ADGM1121

新規設計に推奨

0Hz/DC~18GHzで動作するDPDT MEMSスイッチ

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • DC~18GHzの周波数範囲
  • 最大64Gbpsの高ビット・レート機能
  • 低挿入損失:
  • 8GHzで0.5dB(代表値)
  • 16GHzで1.0dB(代表値)
  • 高入力IIP3:73dBm(代表値)
  • 大RF電力処理:33dBm(最大値)
  • オン抵抗:1.9Ω(代表値)
  • 大DC電流処理:200mA
  • 高スイッチ・サイクル数:1億サイクル(最小値)
  • 高速スイッチング時間:200μs TON(代表値)
  • 3.3Vドライバ内蔵により、パラレル・インターフェースやSPIを使用して簡単に制御可能
  • デカップリング抵抗やシャント抵抗などの受動部品を内蔵してスペースを節約
  • 小型の5mm × 4mm × 1mm 24ピン・プラスチック・パッケージ
  • 温度範囲:−40°C~+85°C

ADGM1121は、アナログ・デバイセズのマイクロマシン(MEMS)スイッチ技術を使用して製造された、広帯域の双極双投(DPDT)スイッチです。この技術により、小さいフォーム・ファクタ、広いRF帯域幅、高い直線性、小さい挿入損失を備え、最小0Hz/DCで動作するスイッチが実現します。このスイッチは、広いRF範囲と高精度の装置切替えが求められる場合に理想的なソリューションとなります。

内蔵ドライバ・チップにより、静電気力でスイッチを作動させるための高電圧が生成されます。これは、パラレル・インターフェースとシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)により制御できます。すべてのスイッチは独立して制御できます。

このデバイスは、24ピン、5mm × 4mm × 1mmランド・グリッド・アレイ(LGA)パッケージを採用しています。ADGM1121の最適な動作を確保するため、データシートの重要な動作条件セクションを参照してください。

ADGM1121のオン抵抗(RON)の性能は、デバイスごとのばらつき、チャンネルごとのばらつき、サイクル作動、ターン・オン後のセトリング時間、バイアス電圧、温度変化などの影響を受けます。

アプリケーション

  • ATEの負荷およびプローブ・ボード
  • 高速ループバック試験時のDC
  • 高速SerDes、PICe Gen4/5、USB4、PAM4
  • リレーの代替
  • 再構成可能なフィルタ/減衰器
  • 防衛用無線とマイクロ波無線
  • セルラ・インフラストラクチャ:5Gミリ波

ADGM1121
0Hz/DC~18GHzで動作するDPDT MEMSスイッチ
ADGM1121 Chip Image ADGM1121 Functional Block Diagram ADGM1121 Pin Configuration
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ハードウェア・エコシステム

製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
ATE(自動試験装置) 1
AD5522 製造中 パラメータ測定ユニット、クワッド、レベル設定用16ビットDAC内蔵
MEMSスイッチ 3
ADGM1144 新規設計に推奨 MEMSスイッチ、0Hz/DC〜18GHz、SP4T
ADGM1304 新規設計に推奨

0Hz/DC~14GHz、単極、4投ドライバ内蔵MEMSスイッチ

ADGM1004 新規設計に推奨 MEMSスイッチ、単極4投、0 Hz/DC ~ 13 GHz、2.5kV HBM ESD耐性、ドライバ内蔵
リニア・レギュレータ 7
ADP150 製造中 リニア・レギュレータ、150mA、超低ノイズ、CMOS
ADP7112 新規設計に推奨

LDOリニア・レギュレータ、20V、200mA、ローノイズ、CMOS

ADP7118 新規設計に推奨 20V、200mA、低ノイズ、CMOS LDOリニア電圧レギュレータ
LT3042 新規設計に推奨 20V、200mA、超低ノイズ、超高PSRRのRFリニア・レギュレータ
LT1962 新規設計に推奨 300mA、低ノイズ、マイクロパワーLDOレギュレータ
ADP7142 新規設計に推奨 40V、200mA、低ノイズ、CMOS LDOリニア電圧レギュレータ
LT3045-1 新規設計に推奨 20V、500mA、超低ノイズ、 VIOC制御を備える超高PSRRリニア・レギュレータ
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ツールおよびシミュレーション

LTspice


下記製品はLTspiceで使用することが出来ます。:

  • ADGM1121

Sパラメータ 1

IBISモデル 1

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 


評価用キット

eval board
EVAL-ADGM1121

0Hz/DC~16GHz、2 x DPDT、MEMSスイッチADGM1121の評価

機能と利点

  • 単電源電圧:3.3V
  • 広い周波数範囲:DC~16GHz
  • RF信号用2.92mmコネクタ
  • パラレル・インターフェースとSPI
  • アナライザ・キャリブレーション用の伝送ライン経由オンボード・キャリブレーション

