製品概要
機能と利点
- デュアル AD9361 デバイス全体の完全なデバイス構成およびキャリブレーション制御。
- 広い周波数範囲(70 MHz ~ 6.0 GHz)で、<200 kHz ~ 56 MHz のチャンネル帯域幅を使用してソフトウェアで調整可能。
- 両方の AD9361 デバイスで位相と周波数を同期することによって、4 x 4 MIMO 同期プラットフォームを形成。
- 単一の外付け LO ソースで両方の AD9361 を駆動できるため、RF 性能が向上し、MIMO 設計が簡素化。
- デュアル FMC コネクタを搭載することによって Xilinx ZC706 プラットフォームとの接続が実現。
- 回路図、レイアウト、部品表、HDL、Linux ドライバ、アプリケーション・ソフトウェアを含む
- 高チャンネル密度を実現
製品概要
AD-FMCOMMS5-EBZ は、複数入力、複数出力(MIMO)アプリケーションで AD9361 をご紹介するために設計された高速アナログ・モジュールです。AD9361 は 70 MHz ~ 6 GHz で動作する高性能な高集積 RF トランシーバーで、200 kHz 未満から 56 MHz までの帯域幅をサポートします。AD-FMCOMMS5-EBZ はデュアル AD9361 デバイスをサポートし、4 x 4 MIMO システムを実現します。このプラットフォームは、アクティブ・アンテナ、送信ビームフォーミング、受信到来角システムなど、多くのソフトウェア無線アプリケーションのプロトタイピングと開発を可能にすることを目的としています。AD-FMCOMMS5-EBZ ボードには、6 GHzの範囲すべてをカバーする広帯域チャンネルと 2.4 GHz に同調された狭帯域チャンネルの両方があります。また、AD-FMCOMMS5-EBZ にはデュアル ADG918 SPDT スイッチもあります。これは 2 つの AD9361 間のキャリブレーション・マトリックスを作成します。このスイッチ・マトリックス・ハードウェアをアナログ・デバイセズが提供する API ソフトウェアと組み合わせることで、2 つの AD9361 間の完全なデジタルおよび RF 同期が可能になります。API の提供によって、2 つの AD9361 の完全に独立したデバイス構成もサポートされます。AD-FMCOMMS5-EBZ は狭帯域と広帯域の両方の入出力接続をサポートしているため、RF エンジニアが AD9361 を RF テスト・ベンチ(ベクトル信号アナライザ、信号発生器など)に接続して狭帯域性能を計測できるだけでなく、ソフトウェア・エンジニアやシステム・エンジニアが 6 GHz の全動作範囲で迅速にプロトタイプを作成することも可能です。さらに、AD-FMCOMMS5-EBZ では、両方の AD9361 デバイスがオンボード生成された外部 LO 信号を受信できるため、RF 性能の向上が可能となります。
アプリケーション
- あらゆるソフトウェア設計無線アプリケーションに適した汎用設計
- MIMO 無線
- 送信ビームフォーミングおよび受信到来角検出
- ポイント to ポイント通信システム
- フェムトセル/ピコセル/マイクロセル基地局
マーケット&テクノロジー
対象となる製品
関連資料
-
AD-FMCOMMS5-EBZ Design & Integration Files2023/03/07ZIP5 M
-
AD-FMCOMMS5-EBZ User Guide2016/01/19WIKI
-
AD9361: RF Agile Transceiver Data Sheet (Rev. G)2024/11/25PDF1 M
-
ラピッド・プロトタイピングを実現するためのソリューション2024/04/15PDF4 M
-
Synchronized RF Transceiver Rapid Prototyping Kit for SDR2024/12/12
-
Analog Devices: 5G Test and Measurement Capability2024/12/12
-
Comms5 FMC Module (4x4 MIMO Demo)2024/12/12
-
IMS2015: Comms5 FMCモジュール(4×4 MIMOデモ)2024/12/12
-
アナログ・デバイセズが5Gに向けて提供するテスト&計測技術2024/12/12