ADRV9005

新規設計に推奨

狭帯域および広帯域RFトランシーバ

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製品情報

  • 1 × 1高集積トランシーバ
  • 周波数範囲:30MHz~6000MHz
  • トランスミッタおよびトランシーバの帯域幅:12kHz~40MHz
  • 2つの完全統合型でフラクショナルNのRFシンセサイザ
  • LVDSおよびCMOS同期シリアル・データ・インターフェースを選択可
  • 低電力のモニタ・モードとスリープ・モード
  • マルチチップ同期機能
  • 高速周波数ホッピング
  • ダイナミック・データ・レートおよびサンプル・レートに対応したダイナミック・プロファイル・スイッチング
  • 狭帯域および広帯域波形用の完全統合型DPD
  • 4線式SPIを介して完全にプログラム可能
  • 12mm × 12mm、196ボールCSP_BGA

ADRV9005は、統合型シンセサイザとデジタル信号処理機能を備えた高集積RFトランシーバです。

ADRV9005は、高性能、高直線性、高ダイナミック・レンジのトランシーバで、消費電力対性能比のシステム最適化が実行されています。本デバイスは構成可能であり、要求の厳しい、低電力で、ポータブルな、バッテリ駆動の機器に最適です。ADRV9005は、30MHz~6000MHzで動作し、UHF、VHF、ISM(産業科学医療)バンド、狭帯域(kHz)動作および広帯域動作(最大40MHz)でのセルラ周波数帯域に対応しています。

このトランシーバは、最新式のノイズ指数と直線性を持つダイレクト・コンバージョン信号経路で構成されています。完全なレシーバおよびトランスミッタ・サブシステムのいずれも、直流オフセット補正、直交誤差補正(QEC)、およびプログラム可能なデジタル・フィルタを搭載しており、デジタル・ベースバンドではこれらの機能が不要になります。更に、補助A/Dコンバータ(ADC)、補助D/Aコンバータ(DAC)、汎用入出力(GPIO)などのいくつかの補助機能を統合して、監視・制御機能を追加しています。

完全統合型フェーズ・ロック・ループ(PLL)により、トランスミッタ、レシーバ、クロックの各セクションでは、高性能、低電力、フラクショナルNの周波数合成が可能になります。入念な設計およびレイアウト手法により、高性能パーソナル無線アプリケーションに必要なアイソレーションが実現します。

電圧制御発振器(VCO)とループ・フィルタの部品をすべて一体化して、外付け部品の数を最小限に抑えています。局部発振器(LO)は、構成の柔軟な選択が可能で、高速ロック・モードを搭載しています。

トランシーバは、低電力のスリープ・モードとモニタ・モードを搭載しており、省電力と、通信モニタリング中のポータブル機器のバッテリの長寿命化を実現します。

完全統合型の低電力デジタル・プリディストーション(DPD)は、狭帯域信号と広帯域信号の両方に最適化されており、高効率パワー・アンプの直線化を実現します。

ADRV9005コアは、1.0V、1.3V、および1.8Vのレギュレータからの直接給電が可能で、標準の4線式シリアル・ポートを介して制御されます。その他の電源電圧を用いると、適切なデジタル・インターフェース・レベルの供与と、レシーバ、トランスミッタ、および補助コンバータの性能の最適化が可能になります。

高データ・レートおよび低データ・レートのインターフェースは、設定可能なCMOSまたは低電圧差動信号(LVDS)シリアル同期インターフェース(SSI)を選択することにより、サポートされます。

ADRV9005は、12mm × 12mmの196ボール・チップ・スケール・パッケージ・ボール・グリッド・アレイ(CSP_BGA)でパッケージングされています。

アプリケーション

  • ミッション・クリティカルな通信
  • VHF(超短波)、UHF(極超短波)、および6GHzまでのセルラ周波数帯域
  • 時分割複信(TDD)

