ADM660/ADM8660はチャージ・ポンプを用いる電圧コンバータで、入力電源電圧を反転してVOUT=-VINを出力するか、2倍にしてVOUT=2×VINを出力するために使用できます(倍圧はADM660のみ)。+1.5~+7Vの入力電圧であれば、-1.5~-7Vの負の出力電圧に反転できます。この反転機能は、単電源システムで負電圧のレールを作る場合に最適です。チャージ・ポンプには、2つの小型外付けコンデンサしか必要ありません。50mAまでの出力電流に対する効率は90%を超え、100mAでも80%以上の効率を発揮します。
周波数制御(FC)入力ピンで、チャージ・ポンプの動作周波数を25kHzもしくは120kHzに選択できます。これによって、コンデンサのサイズと静止電流を最適化できます。25kHzにするときは10μFの外付けコンデンサが適切ですが、120kHzではコンデンサ容量を2.2μFに減らすことができます。ADM660の発振周波数は、発振器(OSC)の入力に外部コンデンサを接続するか、入力を外部クロックで駆動することによって制御できます。高い電源電圧が必要なアプリケーションでは、ADM660で入力電圧を倍加できます。2.5~7Vの入力電圧に対して、最大100mAの出力電流で5~14Vの出力電圧が得られます。
ADM8660には、外部発振器(OSC)ピンの代わりに低消費電力シャットダウン(SD)ピンがあります。これを利用すればデバイスをディスエーブルにでき、静止電流を300nAに減らすことができます。
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