Analog Devices RF and microwave components are available as drop-in X-MWblocks®
from Quantic™ X-Microwave.
AD8353
製造中RFゲインブロック、1MHz~2.7GHz
製品の詳細
- 20dBの固定ゲイン
- 1MHz~2.7GHzの動作周波数
- 最大9dBmまでのリニアー出力パワー
- 入力/出力は内部で50Ωにマッチング
- 温度、電源に関して安定動作
- ノイズ指数:5.3dB
- 電源電圧:3Vまたは5V
AD8353は、1MHzから最大2.7GHzの周波数で動作する広帯域幅、固定ゲインのリニア・アンプです。この製品は、携帯電話、ブロードバンド、CATVやLMDS/MMDSなどのアプリケーションを含む幅広い無線用デバイスに使われます。
アナログ・デバイセズの高性能コンプリメンタリー・シリコン・バイポーラプロセスを用いていることで、これらのゲインブロックは、プロセス、温度および供給電源に渡って優れた安定性を提供します。このアンプはシングルエンドで内部的に50Ωにマッチングされており、リターン・ロスは動作周波数範囲全域にわたって10dB以上です。
AD8353は、電源端子と出力ピンの間に外部RFチョークを接続したとき、電源3V、ゲイン20dB(900MHzにて)で9dBmの直線的出力パワーを提供します。dcの電源電流は42mAになります。900MHzで、出力の3次インターセプト(OIP3)は23dBm以上となり、2.7GHzでは19dBmです。
ノイズ指数は900MHzで5.3dBです。リバース・アイソレーション(S12)は900MHzで-36dB、2.7GHzで-30dBです。
また、AD8353は5V電源でも動作可能です;この場合、外付けインダクタは不要です。このような条件下でAD8353はゲイン20dB(900MHz)で8dBmを提供します。dcの電源電流は42mAになります。900MHzで、3次インターセプト(OIP3)は22dBm以上となり、2.7GHzでは19dBmです。ノイズ指数は900MHzで5.6dBとなります。リバース・アイソレーション(S12)は-35dBです。
AD8353は、アナログ・デバイセズ独自の高性能 25GHz、シリコン・コンプリメンタリ(相補)バイポーラ ICプロセスにより製造されています。AD8353はチップ・スケール・パッケージを採用しており、露出パドルを使用しているので熱インピーダンスが優れており、グランドに対して電気的に低インピーダンス接続になっています。この製品は-40~+85℃の温度範囲にわたって動作します。また、評価用ボードも提供しています。
アプリケーション
- VCO バッファ
- 汎用 Tx/Rx増幅
- パワーアンプのプリドライバ
- 低消費電力アンテナ・ドライバ
ドキュメント
データシート 1
アプリケーション・ノート 2
製品ハイライト 1
評価用設計ファイル 1
製品選択ガイド 1
これは最新改訂バージョンのデータシートです。
ツールおよびシミュレーション
Sパラメータ 1
ADIsimPLL™
アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品を迅速かつ確実に評価できるツールです。現在利用できるツールの中で、最も総合的なPLLシンセサイザーの設計/シミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、主要な非線形効果が含まれており、これはPLLの性能に大きく影響を及ぼします。ADIsimPLLによって、設計プロセスの繰り返し作業が1つ以上排除されるため、設計から製品の市場投入までの期間が大幅に短縮することができます。
ツールを開くADIsimRF
アナログ・デバイセズのADIsimRF設計ツールは、カスケード・ゲインやノイズ指数、IP3、P1dB、総合消費電力などRFシグナル・チェーン内の最も重要なパラメータの計算を行います。
ツールを開くキーサイトGenesys向けのSys-Parameterモデル
Sys-Parameterモデルは、デバイスの直線性と非直線性を明らかにするP1dB、IP3、ゲイン、ノイズ指数、リターン損失などの挙動パラメータを提供します。
ツールを開く