製品詳細

EVAL-ADGM1121SDZはADGM1121の評価ボードです。このデバイスはデュアルチップ無線周波数(RF)スイッチング・ソリューションであり、双極双投(DPDT)マイクロマシン(MEMS)スイッチが制御チップと共にコンパクトな5.00mm × 4.00mm × 1.00mmのLGAパッケージに収められています。

DPDTスイッチは、帯域幅の観点で最適な性能、電力処理機能、RFアプリケーション向けの直線性を備えたアナログ・デバイセズのMEMSスイッチ技術を利用しています。制御チップは、MEMSスイッチに必要な高電圧信号を生成し、ユーザがシンプルで柔軟な相補型金属酸化膜半導体(CMOS)/低電圧トランジスタ-トランジスタ・ロジック(LVTTL)準拠の並列インターフェースを介してその動作を制御できるようにします。シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)経由も同様です。複数のADGM1121デバイスをデイジーチェーン接続して、最小限のデジタル回線で複数のデバイスを構成することもできます。

SPIの場合、EVAL-ADGM1121SDZは、システム・デモンストレーション・プラットフォーム(SDP)ボードを介してPCのUSBポートに接続します。EVAL-SDP-CB1Zボード(SDP-Bコントローラ・ボード)は、アナログ・デバイセズのWebサイトでご注文いただけます。

EVAL-ADGM1121SDZには、RF信号と制御信号用のコネクタ、およびスイッチの動作を制御してその性能を評価するためのリンクが付属しています。

ADGM1121の詳細については、ADGM1121のデータシートを参照してください。EVAL-ADGM1121SDZを使用する際は、ユーザ・ガイドと併せてADGM1121のデータシートも参照してください。

eval board
EVAL-24LGA54EBZ

スイッチおよびマルチプレクサ・ポートフォリオの24ピンLGAデバイスの評価用ボード

機能と利点

  • 24ピン、5mm × 4mm LGA評価用ボード
  • メイン・デバイスのソケットを簡単に変更可能
  • 信号入出力用のSMAコネクタ
  • Arduinoシールドのサポートを内蔵

製品詳細

EVAL-24LGA54EBZでは、別売のスイッチおよびマルチプレクサ・ポートフォリオの24ピン・ランド・グリッド・アレイ(LGA)パッケージ・デバイスを簡単に評価できます。EVAL-24LGA54EBZにはソケットが付属しており、ハンダ付け処理なしで24ピンLGAデバイスを評価用ボードに固定できます。

ユーザ・ガイドの図1に、EVAL-24LGA54EBZが示されています。24ピンLGAデバイスは、評価用ボードの中央ソケットに簡単に挿入できます。この評価用ボードは、様々なスイッチ構成を柔軟にテストできるように設計されています。各デバイス・ピンはヘッダー(K1~K17)に接続され、ユーザは必要に応じて、信号をルーティングしたり、ピンをグラウンドに接続したり、ピンを設定したりできます。K7~K13では、一般的な入出力(I/O)またはグラウンド接続がサポートされます。EVAL-24LGA54EBZは、K14~K17を使用する内部ロジックと、K1~K4を使用するシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)の、2つの制御モードをサポートしています。制御モードはK5で選択され、GNDに接続すると内部制御が有効になり、VDDに接続するとSPIが有効になります。EVAL-24LGA54EBZには、Subminiature Version A(SMA)コネクタ(J1~J11)が搭載されています。このコネクタはデバイス・ピンに直接接続され、信号アクセスに使用されるため、ユーザはテスト中に制御信号を簡単に印加または監視できます。

テスト対象デバイス(DUT)の詳細な仕様は、対応する製品のデータシートに記載されています。EVAL-24LGA54EBZを使用する際は、EVAL-24LGA54EBZのユーザ・ガイドと併せて製品データシートを参照してください。

EVAL-ADGM1121
0Hz/DC~16GHz、2 x DPDT、MEMSスイッチADGM1121の評価
EVAL-ADGM1121SDZ Evaluation Board EVAL-ADGM1121SDZ Evaluation Board - Top View EVAL-ADGM1121SDZ Evaluation Board - Bottom View
EVAL-24LGA54EBZ
スイッチおよびマルチプレクサ・ポートフォリオの24ピンLGAデバイスの評価用ボード
EVAL 24LGA54EBZ  Board Photo Angle View EVAL 24LGA54EBZ Board Photo Top View EVAL 24LGA54EBZ Board Photo Bottom View

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