AD7768

新規設計に推奨

A/Dコンバータ、24ビット、8チャンネル、110.8 kHz BW、同時サンプリング、パワー・スケーリング

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • 高精度なAC/DC性能
  • 8/4チャンネル、同時サンプリング
    • チャンネルあたり256 kSPS(max)出力のADC出力データ・レート
    • ダイナミック・レンジ:108 dB
    • 最大入力帯域幅(−3 dB帯域幅):110.8 kHz
    • 全高調波歪(THD):−120 dB(typ)
    • フルスケールレンジ(FSR)積分非直線性(INL):±2 ppm、オフセット誤差:±50 μV、ゲイン誤差:±30 ppm
  • 消費電力対ノイズ対入力帯域幅を最適化
    • 消費電力モード、速度モード、入力帯域幅(BW)モードを選択可能
      • 高速(最高速度):110.8 kHz BW、51.5 mW/チャンネル
      • 中間(半分速度):55.4 kHz BW、27.5 mW/チャンネル
      • 低消費電力(最低消費電力):13.8 kHz BW、9.375 mW/チャンネル
    • 入力BW範囲: DC ~ 110.8 KHz
    • プログラマブル入力帯域幅/サンプリング・レート
  • データ・インターフェースでCRCエラー・チェック
  • デイジーチェーン接続
  • 直線位相デジタル・フィルタ
    • 低遅延sinc5フィルタ
    • 広帯域ブリック・ウォール・フィルタ:±0.005dBのリップル(102.4kHzまで)
  • アナログ入力のプリチャージ・バッファ
  • 電源
    • AVDD1 = 5.0V、AVDD2 = 2.25V~5.0V
    • IOVDD = 2.5V~3.3VまたはIOVDD = 1.8V
  • 64ピンLQFPパッケージ、露出パッドなし
  • 温度範囲:−40°C~+105°C

AD7768/AD7768-4は8/4チャンネル、同時サンプリングΣ-Δ A/Dコンバータ(ADC)で、Σ-Δ変調器、チャンネルごとのデジタル・フィルタ、AC信号とDC信号の同期サンプリングのイネーブル機能を備えています。 

AD7768/AD7768-4は最大入力帯域幅の110.8 kHzで108 dBのダイナミック・レンジを実現するとともに積分非直線性(INL)±2 ppm、オフセット誤差±50 μV、ゲイン誤差±30 ppmの標準性能が得られます。 

AD7768/AD7768-4を使用することにより入力帯域幅、出力データ・レート、消費電力のいずれかを優先することができます。3つのパワーモードの1つを選び、目標ノイズと消費電力を最適化してください。AD7768/AD7768-4の柔軟性により、低消費電力DC測定モジュールと高精度AC測定モジュールの再利用できるプラットフォームが可能になります。 

AD7768/AD7768-4には3つのモードがあります:高速モード(256 kSPS max、入力帯域幅110.8 kHz、51.5 mW/チャンネル)、中間モード(128 kSPS max、入力帯域幅55.4 kHz、27.5 mW/チャンネル)、低消費電力モード(32 kSPS max、入力帯域幅13.8 kHz、9.375 mW/チャンネル)。 

AD7768/AD7768-4は広帯域、低リップル(±0.005 dB)通過帯域、急峻なロールオフのアンチ・エイリアシング・ローパス・フィルタ、ナイキスト周波数での減衰度105 dBのような多様なデジタル・フィルタ処理能力を提供します。 

周波数領域の測定には広帯域リニア位相フィルタが使用できます。このフィルタは256 kSPSではDC~102.4 kHz、128 kSPSではDC~51.2 kHz、32 kSPSではDC~12.8 kHzで通過帯域が平坦(リップル±0.005 dB)になっています。 

AD7768/AD7768-4は、又sinc5フィルタを介したsinc応答、低帯域幅向け低遅延経路、低ノイズ測定を提供します。広帯域幅とsinc5フィルタを選択でき、チャンネル・ベースごとに駆動できます。 

これらのフィルタ・オプションの中で、デシメーション・レートを×32、×64、×128、×256、×512、×1024の中から選択してダイナミック・レンジを改善することができます。デシメーション・フィルタを変更する機能により、希望の入力帯域幅に対してノイズ性能を最適化できます。 

