ADL5519

新規設計に推奨

ログ検出器/コントローラ、1MHz~10GHz、デュアル、62dB

利用上の注意

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製品情報

  • 広帯域幅:1MHz~10GHz 
  • 2チャンネル出力ポートとチャンネル差動出力ポート 
  • 正確にスケーリングされた温度センサを内蔵 
  • ダイナミック・レンジ:62dB(±3dB) 
  • >50dB(±1dB)、最大8GHz 
  • 温度に対する安定性:±0.5dB(-40~+85℃)
  • 低ノイズの検出器/コントローラ出力 
  • パルス応答時間:6ns/8ns(立下がり時間/立上がり時間) 
  • 電源動作:3.3~5.5V@60mA 
  • 高速SiGeプロセスで製造 
  • 小型パッケージ:5mm×5mm、32ピンLFCSP 
  • 動作温度範囲:-40~+125℃

ADL5519は、2つのAD8317を内蔵したデュアル復調式ログアンプです。RF入力信号を、対応するデシベルスケールの出力に正確に変換できます。ADL5519は、正確にスケーリングされた個別の対数出力電圧を2つのRF測定チャンネルに提供します。このデバイスには2つの補足的な出力ポート(OUTPとOUTN)があり、OUTAとOUTBのチャンネル間の測定値差を与えます。オンチップ・チャンネル・マッチングによって、ログアンプ出力は温度変動やプロセス変動の影響を受けなくなります。

温度センサ・ピンは、デバイスの動作温度範囲の全域で温度に比例する、スケーリングされた電圧を供給します。ADL5519は、1MHzから8GHzまでの信号に対して正確な対数適合性を維持し、10GHzまで実用的に使用できます。±3dBのダイナミック・レンジは62dB(typ)で、±1dBのダイナミック・レンジは50dBを超えます(50Ω基準)。ADL5519の応答時間は6ns/8ns(立下がり時間/立上がり時間)であるため、50MHzを超えるパルス・レートでRFのバースト検出が可能です。このデバイスは、周囲温度条件に対して、これまでにない対数インターセプト安定性が得られます。デバイスの駆動には、3.3~5.5Vの電源が必要です。消費電流は60mA(typ)で、デバイスのディスエーブル時には1mA未満に減少します。

このデバイスは、同時に4つのログアンプ測定値を供給できます。デシベル・リニアの測定値は、-22mV/dBという都合よくスケーリングされたスロープでOUTAとOUTBに与えられます。OUTAとOUTBとのログアンプ差は、OUTPとOUTNにおける差動信号またはシングルエンド信号として得られます。VLVLに加えられるオプションの電圧を同相の基準レベルとして使用し、グラウンド電位を超えるOUTPとOUTNの電圧をオフセットします。ブロードバンド出力ピンは、多くのシステム・ソリューションに対応できます。

ADL5519のいずれかの出力ピンを設定することで、可変ゲインアンプ(VGA)に制御電圧を供給できます。出力ピンについては、コントローラ・アプリケーションに使用できるように、特別な注意を払ってブロードバンド・ノイズを最小限に抑えました。

ADL5519は、SiGeバイポーラICプロセスで製造され、5mm×5mmの32ピンLFCSPで提供されます。動作温度範囲は-40~+125℃です。

アプリケーション

  • RFトランスミッタ・パワーアンプのリニアライゼーションとゲイン/パワー制御
  • 無線リンク・トランスミッタのパワー・モニタリング
  • デュアル・チャンネル・ワイヤレス・インフラストラクチャ無線
  • アンテナVSWRモニタ
  • 基地局、WLAN、WiMAX、レーダでのRSSI測定

ADL5519
ログ検出器/コントローラ、1MHz~10GHz、デュアル、62dB
ADL5519-fbl ADL5519 Pin Configuration
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ツールおよびシミュレーション

ADIsimRF

ADIsimRFは使いやすいRFシグナル・チェーン計算ツールです。最大50段までのシグナル・チェーンについて、カスケード・ゲイン、ノイズ、歪み、消費電力を計算し、プロット、エクスポートが可能です。ADIsimRFには、アナログ・デバイセズのRFおよびミックスド・シグナル部品のデバイス・モデルの広範なデータ・ベースも含まれています。

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ADIsimPLL™

ADIsimPLLは、アナログ・デバイセズの新しい高性能PLL製品の迅速で信頼性の高い評価を可能にします。これは、現在利用できる最も包括的なPLLシンセサイザ設計およびシミュレーション・ツールです。実施されるシミュレーションには、PLL性能に影響を与える重要な非線形効果がすべて含まれます。ADIsimPLLは、設計プロセスから1回以上の反復作業を削除し、設計から市場投入までの時間を短縮します。

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評価用キット

eval board
EVAL-ADL5519

ADL5519 Evaluation Board

製品詳細

ADL5519-EVALZ is a fully populated, 4-layer, FR4-based evaluation board. For normal operation, it requires a 5 V/100 mA power supply. The 5 V power supply should be connected to the test loops labeled VPOS and GND. The two RF input signals are applied to two SMA connectors labeled INHA and INHB. Temperature compensation and power down are accessed through the SMA connectors labeled ADJA, ADJB, and PWDN. The output signals are accessible via the OUTA, OUTB, OUTN, OUTP, and SMA connectors. The temperature output, TEMP, is available via a test loop. The circuit board can also accommodate a 24-pin header through which the power supply, ground, temperature adjust nodes and output signal pins are accessible (the circuit board ships with this header not installed).

EVAL-ADL5519
ADL5519 Evaluation Board
ADL5519-EVALZ_ANGLE-web ADL5519-EVALZ_BOTTOM-web ADL5519-EVALZ_TOP-web

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