MAX22211

新規設計に推奨

2つのブラシ付きモータまたは1つのステッピング・モータ駆動用の36V、3.8AデュアルHブリッジ

利用上の注意

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製品情報

  • 最大動作電圧が+36VのデュアルHブリッジ
    • 合計RON(ハイサイド + ローサイド):250mΩ(TA = 25°Cでの代表値)
  • Hブリッジごとの電流定格(TA = 25°Cでの代表値)
    • ITRIP_MAX = 3.8A(内部電流駆動レギュレーション用の最大電流設定)
    • IRMS = 2ARMS(フル・ブリッジごとの推奨される最大RMS電流)
  • 内蔵の電流駆動レギュレーション
    • ICSによって大型の外付け抵抗が不要になり、効率が向上
    • 電流駆動レギュレーション・モニタの出力ピン(CDRA、CDRB)
    • 4つの減衰モードに対応(低速減衰、高速減衰、2つの混合減衰)
    • ハーフ・フル・スケール(HFS)ピンによって低電流範囲内での電流制御精度が向上
  • 電流検出出力(電流モニタ)
  • 故障インジケータ・ピン(FAULT
  • 低消費電力モード(スリープ・モード)
  • 保護
    • 各チャンネルのOCP
    • UVLO
    • TSD TJ = 165°C
  • TQFN32 5mm x 5mmパッケージとTSSOP28 4.4mm x 9.7mmパッケージ

MAX22211は、最大36V、3.8Aで動作するデュアルHブリッジです。これを使用して、2つのブラシ付きDCモータまたは1つのステッピング・モータを駆動できます。このHブリッジFETはインピーダンスが非常に低いため、高い駆動効率と低い熱生成を実現できます。合計RON(ハイサイド + ローサイド)の代表値は0.25Ωです。各Hブリッジは、3つのロジック入力(DIN1、DIN2、EN)を使用して個別にパルス幅変調(PWM)制御できます。

MAX22211には、高精度の電流駆動レギュレーション(CDR)が搭載されており、ブラシ付きDCモータのスタートアップ電流の制限や、ステッピング動作用の位相電流の制御に使用できます。ブリッジの出力電流は、非散逸性の内蔵電流検出(ICS)によって検出された後、ユーザ設定可能な閾値(ITRIP)と比較されます。ブリッジ電流がITRIP閾値を上回った場合、デバイスは固定のオフ時間(tOFF)中に減衰を実行します。4種類の減衰方法(低速減衰、高速減衰、および2つの混合減衰モード)に対応しています。非散逸性のICSにより、通常この機能に必要とされる大型の外付け電力抵抗が不要になるため、主流の外付け検出抵抗を使用したアプリケーションに比べ、スペースと電力を大幅に節約できます。

内部で測定された2つのフル・ブリッジの電流は、ISENAピンとISENBピンに反映されます。外付け抵抗を介してこのピンをGNDに接続することで、モータ電流に比例する電圧が生成されます。モーション・コントロール・アルゴリズムに負荷電流やトルクの情報が必要な場合は、この外付け抵抗の両端の電圧を、外部モータ・コントローラのA/Dコンバータ(ADC)への入力として使用できます。

また、内部電流レギュレーションでドライバを制御するたびに、2つのオープンドレイン出力ピン(CDRA、CDRB)がアサートされます。これにより、外部コントローラで内部電流ループの動作をモニタできます。

ユーザ設定可能な電流レギュレーションの最大閾値(ITRIP_MAX)は、最大3.8Aに設定でき、過電流保護(OCP)によって制限されます。外付け抵抗を介してREFAピンとREFBピンをGNDに接続することで、2つのフル・ブリッジのITRIP電流閾値を個別に設定できます。熱に関する考慮事項に基づき推奨される標準的な4層PCBの最大RMS電流は、Hブリッジごとに2ARMSです。

MAX22211には、OCP、サーマル・シャットダウン(TSD)、低電圧ロックアウト(UVLO)保護が搭載されています。オープンドレイン・アクティブ・ローのFAULTピンは、故障状態が検出されるたびにアクティブになります。TSDイベント時とUVLOイベント時は、通常動作に戻るまでドライバがスリーステートになります。

アプリケーション

  • ステッピング・モータ・ドライバ
  • ブラシ付きDCモータ・ドライバ
  • ソレノイド・ドライバ
  • ラッチ付きバルブ

MAX22211
2つのブラシ付きモータまたは1つのステッピング・モータ駆動用の36V、3.8AデュアルHブリッジ
MAX22211 Typical Application Circuit MAX22211 TQFN Pin Configuration MAX22211 TSSOP Pin Configuration
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評価用キット

eval board
MAX22211EVKIT

MAX22211の評価用キット

機能と利点

  • MAX22211の評価が簡単
  • 設定可能な電流駆動レギュレーション
  • 内蔵の+3.3VレギュレータによるMAX22211ロジック入力の駆動
  • MAX22211ロジック入力および電流検出出力とのインターフェースを提供するテスト・ポイントとヘッダ
  • 完全実装および試験済み
  • 実証済みPCBレイアウト

製品詳細

MAX22211評価用キット(EVキット)は、+36V、3.8AデュアルHブリッジMAX22211モータ・ドライバを評価するために設計された実績あるキットです。MAX22211では2つのブラシ付きDCモータまたは1つのステッピング・モータを駆動できます。MAX22211 ICには、RON(ハイサイド + ローサイド)の代表値が0.25ΩであるデュアルHブリッジ構成の超低インピーダンスFETが内蔵されています。このEVキットには、MAX22211モータ・ドライバとのインターフェースを提供するヘッダ、テスト・ポイント、端子ブロックが搭載されています。MAX22211に内蔵された電流検出出力ISENAとISENBは、テスト・ポイントを使用してモニタすることも、ヘッダJ4を使用して外付けADCに接続することもできます。MAX22211には、チョッピング電流(ITRIP)を調整できる電流駆動レギュレータ(CDR)が組み込まれています。MAX22211 EVキットは、+4.5V~+36V(VM)の入力電圧で動作します。内蔵の+3.3VレギュレータU2(MAX6765TTSD2+)は、MAX22211ロジック入力を駆動するためにレギュレーションされた+3.3Vを供給します。端子ブロックJ1およびJ6は、高電圧、高電流のVM入力と、モータ・ドライバ出力OUT_AおよびOUT_Bとのインターフェースを提供します。

MAX22211EVKIT
MAX22211の評価用キット
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