製品概要

機能と利点

  • シングルチップ電力線ネットワーキングトランシーバ
  • データレート:最高14Mbps
  • 周波数帯域:4.49MHz~20.7MHz
  • アップグレード/プログラム可能なMAC
    • 帯域幅およびノッチング性能を含んだスペクトル形成
    • プログラム可能なプリアンブル
    • アプリケーションプロトコルインタフェース(API)へのアクセス
    • 内蔵SRAM:128kB
  • JTAGインタフェース
  • 大型ブリッジテーブル:最高512アドレス
  • セキュアな通信用、キー管理付き56ビットDES暗号
  • 高性能ナローバンド干渉除去回路
  • OFDMベースのPHY
    • 84搬送波
    • 自動チャネル適応
    • FEC (前方誤り補正)
    • DQPSK、DBPSK、ROBO
  • オンチップインタフェース
    • 10/100イーサネット
    • USB 1.1
    • MII/rMII/FIFO
  • HomePlug 1.0規格に対応

製品概要

この製品は新規設計用に推奨されていません。新規設計用の代替デバイスはMAX2982です。
パワーライントランシーバのMAX2986は最新のCMOS設計技術を用いて最高レベルの性能とフレキシビリティを提供します。この高集積設計では、メディアアクセス制御層(MAC)と物理層(PHY)とがシングルチップで組み合わされています。MAX2986のディジタルベースバンドとその対となるデバイスであるアナログフロントエンド(AFE)のMAX2980は、サードパーティHomePlug® 1.0デバイスと完全に互換性のある高速電力線通信ソリューションを提供します。
ディジタルトランシーバのMAX2986は、最高14Mbpsの適用データ速度を持つマキシムの高性能OFDM電力線エンジンを使用しています。MAX2986のオープンアーキテクチャによってMACにおける幅広いプログラム性、機能向上性能、および改善された試験性が実現され最高の性能が得られます。従ってこのデバイスは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、オーディオ、音声、ホームオートメーション、工業用オートメーション、およびBroadband Over Powerline (BPL)、スペクトル形成およびトーンノッチング性能といったアプリケーション向けであり、さまざまな地域の規制機関に従う比類なきレベルの柔軟性を提供します。マキシムの修正OFDM技術によって、任意に送信された信号の電力スペクトル密度の形成は、いかなる希望の副搬送波セットをも受け入れ、いかなる希望しない周波数ロケーションにもスペクトルヌルを置くことができます。MAX2986の自動チャネル適応および干渉除去機能によって卓越した性能が保証されます。プライバシーは、キー管理付きの56ビットDES暗号によって提供されます。
MAX2986は、IEEE® 802.03規格Media Independent Interface (MII)、Reduced Media Independent Interface (rMII)、バッファ付きFIFOデータ通信、IEEE 802.03規格に対応する10/100 Ethernet MAC、またはUSB 1.1インタフェースで動作します。これらのインタフェースによってMAX2986は、さまざまな情報アプライアンスで使用できるように、ほぼすべてのデータ通信デバイスとセットにすることができます。

アプリケーション

  • Broadband over Powerline
  • ホームオートメーション
  • 産業用オートメーション
  • ローカルエリアネットワーク(LAN)
  • Multimedia over Powerline
  • 遠隔監視および制御
  • セキュリティおよび安全
  • Voice over Powerline

製品ライフサイクル icon-not-recommended 最終販売

このファミリーの全製品について製造中止が予定されています。製品の最終購入をご検討の場合は、弊社営業担当、あるいは販売代理店にお問い合わせください。また、「製造中止情報」 をご覧いただき、最終受注期限および最終引き受け納期をご確認ください。

おすすめ製品

MAX2986 コンパニオン製品

推奨 関連製品

設計リソース

アナログ・デバイセズでは、最高レベルの品質と信頼性を備えた製品を提供することに最大の力を常に注いでいます。これを実現するため、製品およびプロセスの設計のあらゆる観点で品質と信頼性のチェックを行っています。そして、それは、製造工程においても同様です。アナログ・デバイセズは常に、出荷製品の「ゼロ・ディフェクト」を目指しています。