ADRV9005
狭帯域および広帯域RFトランシーバ
ADRV9005 Functional Block Diagram ADRV9005 Pin Configuration
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ソフトウェア・リソース

評価用ソフトウェア 3

ADRV9001 Transceiver Evaluation Software (TES) and Software Development Kit (SDK)

The ADRV9001 TES & SDK package supports end-users through the evaluation, prototyping and production phases of an ADRV9001-series transceiver development. This software package offers the lowest level of product control for demanding radio applications and is regularly updated to deliver the latest set of product capabilities. The ADRV9001 TES & SDK operates seamlessly with the EVAL-ADRV9002 evaluation system and are essential tools in developing the application-level software to configure and control the ADRV9001-series transceivers. TES additionally offers a demonstration mode that allows customers to virtually experience what the ADRV9001 series transceivers can offer.

ADRV9001 Prototyping Platform

The ADRV9001 Prototyping Platform provides users a Linux-based, platform agnostic software development kit to facilitate quick evaluation and bring-up of an ADRV9001 based solution. Offering compatibility with IIO-Scope and GNU Radio, the ADRV9001 is well suited for applications where high-level control of basic product functionality is sufficient.

ADRV9001 Software and Hardware Selection Guide

The ADRV9001 evaluation system can be controlled using two different software packages provided by ADI. The two software packages serve different user types. This document is designed to help the user to better understand the differences between available ADRV9001 software packages and their corresponding hardware configurations.


ツールおよびシミュレーション

ADIsimRF

ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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ADRV9001 Design File Package (Last Updated 9/2022)

Download the complete design file resource package including RF ports s-parameters, IBIS models, BSDL files, PCB GERBER and CAD file, schematics, and bill of materials.

ツールを開く

評価用キット

eval board
EVAL-ADRV9002

RFアジャイル・トランシーバー・ファミリ用システム開発ユーザ・ガイド

機能と利点

  • 30MHz~6GHzの周波数範囲にわたって動作する2 × 2狭帯域/広帯域RFトランシーバー・プラットフォーム
  • フル機能の評価用無線カード
    • ADRV9002NP/W1/PCBZ:30MHz~3GHzの周波数帯用
    • ADRV9002NP/W2/PCBZ:3GHz~6GHzの周波数帯用
  • 以下がオンボードで可能
    • クロックおよびMCS分配
    • 高効率電源ソリューション向けリファレンス設計
    • 消費電力モニタリング・ソリューション
  • FPGAマザーボード(ZC706およびZCU102)用FMCコネクタ
  • 1つのFMCコネクタから給電
  • 回路図、レイアウト、BOM、HDL、ドライバ、アプリケーション・ソフトウェアを含む

製品詳細

ADRV9002NP/W1/PCBZおよびADRV9002NP/W2/PCBZは、ADRV9002デュアルチャンネル狭帯域/広帯域RFトランシーバーのデモンストレーション用に設計された無線カードです。この無線カードは、デバイス評価用の2x2トランシーバー・プラットフォームを提供します。高効率電源回路ボードや高性能クロック/MCU分配など、この無線カードを動作させるために必要なペリフェラルはすべて無線ボードに搭載されています。無線カードの1つをFMCコネクタを介してFPGAマザーボードに接続すれば、フル機能のADRV9002評価用プラットフォームが完成します。

回路図/CAD/BOM/S-パラメータ/IBISファイル

このハードウェアはTESソフトウェアと共に使用すると、ADRV9003およびADRV9004トランシーバーをエミュレートできます。ADRV9003またはADRV9004トランシーバーをTESで選択すると、特定のトランシーバーに合うよう調整された必要な初期化シーケンスをソフトウェアにより生成することができます。

EVAL-ADRV9002
RFアジャイル・トランシーバー・ファミリ用システム開発ユーザ・ガイド
ADRV9002 Evaluation Board ADRV9002 Evaluation Board ADRV9002 Evaluation Board

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