


設計時間の短縮と消費電力およびコストの削減
5G O-RANエコシステム向けにアナログ・デバイセズがお届けする新しい無線プラットフォームは、O-RAN準拠の7.2x Low PHYベースバンドASIC、アナログ・デバイセズの次世代ソフトウェア・トランシーバー、RFフロント・エンド、タイミングや電力のソリューションなど、中核をなす機能はすべて備えたものになります。
消費電力、サイズ、コスト、重量に関する大幅な改善を実現するよう設計されたこの無線プラットフォームは、次世代ネットワークに極めて重要となる消費電力およびコストに関する様々な課題に対処しています。Low PHYはeCPRIインターフェースを備えており、LTE、5G、NB-IoTをサポートします。デジタル・フロント・エンドと高度に統合化されたトランシーバーは、RFフロント・エンドの複雑さを最小限に抑えフィルタ条件を緩和すると同時に、低消費電力の無線変換ソリューションを実現します。このDFEには、クレスト・ファクタ低減(CFR)とデジタル・プリディストーション(DPD)のための先進的なアルゴリズムが、チャンネルのデジタル・アップ/ダウンコンバージョン(DUC/DDC)と共に実装されています。
アナログ・デバイセズのアルゴリズム・チームは、主要PAベンダと継続的に連携し、最新PA技術に向けた最も効率的な線形化オプションを開発するため、共同で取り組んでいます。これにより様々な帯域と消費電力に対し最先端のPA/DPDの組合わせを設計に組み込むことができます。また、設計の中間段階での開発時間を短縮できます。
アナログ・デバイセズのシステム・チームは、リファレンス設計と相互運用性テストを用意することで、エコシステムの関係者と提携しています。これにより、設計サイクルを通じて統合化の時間を削減できます。
技術評価用プラットフォームは年内に提供予定です。
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今後数か月間、この斬新なプラットフォームとそれを駆動する技術に関する情報を発信してまいります。情報をお受け取りいただくために、お客様の情報をご入力ください。アナログ・デバイセズの担当者から詳細をお知らせします。
次世代トランシーバー
- 8T8Rまたは2x4T4Rに対応
- マルチバンドFDD/TDD
- 400MHz DPD + GaNに対応、CFR、DUC/DDC
- 600MHz~7.1GHz
- チャンネルあたり400MHzのIBW
- マクロ、M-MIMO、スモール・セルに対応
ADI Low PHYベースバンド
- O-RAN準拠7.2 Splitの条件をすべて満たしたLow PHYベースバンド
- 7.2x O-RAN準拠Cat A
- 8T8R、2x4T4Rに対応、4T4R、マルチバンドFDD/TDD
- LTE/5G/NB-IoTに対応
- (i)FFT、PRACH、 eCPRI
- C/U/S/Mプレーン処理
4T4Rマイクロセル/スマート・セル/マクロ
4Gおよび5Gワイヤレス・インフラストラクチャ向けO-RAN準拠RU
- モジュラー・プラットフォーム設計により様々な帯域や消費電力に対する製品開発時間を短縮
- FDDモードおよびTDDモードで600MHz~6GHzに調整可能なADRV902x
- TRxとDFEが14mm × 14mmのパッケージで動作
- アンテナあたり100MHzのOBWと約5Wの消費電力
- O-RAN準拠eCPRI、7.2x Low PHY
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M-MIMOシステム
O-RAN 7.2 Splitに対応した完全リファレンス設計
- 光ケーブルへのアンテナ・アレイ
- 32T32R、8ダウンリンク4アップリンク層、200MHzの占有帯域幅
- 75dBmの総合EIRP(1偏光あたり72dBmのEIRP)
- すべてを網羅した温度および機械設計
ソフトウェア
- デジタル・プリディストーションおよびクレスト・ファクタ低減
- アンテナ・キャリブレーション
- 下位層1およびビームフォーミング
- O-RAN管理プレーン