サーミスタ

サーミスタは半導体の一種であるため、抵抗が導体よりは大きいけれども絶縁体よりも小さくなっています。サーミスタの温度と抵抗の関係は、その材料に大きく依存しており、温度係数で表されます。サーミスタは抵抗が既知の材料で構成されており、2つの種類があります。負温度係数(NTC)サーミスタと正温度係数(PTC)サーミスタです。NTCサーミスタの抵抗は温度が上昇すると減少する一方、PTCサーミスタの抵抗は温度の上昇すると増大します。NTCサーミスタは一般的に、ハンドヘルド・デバイスやビルの熱制御装置など、小型であることが重要な温度計測で使用されています。

サーミスタは、様々なベース抵抗と抵抗温度曲線のものが提供されています。低温アプリケーション(–55°C~約+70°C)の場合、通常は2kΩ~10kΩの範囲の低い抵抗が使用されます。高温アプリケーションでは通常、10kΩを超える抵抗の大きいサーミスタが使用されます。抵抗は25°Cでの値で、温度係数はΩ/°C単位で示されることが一般的です。仕様規定されている温度範囲内では約±0.2°Cの精度を発揮し、安価で耐久性に優れ長期間使用できます。

Using Custom Thermistors with the Temp-to-Bits Family

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この記事では、カスタム・サーミスタとコンバータを構成する2つの方法について説明します。

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これで成功間違いなし:サーミスタを用いた液面レベルの検出

サーミスタ、測温抵抗体(RTD)、あるいは他の抵抗温度センサーを使用した精密温度計測のアプリケーションにおいては、励起電流によって引き起こされるセンサーの自己発熱の影響に十分注意しなければなりません。

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