最大200mA出力の高精度電圧リファレンス、具体例で知るその多彩な活用法

アナログ・デバイセズの「LT6658」は、2.5Vの電圧を2系統、高い精度で出力可能な製品です。とはいっても、同ICは単なるリファレンスでもなければ、単なるレギュレータでもありません。もちろん、正確な電圧に加え、多くの電流を供給することができるので、それら2つの役割を果たすことも可能です。ただ、同ICは独特の構造を備えていることから、2つの出力をうまく組み合わせることで様々なアプリケーションに適用できる点に大きな特徴があります。本稿では、その大きな可能性を示す数多くの回路例を紹介していきます。アプリケーションの種類としてかなりの数を扱いますが、それ以外にもLT6658が魅力的なソリューションになるケースが存在することは間違いありません。なお、リファレンスとレギュレータの両方の役割を果たす製品という意味で、LT6658は「Refulator™」とも呼ばれています・・・・・・

 

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謝辞

本稿で紹介した回路は、アナログ・デバイセズの多くの技術者によって設計、構築、テストされたものです。PhilipKarantzal is、Noe Quintero、Nial l McGinley、Rober tKeily、Tom Westenbergに感謝します。また、本稿について貴重な意見を寄せてくれたAaron SchultzとCatherineChang、ならびに助言と支援を行ってくれたBrendanWhelanにも感謝します。

著者

Michael Anderson

Michael Anderson

Mike Andersonは、アナログ・デバイセズで IC の設計を担当するシニア・エンジニアです。アナログ・デバイセズに転籍する前は、Linear Technology で高精度のリファレンスやアンプなどのシグナル・コンディショニング製品を担当していました。それ以前は、Maxim Integrated で、上級技術者や部門責任者として ADC やミックスド・シグナル製品の設計に携わっていました。1997 年までは SymbiosLogic において、IC の設計を担当するプリンシパル・エンジニアとして、高速ファイバ・チャンネル回路の設計などに携わっていました。パデュー大学で電子工学の学士号と修士号を取得しています。また、16件の特許を保有しており、論文も随時発表しています。