フェーズ・ロック・ループ(PLL)の基礎

概要:

フェーズ・ロック・ループ(PLL)は、実に様々な高周波アプリケーションで使用されています。例えば、クロックのシンプルなクリーンアップ用回路、高性能の無線通信リンク用の局部発振器(LO)、ベクトル・ネットワーク・アナライザに搭載されるスイッチング周波数が極めて高いシンセサイザなどが、そうしたアプリケーションの例です。本稿では、それらのアプリケーションを念頭に置きながら、PLLの主要な構成要素について説明します。それにより、PLLを初めて扱う人にとっても、既に長く扱ってきた人にとっても、部品の選定や、各種アプリケーションにおけるトレードオフについて検討する上で役立つ指針を提供します。本稿では、アナログ・デバイセズのPLLと電圧制御発振器(VCO)の製品ファミリである「ADF4xxx」および「HMCxxx」を実例として取り上げます。その上で、アナログ・デバイセズのPLL回路シミュレータ「ADIsimPLL」を活用し、各製品の特性も示していきます。

 

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参考資料

Ian Collins「Integrated PLLs and VCOs for WirelessApplications(ワイヤレス・アプリケーション用のPLL/VCO)」Radio Electronics、2010年

Mike Curtin、Paul O’Brien「Phase-Locked Loops forHigh Frequency Receivers and Transmitters - Part 1(高周波レシーバー/トランスミッタ用のPLL - パート1)」Analog Dialogue、AD33-03

著者

Ian Collins

Ian Collins

Ian Collinsは、コーク大学(University Cork)を電気電子工学の学士号で卒業し、2000年からアナログ・デバイセズの RF&Microwave グループで働いています。現在は、Microwave Frequency generationグループのアプリケーション・マネージャであり、PLLおよび電圧制御発振器(VCO)製品を主に担当しております。 職場以外で家族と過ごしていない時は、写真と演劇、読書、音楽鑑賞を楽しんでいます。