとなっています。これらの診断機能により診断を行うための外付け部品の必要性がなく、ボード・スペースの削減、デザイン・サイクルの短縮、コスト削減となります。標準アプリケーションのFMEDAはIEC 61508に従い90%以上のSFFを示しました。
デバイスは2.7 V ~ 3.6 Vのアナログ単電源、あるいは1.8 Vの両電源で動作します。デジタル電源は1.65 V ~ 3.6 Vの範囲です。仕様は−40°C ~ +125°Cの温度範囲で規定されています。AD7124-8は32ピンLFCSPパッケージに収納されています。
このデータシートを通して、DOUT/RDYのような複数機能をもつピンはピン名をフルで呼称する場合とピンの1機能(たとえばRDYで、その機能のみ関連する時)で呼称する場合があることに注意してください。
アプリケーション
- 温度測定
- 圧力測定
- 工業用プロセス制御
- 計測機器
- スマート・トランスミッタ
Applications
インテリジェント・ビル
- ビル・オートメーション・システム
- ビルディング・オートメーション・コントローラおよびネットワーク
- 建物の安全性およびセキュリティ・ソリューション
LTC2986

LTC2986は、様々な温度センサーで測定を行い、°C単位または°F単位の結果を0.1°Cの精度と0.001°Cの分解能でデジタル出力します。LTC2986は、事実上すべての標準(タイプB、E、J、K、N、S、R、T)またはカスタム熱電対の温度を測定でき、冷接点温度を自動的に補償し、結果を線形化できます。また、標準の2線式、3線式、または4線式RTD、熱電対、ダイオードを使用して温度を測定することもできます。LTC2986には、温度センサーの各タイプに適した励起電流源および故障検出回路が内蔵されています。
LTC2986/LTC2986-1は、20チャンネルLTC2983/LTC2984の10チャンネルのソフトウェアおよびピン互換バージョンです。その他の機能として、汎用マルチセンサー・アプリケーションの簡単な保護を有効にする特殊モード、汎用ADC指示値用のカスタム・テーブル、アクティブなアナログ温度センサーからの直接温度読み取り機能が内蔵されています。LTC2986-1は、LTC2986のEEPROMバージョンです。
アプリケーション
- 直接熱電対測定
- 直接RTD測定
- 直接サーミスタ測定
- カスタム・センサー・アプリケーション
Applications
AD7175-2

AD7175-2は低ノイズ、高速セトリング時間のマルチプレクス型2/4(完全差動/擬似差動)チャンネルΣ-Δ A/Dコンバータ(ADC)で、低帯域の入力信号を対象としています。データが完全に安定する最大チャンネル・スキャン・データ・レートは50kSPS(20μs)です。出力データレートは5SPS~250kSPSの範囲です。
AD7175-2は主なアナログ/デジタル信号処理ブロックを内蔵しており、ユーザーは使用する各アナログ入力チャンネルの個別の構成を設定することができます。各機能はチャンネルごとにユーザー選択可能になっています。アナログ入力と外部リファレンス入力に内蔵されている真のレールtoレール・バッファにより高インピーダンス入力の駆動が容易になっています。高精度2.5V、低ドリフト(2ppm/℃)のバンドギャップ・リファレンス(出力バッファ付き)を内蔵し、組込み機能が追加されているので、外付け部品数が削減されます。
デジタル・フィルタにより27.27SPSの出力データ・レートにおいて50Hzおよび60Hzの同時除去が可能です。ユーザーはアプリケーションの中の各チャンネルの要求に応じて、それぞれ異なるフィルタ・オプションを切り替えることができます。ADCは選択した各チャンネルを通して自動的に切り替えます。さらにデジタル処理機能にはチャンネルごとに調整可能なオフセット調整レジスタ、ゲイン調整用レジスタがあります。
デバイスは電源AVDD1=5VあるいはAVDD1/AVSS=±2.5Vと電源AVDD2/IOVDD=2V~5Vで動作します。規定の動作温度範囲は-40℃~+105℃です。AD7175-2は24ピンTSSOPパッケージを採用しています。
アプリケーション
- プロセス・コントロール:PLC/DCSモジュール
温度計測および圧力計測 - 医療および科学技術のマルチチャンネル計測
- クロマトグラフィ
Applications
インテリジェント・ビル
- 建物設備
AD7175-8

AD7175-8は低ノイズ、高速セトリング時間のマルチプレクス型8/16(完全差動/擬似差動)チャンネルΣΔ型A/Dコンバータ(ADC)で、狭帯域入力信号を対象としています。データが完全に安定する最大チャンネル・スキャン・データレートは50 kSPS(20 μs)です。出力データレートは5 SPS ~ 250 kSPSの範囲です。
AD7175-8は主なアナログ/デジタル信号処理ブロックを内蔵しており、ユーザーは使用する各アナログ入力チャンネルの個別の構成を設定することができます。各機能はチャンネルごとにユーザー選択可能になっています。アナログ入力と外部リファレンス入力に内蔵されている真のレールtoレール・バッファにより高インピーダンス入力の駆動が容易です。高精度2.5 V、低ドリフト(2 ppm/°C)のバンド・ギャップ・リファレンス(出力バッファ付き)を内蔵し、組込み機能が追加されているので、外付け部品数が削減されます。
デジタル・フィルタにより27.27 SPSの出力データレートで50 Hzおよび60 Hzの同時除去が可能です。ユーザーはアプリケーションの中の各チャンネルの要求に応じて、それぞれ異なるフィルタ・オプションを切り替えることができます。ADCは選択した各チャンネルを通して自動的に切り替えます。さらにデジタル処理機能にはチャンネルごとに調整可能なオフセット調整、ゲイン調整用レジスタがあります。
このデバイスは、電源AVDD1-ADSS=5 VあるいはAVDD1/AVSS=±2.5 Vと電源AVDD2/IOVDD=2 V ~ 5 Vで動作します。規定の動作温度範囲は40°C ~ +105°Cです。AD7175-8は40ピンLFCSPパッケージを採用しています。
アプリケーション
- プロセス・コントロール:PLC/DCSモジュール
温度計測および圧力計測 - 医療および科学技術のマルチチャンネル測定器
- クロマトグラフィ
Applications
インテリジェント・ビル
- 建物設備
ADUCM360

