製品概要

機能と利点

  • トリプル高速完全差動ドライバ
    700MHz、-3dB、2Vp-p帯域幅(AD8146/AD8148)
    600MHz、-3dB、2Vp-p帯域幅(AD8147)
    200MHz、0.1dB、2Vp-p帯域幅
    スルーレート:3000V/µs 
  • 固定ゲイン(AD8146/AD8147:G=2、AD8148:G=4) 
  • 差動またはシングルエンド入力で差動出力 
  • 1芯または2線の100ΩUTPケーブルの駆動能力
  • 出力コモンモード電圧の調整が可能(AD8146) 
  • 低消費電流:57mA@5V 3出力駆動時(AD8146) 
  • 内部同相帰還ネットワーク
    出力バランス誤差:-50dB @50MHz 
  • シンクオン同相エンコーディングを内蔵(AD8147/AD8148) 
  • ライン・アイソレーションのための出力プルダウン機能 
  • 広い電源電圧範囲:+5~±5V 
  • 小型の4mm×4mm LFCSP

製品概要

AD8146/AD8147/AD8148は、高速トリプル、差動またはシングルエンド入力で差動出力のドライバです。AD8146とAD8147は固定ゲイン2、AD8148は固定ゲイン4になります。いずれも最高分解能のコンポーネント・ビデオ信号用に特に設計されていますが、あらゆるタイプのアナログ信号や高速データ伝送に使用でき、カテゴリ5のUTPケーブルまたは差動PCボード(PCB)伝送ラインのいずれかを駆動できます。

これらのドライバは、トリプル差動またはシングルエンドのレシーバAD8145およびクロスポイント・スイッチAD8117と組み合わせることで、UXGAまたは1080p信号に対応するビデオ配信システムを構築できます。

本製品はアナログ・デバイセズの第2世代XFCBバイポーラ・プロセスによって製造されています。700MHzの大信号帯域幅、高速スルーレートを備えています。また、同相電圧帰還回路を内蔵しており、50MHzで-60dBの出力ゲインおよび位相バランスが得られます。これにより,偶数高調波を抑制してEMI(放射電磁干渉)を最小限に抑えることができます。

AD8146の各出力の同相電圧は任意のレベルに設定でき、同相電圧範囲で信号を送信できます。AD8147/AD8148は、出力の同相電圧の垂直同期信号と水平同期信号をエンコードします。直列ダイオードを用いたライン・アイソレーション・アプリケーション向けに、どの出力も個別に低電圧状態に設定できるため、同じツイスト・ペア・ケーブル上で簡単に差動多重化ができます。

AD8146/AD8147/AD8148は、24ピンLFCSPを採用しており、-40~+85℃の温度範囲で動作します。

アプリケーション

  • QXGAまたは1080pビデオ伝送
  • KVMネットワーキング
  • UTP(シールドなしツイスト・ペア)ケーブル・ビデオ伝送
  • 差動信号の多重化

製品ライフサイクル icon-recommended 製造中

この製品ファミリーの1つ以上の型番が生産/供給中です。新規の設計に適していますが、より新しい代替製品を提供している場合があります。

評価キット (1)

ツールおよびシミュレーション

SPICE Models

リファレンス・デザイン (1)

評価用ボード

表示されている価格は、1個あたりの価格です。

analog.comサイトから購入できるボードは、最大で2枚までとなります。3枚以上の購入をご希望の場合は、正規販売代理店からご購入ください。

価格は1個当たりの米ドルで、米国内における販売価格(FOB)で表示されておりますので、予算のためにのみご使用いただけます。 また、その価格は変更されることがあります。米国以外のお客様への価格は、輸送費、各国の税金、手数料、為替レートにより決定されます。価格・納期等の詳細情報については、弊社正規販売代理店または担当営業にお問い合わせください。なお、 評価用ボードおよび評価用キットの表示価格は1個構成としての価格です。