OlympusシリーズICは業界最小で堅牢な集積型システム保護ソリューションです。可変電力リミッタのMAX17526Aは、電源から消費または負荷に供給される電力を制限する独自の機能を提供し、他にも多数の保護機能を備えています。これらの保護機能には、調整可能な入力過電圧および低電圧保護、正および負の入力電圧保護、過電流保護、逆方向電流保護、および過熱保護があります。このデバイスは低RON (30mΩ、typ)のNFET、およびオプションの外付けNFET用のゲートドライブを内蔵しています。
このデバイスは、外部電圧の逆関数として電流制限を低減する設定が可能な電力制限機能を最大の特長としています。入力または出力電力制限は、デバイスを流れる電流を入力または出力電圧の関数として制限することによって実現されます。
入力低電圧保護レベルは5.5V～24Vの範囲で調整可能で、入力過電圧保護レベルは6V～40Vの範囲で調整可能です。入力低電圧ロックアウト(UVLO)スレッショルドおよび過電圧ロックアウト(OVLO)スレッショルドは、外付け抵抗を使用して調整します。このデバイスは、それぞれ12.4V (typ)と36.2V (typ)の出荷時にプリセットされた内部UVLOおよびOVLOスレッショルドを提供します。出荷時にプリセットされたレベルは、UVLOおよび/またはOVLO端子をGNDに接続することによって呼び出すことができます。
このデバイスは最大6Aの設定可能な電流制限保護を備えています。電流制限スレッショルドはSETI端子とGNDの間に抵抗を接続することによって設定します。デバイスの電流が設定されたスレッショルドに達すると、デバイス内部のコントローラは内部NFETの抵抗を調整することによって電流がそれ以上増大するのを防ぎます。このデバイスは、電流制限動作時に継続的モード、自動再試行モード、およびラッチオフモードの3種類の動作モードを提供します。継続的電流制限機能は、起動時に出力側で大きい容量に充電しながら突入電流の制御を提供します。電流が継続的に設定された制限である1.5x (MAX17526B)および2.0x (MAX17526C)に制限される2段階の電流制限モードを備えた2つの追加の製品オプションは、請求に応じて提供されます。電力制限機能はMAX17526B/C製品オプションではディセーブルされています。SETI端子に現れる電圧はデバイスを流れる瞬時電圧に比例し、監視回路システムによって読み取ることができます。
MAX17526Aは逆方向電流保護および入力電圧逆極性保護(外付けNFETともに配備した場合)、および内蔵過熱保護も提供します。このデバイスは20ピンTQFN-EPパッケージ(5mm × 5mm)で提供されます。このデバイスは-40℃～+125℃の拡張温度範囲で動作します。
アプリケーション
- 制御およびオートメーション
- ヒューマンマシンインタフェース
- 産業用配電システム
- モーションコントロールドライブ
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