アナログ入力電流を低減する各アナログ入力のプリチャージ・バッファやリファレンス入力端子の入力電流/グリッジを低減するチャンネルごとのプリチャージ・リファレンス・バッファのような各ADCに組み込まれたアナログ機能により設計が容易になります。 

この製品はAVDD1A = AVDD1B = 5V、AVDD2A = AVDD2B = 2.25 V ~ 5.0 V 、IOVDD = 2.5 V ~ 3.3 V 又は1.8 V (IOVDD=1.8 Vでの動作が必要になる特殊の場合は「1.8 V IOVDD動作セクション」を参照してください)の電源で動作します。 

この製品には外部リファレンスが必要です。絶対入力リファレンス電圧範囲は、1V~AVDD1 − AVSSです。 

アプリケーション

  • データ・アクイジション・システム:USB/PXI/イーサネット
  • 計装および工業用制御ループ
  • オーディオのテストおよび測定
  • 振動と資産状態の監視
  • 3相電力品質解析
  • ソナー
  • 高精度の医療脳波図(EEG)/筋電図(EMG)/心電図(ECG)

AD7768
A/Dコンバータ、24ビット、8チャンネル、110.8 kHz BW、同時サンプリング、パワー・スケーリング
AD7768/AD7768-4 Functional Block Diagram AD7768 Pin Configuration AD7768-CHIPS Functional Block Diagram AD7768-CHIPS Pin Configuration
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ソフトウェア・リソース


ハードウェア・エコシステム

製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
A/Dコンバータ(ADC) 1
AD7768-1 新規設計に推奨 DC 〜 204 kHz、ダイナミック・シグナル分析、電力スケーリングによる高精度 24 ビット ADC
オペアンプ(OPアンプ) 4
ADA4896-2 新規設計に推奨 オペアンプ、ローノイズ(1nV/√Hz)、低消費電力、レールtoレール出力
ADA4805-2 新規設計に推奨

オペアンプ、デュアル、オフセット・ドリフト0.2µV/℃、105MHz、低消費電力、低ノイズ、レールtoレール

ADA4807-2 新規設計に推奨

オペアンプ、3.1nV/√Hz、1mA、180MHz、レールtoレール入力/出力

LT3092 製造中 プログラム可能な200mA 2端子電流源
リニア・レギュレータ 3
ADP7118 新規設計に推奨 20V、200mA、低ノイズ、CMOS LDOリニア電圧レギュレータ
ADP7112 新規設計に推奨

LDOリニア・レギュレータ、20V、200mA、ローノイズ、CMOS

ADP7104 新規設計に推奨

リニア・レギュレータ(LDO)、20 V、500 mA、CMOS、低ノイズ

差動アンプ 3
ADA4945-1 新規設計に推奨 高速で ±0.1 µV/°Cのオフセット・ドリフトの完全差動ADC用ドライバ
ADA4940-1 製造中 ADC ドライバ用アンプ、超低消費電力、低ひずみ性能
LTC6363 最終販売 差動アンプ/ADCドライバ・ファミリ、高精度、低消費電力
電圧リファレンス 7
ADR4550 製造中 5.0V電圧リファレンス、超低ノイズ、高精度
ADR441 製造中 電圧リファレンス、出力電圧2.5V、LDO型 XFET®、超低ノイズ、電流シンク / ソース機能付き
ADR445 製造中 電圧リファレンス、出力電圧5.0V、LDO型 XFET®、超低ノイズ、電流シンク / ソース機能付き
ADR444 製造中 電圧リファレンス、出力電圧4.096V、LDO型 XFET®、超低ノイズ、電流シンク / ソース機能付き
ADR4525 製造中 2.5V電圧リファレンス、超低ノイズ、高精度
ADR4533 製造中 3.3V電圧リファレンス、超低ノイズ、高精度
ADR4540 製造中 4.096V電圧リファレンス、超低ノイズ、高精度
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ツールおよびシミュレーション

高精度ADC ドライバ・ツール

高精度ADCドライバ・ツールは、高精度ADCとドライバを組み合わせたときの性能をシミュレートするWebアプリケーションです。ドライバの選択、キックバックのセトリング、歪みの潜在的な問題を明らかにし、設計のトレードオフを短時間で評価できます。システム・ノイズ、歪み、ADC入力のセトリングについてシミュレーションと計算ができます。

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IBISモデル 1

設計ツール 1

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 

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