MAX2164

MAX2164は、1セグメントのISDB-Tアプリケーション用に設計された低IFチューナICです。MAX2164は、広帯域I/Qダウンコンバータを使用して、UHF帯信号を低IFにダイレクト変換します。動作周波数範囲は、UHF帯域の470MHz～806MHzをカバーします。

MAX2164は、ノイズ指数が1.2dB (typ)のスタンドアロンLNAを内蔵して、外付けLNAの必要性をなくしています。さらに、MAX2164は、RF可変利得アンプ、I/Qダウンコンバータミキサ、ベースバンド可変利得アンプ、および低IFフィルタを備えています。MAX2164は、モノリシックVCO、完全周波数シンセサイザ、および出力バッファ内蔵のオンチップ水晶発振器を搭載しています。このデバイスは、32MHz～36MHzの水晶で動作します。

MAX2164は、マルチチューナアプリケーション用に複数のアドレスを備えた2線式I²C対応のシリアル制御インタフェースを備えています。低電力スタンバイモードが利用可能で、制御インタフェース、水晶発振器、およびバッファ回路をアクティブ状態に維持したままで信号経路をシャットダウンします。外部端子によってデバイス全体をシャットダウンすることができます。

MAX2164は、-40℃～+85℃の拡張温度範囲での動作が保証され、2.06mm x 2.49mm x 0.35mm、5 x 6ピン、鉛フリーのWLPパッケージで提供されます。

アプリケーション

• 携帯電話モバイルTV
• ゲームコンソール
• ホームオーディオ
• 携帯情報端末(PDA)
• ポータブルTV、オーディオ、またはGPSデバイス