高精度のSAR ADC向けアンチエイリアシング・フィルタに関する考察

はじめに

現在は、IoT(Internet of Things)やビッグ・データ、クラウド・コンピューティングといった技術に大きな注目が集まっている状況にあります。実際、これらの技術については話題に事欠くことはなく、数々のメディアで連日のように様々な情報が取り上げられています。ただ、そうした新たな技術を支えているのは、アナログ信号をデジタル・データに変換するという基本的な技術であるということも忘れてはなりません。このA/D変換技術がどれほどの進化を遂げているのかということにも目を向ける必要があります。例えば、アナログ信号として得た情報をクラウドに送信するには・・・・・・

 

続きはこちら
(個人情報の入力が必要です)

参考資料

ADSP-21000「Family Applications Handbook Vol.1(ADSP-21000ファミリ・アプリケーション・ハンドブック Vol.1)」Analog Devices

N. J. Fliege「Multirate Digital Signal Processing: Multirate Systems―Filter Banks―Wavelets(マルチレートのデジタル信号処理:マルチレート・システム、フィルタ・バンク、ウェーブレット)」Wiley、1999年

Frederic J. Harris「Multirate Signal Processing for CommunicationsSystems(通信システム向けのマルチレートの信号処理)」Prentice Hall、2004年

P. P. Vaidyanathan「Multirate Systems and Filter Banks(マルチレート・システムとフィルタ・バンク)」PrenticeHall、1993年

著者

Patrick Butler

Patrick Butler

Patrick Butlerは、アナログ・デバイセズの欧州南部セールス部門に所属するフィールド・アプリケーション・エンジニアです。フランスのグローバル市場と一部のADEF顧客を担当しています。1984年から30年以上にわたってアナログ・デバイセズに勤務しており、DSPのビルディング・ブロックや高速コンバータに関する業務に従事してきました。それ以前は、フランスのサンテティエンヌにあるSchlumbergerのATE部門で設計技術者として5年間勤務した後、ナントにあるMatra-MHS、AMD、Harris SC-Intersilにアプリケーション・エンジニアやFAEとして所属していました。趣味は、ヴィンテージのサウンド・コンポーネントを収集し、2人の息子の助けを借りながら、アクティブで高効率のホーンスピーカをベースとするシステムを構築することです。