ADL5906

新規設計に推奨

パワー検出器、10MHz~10GHz、67dB、TruPwr

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 10MHz~10GHzでの高精度rms-DC変換
  • シングルエンド±1dBのダイナミックレンジ:67dB@2.14GHz、バランまたは外部入力マッチングは不要
  • 波形タイプに制約なし、GSM / CDMA/W-CDMA / TD-SCDMA / WiMAX / LTEなどに対応可能
  • 対数スロープ:55mV/dB
  • 温度安定性:±1dB未満@-40℃~+125℃
  • 動作温度:-55℃~+125℃
  • 供給電源電圧:4.75V~5.25V
  • スリープ電流:250μA
  • ADL5902AD8363とピン互換

ADL5906は、真のrms応答を備えたパワー検出器で、シングルエンドの50Ω信号源でドライブされた時67dBmの測定範囲を持っています。この特長によって、ADL5906は最大10GHzまで動作に関して、バランや他の外部入力チューニングの必要なく、多様な周波数に対応できます。

ADL5906は、信号パワーの正確なrms測定を必要とする数多くの高周波数システムに対してのソリューションを提供します。ADL5906は、10MHz~10GHzまで動作することが可能で、大きなクレストファクタと帯域幅を持った-65dBmから+8dBmの入力に対応することができ、GSM-EDGE、CDMA、W-CDMA、TD-SCDMA、WiMAXおよびOFDMベースのLTEキャリアなどに対応します。更に、-55℃~+125℃の広い温度範囲にわたる温度安定性を持つため、このデバイスは、通信、軍用、工業用あるいは計測用などのさまざまなアプリケーションにとって理想的に適応します。

パワー計測デバイスとして使う場合、VRMSはVSETに接続されます。それによって出力は、入力のrms値の対数値に比例します。言い換えると、読み込みは直接デシベルで与えられ、1ディケードあたり1.1Vまたは55mV/dBのスケーリングとなり、またそれ以外のスロープにも簡単に変えられます。コントローラー・モードでは、VSETに加える電圧で、セット・ポイントから離れた入力ヌルで必要なパワー・レベルを決定します。出力バッファは高負荷電流を提供することができます。

必要なのは、5Vの単電源とわずかなコンデンサだけですので、使い易く、シングルエンド・ドライブまたは差動入力ドライブのためにバランを使ったドライブに対応することができます。ADL5906は、PWDNピンにロジック・ハイを与えることで、パワーダウンとなり、低い250μAのスリープ電流となります。デバイスは、約1.4μs以内でパワーアップし、デバイスは25℃で68mAの公称動作電流で動作します。

ADL5906は、4mm×4mm、16ピンのLFCSPで供給され、ADL5902AD8363のTruPwr™ rmsパワー検出ICとピン互換となっています。この特長によって、設計者は、異なるダイナミックレンジを必要とするプロジェクトに対して、1つの回路レイアウトを作るだけで済ますことが出来ます。部品実装済みのRoHS準拠の評価ボードも提供しております。

アプリケーション

  • パワー・アンプの直線化 / 制御ループ
  • 送信信号の強度表示(TSSI)
  • RF用計測機器

ADL5906
パワー検出器、10MHz~10GHz、67dB、TruPwr
ADL5906-fbl ADL5906 Pin Configuration
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ツールおよびシミュレーション

ADIsimRF

ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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Sパラメータ 1


評価用キット

eval board
EVAL-ADL5906

ADL5906 Evaluation Board

製品詳細

The ADL5906-EVALZ is a fully populated, 4-layer, FR4-based evaluation board. For normal operation, it requires a 5 V/100 mA power supply. The 5 V power supply must be connected to the VPOS and GND  test loops. The RF input signal is applied to the SMA connector (RFIN). The output voltage is available on the SMA connector (VOUT1) or on the test loop (VOUT).

EVAL-ADL5906
ADL5906 Evaluation Board
ADL5906-EVALZ

リファレンス・デザイン

CN0178 Circuits from the Lab®

ソフトウェア・キャリブレーション方式の50MHz~9GHz RF 電力計測システム ※Rev.0を翻訳したものです。新ver.は英語資料をご覧ください。  

機能と利点

  • Wideband frequency range from 50MHz to 9GHz
  • 65 dB dynamic range
  • Calculates crest factor, RMS, and peak signal levels
CN0178
ソフトウェア・キャリブレーション方式の50MHz~9GHz RF 電力計測システム ※Rev.0を翻訳したものです。新ver.は英語資料をご覧ください。  

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