ADL5308

新規設計に推奨

高速な応答性を持ちながら10pAから25mAまでカバーする188dBの対数コンバータ

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

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製品情報

  • IPDが220μAから10nAまで階段状に変化する条件下での高速過渡応答
    • 立上がり/立下がり時間:<2.4μs
    • 2dBの電気的信号(1dBの光信号)のセトリング・タイム:<3.5μs
  • 平坦な周波数応答/アンダーシュートなし
  • 帯域幅:970kHz(IINP = 10nA時)
  • 正確に調整された対数応答
    • 対数スロープ:200mV/dec
    • 対数適合誤差:±0.2dB(25°C、10nA~1mAのIINP範囲)
  • 比率を入力することで光学的ゲインを直接測定
  • 調整可能なヒステリシスとラッチ・イネーブルを備えたコンパレータ
  • I2C調整可能
    • 適応フォトダイオード・バイアス
    • コンパレータ基準レベル
  • 必要な外付け部品が最小限
  • PSRR:34dB(20kHz時)/IINP:10nA
  • 2 mm × 3 mm、14端子LGAパッケージ

ADL5308は、光ファイバ・システムにおける広いダイナミック・レンジの信号レベル・モニタリングに最適化されたトランスインピーダンス・ログ・アンプです。

INPピンの入力電流とリファレンス電流の比の対数に比例する温度補償された正確な出力電圧を生成します。リファレンス電流は内部で生成することも、IREFインターフェースを通じて外部から供給することもできます(対数比検出)。対数スロープとインターセプトはどちらも、公称値(それぞれ200mV/ディケードおよび10pA)となるよう正確に調整されます。

低インピーダンスのVLOG対数出力は、A/Dコンバータ(ADC)など広範な回路を駆動する能力を備えており、そのゲインは、FBピンを駆動する抵抗分圧器を追加することによって調整できます。

内蔵の高速コンパレータは、I2Cを介してプログラムされるかCREFインターフェースを介して供給される外部のリファレンス・レベルと対数出力とを比較するコンパクトなソリューションを実現します。このコンパレータは、調整可能なヒステリシスとオプションの出力ラッチ機能(HYSTピンを使用)を備えています。

適応フォトダイオード(PD)バイアスは、PDBピンを通じてサポートされます。ダイオード電流が低い状態では、暗電流を最小限に抑えるために逆方向PDバイアスが低く保たれます。入力電流が上昇すると、PDの飽和による非線形性を避けるために、バイアス電圧は電流に応じて線形に調整されます。初期バイアス・レベルおよび電流が上昇したときのスケール・ファクタはI2Cを通じて設定できます。

ADL5308は、−40°C~+105°Cの周囲温度で動作するように仕様規定され、2mm × 3mm、14端子の小型LGAパッケージで提供されます。

アプリケーション

  • 光パワーの監視
  • エルビウム添加光増幅器(EDFA)
  • ADL5308
    高速な応答性を持ちながら10pAから25mAまでカバーする188dBの対数コンバータ
    ADL5308 - Functional Block Diagram ADL5308 - Pin Configuration
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    ハードウェア・エコシステム

    製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
    リニア・レギュレータ 3
    LT3042 新規設計に推奨 20V、200mA、超低ノイズ、超高PSRRのRFリニア・レギュレータ
    ADP7118 新規設計に推奨 20V、200mA、低ノイズ、CMOS LDOリニア電圧レギュレータ
    ADP7112 新規設計に推奨

    LDOリニア・レギュレータ、20V、200mA、ローノイズ、CMOS

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    評価用キット

    eval board
    EVAL-ADL5308

    ADL5308(高速な応答性を持ちながら10pAから25mAまでカバーする188dBの対数コンバータ)の性能評価

    機能と利点

    • ADL5308のフル機能評価用ボード
    • 外部の電気的入力またはオンボードのフォトダイオード(PD)による光入力をサポート
    • オンチップまたは外部のPDバイアス(PDB)
    • コンパレータのリファレンス・コネクタと出力コネクタ(ヒステリシスを調整可能)

    製品詳細

    ADL5308-EVALZ評価用ボードを使用すると、ADL5308対数コンバータICを評価できます。

    ADL5308はモノリシック対数トランスインピーダンス・アンプで、光ファイバ・システムにおける低周波および広いダイナミック・レンジの信号パワーの測定用に最適化されています。INPピンの入力電流と内部リファレンス電流の比の対数に比例する出力電圧を生成します。リファレンス電流は、外部からIREFインターフェースを通じて供給することもできます。

    対数スロープとインターセプトはどちらも、公称値(それぞれ200mV/decおよび10pA)となるよう出荷時に調整されます。どちらもI2Cインターフェースを介して調整できます。

    ADL5308の完全な仕様は、アナログ・デバイセズから入手できるADL5308のデータシートに記載されています。ADL5308-EVALZ評価用ボードを使用する際は、ユーザ・ガイドと併せてADL5308のデータシートを参照してください。

    EVAL-ADL5308
    ADL5308(高速な応答性を持ちながら10pAから25mAまでカバーする188dBの対数コンバータ)の性能評価
    ADL5308-EVALZ_ANGLE-web ADL5308-EVALZ_TOP-web ADL5308-EVALZ_BOTTOM-web

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