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低消費電力のポータブル電子機器向けにDDS「AD9913」を発表

クロック・レート250MHzで消費電力50mWの高性能DDSを低価格で提供
AD9913

東京 (2007年12月11日) -

アナログ・デバイセズ社(ニューヨーク証券取引所:ADI)は、本日、業界で先導していたダイレクト・デジタル・シンセサイザ技術を、バッテリ駆動の産業用、通信用、および防衛用電子機器アプリケーション向けに応用範囲を拡張し、ワイヤレス、ハンドヘルド機器向けに設計された低消費電力で低コストのDDS(ダイレクト・デジタル・シンセサイザ)「AD9913」を発表しました。デジタル制御された周波数を合成する方法をとる競合製品と異なり、ADIのAD9913は、50mWという低消費電力と250MHzのクロック・レートを実現する初のDDSです。価格も大量受注時には5ドル以下で、コンパクトなチップ・スケール・パッケージで提供していますので、携帯バーコード・スキャナ、レーダ検出装置、遠隔無線制御機器など、性能と低消費電力のコスト効率の高い組み合せが求められる製品に最適です。

マイクロ秒にもなるセットリング・タイムと微調整に制限のあるフェイズ・ロック・ループ(PLL)デバイスとは異なり、AD9913は、細分性を完璧に10mHz以下に保ちつつ、ナノ秒台でのセットリングが可能です。また組込みDDS機能を内蔵したフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)などのその他の方法では、AD9913の100MHz出力信号で80dBを超えるSFDR(スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ)という性能に匹敵するには、高い動作電力と、正弦波を合成するためのD/Aコンバータ(DAC)が必要となることが問題となります。AD9913はオンチップ10ビット高速DACを内蔵しているので、スタンドアローンのDACに比べ、価格も低くなります。AD9913は、その特長である微調整の細分性と高SFDRにより、必要な帯域に、安定した信号を、より高速で正確に発生させることができます。たとえば、無人飛行機のような遠隔無線制御アプリケーションにおいては、信号落ちの原因になる周波数干渉により、遠隔操縦者が飛行機とコンタクトできなくなる可能性がありますが、AD9913はこれらの問題の解決をサポートします。

アナログ・デバイセズ社 高速信号処理部門の製品事業部長、ケビン・カットマン(Kevin Kattmann)は次のように述べています。「DDS技術の高い動作周波数範囲や高速のリニア周波数ホッピングなどの高性能メリットは、これまで約10年の間、ワイヤレス基地局や試験・計測機器のような大型のシステムに活用されてきました。AD9913の投入により、バッテリ駆動機器の設計者も、大型システムと同等の高速のスイッチング速度、微細周波数分解能、そして広い周波数スペクトルを、価格や消費電力を増加せずに、製品に組み込むことができるようになりました」

供給と価格について

AD9913は現在量産出荷中です。AD9913は、10万個受注時で、単価が4.65ドルです(米国における参考価格です)。32ピンLFCSPで供給しています。

アナログ・デバイセズについて

アナログ・デバイセズ(ADI)は、技術革新、高性能、そして卓越した技術力を企業文化として継承し、半導体市場において長期にわたり高い成長を示してきました。ADIは、データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として業界で高い評価を得ており、あらゆる種類の電子機器分野を取り扱う世界各国60,000社以上の顧客に製品を提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、全世界で約8,900人の従業員を擁します。製造工場は、マサチューセッツ、カリフォルニア、ノース・カロライナ、アイルランド、フィリピンにあります。アナログ・デバイセズはニューヨーク証券取引所に上場しており(ティッカ-:ADI)、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。http://www.analog.com/jp