ADuCM360は、3.9kSPS、24ビット・データ・アクイジション・システムで、デュアルの高性能マルチチャンネル・シグマ・デルタ(Σ-Δ)A/Dコンバータ(ADC)、32ビットARM Coretex™-M3プロセッサ、とフラッシュ / EEメモリをすべてシングル・チップ上に内蔵しています。ADuCM360は、有線およびバッテリ駆動アプリケーション両方の外部高精度センサーと直接インターフェースするために設計されています。ADuC361は、1つの24ビットΣ-Δ ADC(ADC1)のみが可能である以外は、ADuC360全ての機能を含んでいます。
ADuCM360 / ADuCM361は、32kHzの発振器と内部の16MHz高周波発振器を内蔵しています。高周波発振器は、プログラマブルなクロック分周器を介して分配され、この分周器からプロセッサ・コア・クロックの動作周波数が生成されます。最大のコア・クロック速度は16MHzで、この速度は動作電圧や動作温度によって制限されることはありません。
マイクロコントローラのコアは、ARM Cortex-M3プロセッサ、32ビットRISCマシーンで、最大20MIPSのピーク・パフォーマンスを提供します。Cortex-M3プロセッサは柔軟な11チャンネルのDMAコントローラを採用しており、全ての有線コミュニケーション周辺装置(SPI、UART、I2C)をサポートしています。また、128 kBの不揮発性フラッシュ / EEメモリと8kBのSRAMがチップ上に集積されています。
アナログ・サブシステムは、デュアルADCを含んでおり、各ADCは柔軟な入力マルチプレクサに接続されています。両方のADCは、完全差動とシングルエンドモードで動作することができます。その他内蔵ADCの特長として、デュアルのプログラマブル励起電流源、診断用電流源およびAVDD_REG/2(900mV)を入力チャンネルのコモンモード設定するためのバイアス電圧発生器があります。ローサイドの内部グランド・スイッチが提供されているため、変換期間に外部回路(例として、ブリッジ回路)のパワーダウンが可能となっています。
ADCには、2つのパラレル・フィルタが含まれています:sinc2フィルタにパラレル接続されたsinc3またはsinc4フィルタです。sinc3またはsinc4フィルタは高精度計測で使われます。sinc2フィルタは、高速計測と入力信号内のステップ変化を検出するために使われます。
このデバイスは低ノイズ、低ドリフトの内部バンドギャップ・レファレンスを含んでいますが、これらは、レシオメトリック測定構成で1つまたは2つの外部リファレンス源を許容する構成にすることができます。外部リファレンス入力をバッファするためのオプションがチップ上に提供されています。オンチップに、シングル・チャンネルのバッファ付き電圧出力D/Aコンバータも内蔵されています。
ADuCM360 / ADuCM361は、さまざまなオンチップ周辺装置を集積しており、これら周辺装置は、アプリケーション内で必要とするマイクロコントローラのソフトウェアの制御下で構成することができます。周辺装置には、UART、I2C、およびデユアルSPIシリアルI/O通信コントローラ、19ピンGPIOポート、2つの汎用タイマ、ウェイクアップ・タイマおよびシステム・ウォッチドック・タイマが含まれています。また、6個の出力チャンネルを持った、16ビットのPWMコントローラも備わっています。
ADuCM360 / ADuCM361は、特に低消費動作を重要とするバッテリ駆動アプリケーションでの動作のために設計されています。マイクロコントローラのコアは、ノーマル動作モードでの構成で290μA/MHz(フラッシュ / SRAMのIDDを含む)を消費します。2つのADC(入力バッファはオフ状態)、4倍ゲインのPGA、1つのSPIポートがオン状態、および全てのタイマがオン状態の動作が、1mAの全システム電流消費で実現することができます。
ADuCM360 / ADuCM361は、直接のプログラム制御の基で、消費電流がわずか4μAのハイバーネイト・モード(内部ウェイクアップ・タイマがアクティブ)を含む幾つかの低パワー動作モードでの構成が可能です。ハイバーネイト・モードでは、外部割込みまたは内部ウェイクアップ・タイマのような周辺装置で、デバイスをウェイクアップさせることができます。このモードのため、デバイスは超低パワーでの動作が可能で、しかも非同期の外部または周期的なイベントに応答することが可能です。
アプリケーション
- 工業用自動制御、プロセス制御
- インテリジェント高精度センシング・システム
- 4mA~20mAのループ給電のスマート・センサー・システム
- 医療用デバイス、患者モニタリング