産業用イーサネット組み込みスイッチ
REMスイッチ・ファミリは、すべての主要な産業用イーサネット・プロトコルをサポートし、あらゆるプロセッサに接続してフィールド・デバイスやコントローラ・アプリケーションを構築します。
fido5000 REMスイッチ・ファミリには、ARM® CPUやアナログ・デバイセズのfido1100通信コントローラなどのあらゆるプロセッサに接続する、2ポート産業用イーサネット組み込みスイッチが含まれています。アナログ・デバイセズのPriorityChannel™技術は、アナログ・デバイセズのハードウェア・アーキテクチャに統合されており、REMスイッチ・ソフトウェア・ドライバ用に設計されています。これらのスイッチによりサポートされるプロトコルは、PROFINETクラスC(IRT)およびクラスB(RT)、EtherNet/IP® (DLRあり/なし)、Modbus® TCP、EtherCAT®、POWERLINK®です。REMスイッチには、プロトコルごとにソフトウェア・ドライバが付属しています。ソフトウェア・ドライバは、フィールド・デバイスやコントローラ・プロトコル・スタックと統合するためのAPIを提供します。アナログ・デバイセズは、アナログ・デバイセズのRapIDプラットフォームを使用している各プロトコルのスポンサー業界組織でREMとそのソフトウェア・ドライバを認定しています。
アナログ・デバイセズのPriorityChannel™技術と統合
アナログ・デバイセズの産業用イーサネット 組み込みスイッチを使った設計の利点
アナログ・デバイセズの産業用イーサネット組み込みスイッチは、アプリケーションに適したプロセッサ・タイプを選べるように設計されている上、使用するプロトコル・スタックが特定ベンダーのものに限定されることはありません。REMはプロセッサのメモリ・バスに接続して、そのバスに接続された他の周辺機能と同様に使用できます。REMのメモリ・サイクルは最小32ns(32ビット・バス使用時で125Mbps)で、EtherCATのサイクル時間(12.5µs)とPROFINET IRTのサイクル時間(31.25µs)に対応しています。スイッチとのデータのやり取りはPriorityChannelキューを使って行われるので、リアルタイム・データ転送は遅延なしで非リアルタイム・データ転送に割り込むことができます。これらのキューはスイッチ・ドライバによって管理され、最大限効率的なデータ転送を実現するために、プロトコル・スタックとインターフェースを取ります。つまり、アプリケーション・ソフトウェア側では、スイッチの管理、下位レベル・レジスタの設定、あるいは複雑な時間管理プロセスの追跡などを行う必要はありません。
産業用イーサネット組み込みスイッチが持つ性能上のもう1つの利点は、そのPriorityChannel技術によって、ネットワーク負荷の影響を受けずに済むことです。これにより、アプリケーションを常に稼働状態に保つことができます。REMスイッチは、パケットをインテリジェントにフィルタリングしてプロセッサへの不要なトラフィックを抑え、プロセッサの負荷に基づいて低優先度のトラフィックを管理して、パケット全体の負荷に関わらず優先度の高いパケットが適切なタイミングで送られるようにします。
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