ADF4030

新規設計に推奨

10チャンネル高精度シンクロナイザ

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 10個のBSYNCチャンネル
  • 正確なBSYNC時間整列(5ps未満)
  • 大規模な配電ネットワークにおけるクロック同期を実現
  • 独立してプログラム可能なBSYNCチャンネル遅延
  • 双方向ループバック機能を使用した、各BSYNCチャンネルの正確なパス遅延補償
  • 柔軟な物理インターフェースにより、DC/ACカップリングを使用したPCBトレースまたはケーブル接続をサポート
  • 各BSYNCチャンネルが周期的ギャップ・クロックをサポート
  • TDCを内蔵
  • 温度センサーを内蔵

ADF4030は10個の双方向同期クロック(BSYNC)チャンネルを提供し、リファレンス・クロック入力(REFIN)信号を周波数基準として受け入れ、出力として設定されたBSYNCチャンネルで出力クロックを生成します。ADF4030の特徴的な機能は、リファレンスBSYNCチャンネルとして選択されたBSYNCチャンネルを基準に、任意の1つ以上のBSYNCチャンネルのクロック・エッジを5ps未満で時間合わせできることです(デバイス・ピン位置)。

ADF4030は、他のADF4030デバイスとマルチ接続し、システム内でクロック信号を同期できるように設計されています。各BSYNCは双方向的であり、クロック信号の方向を反転して伝送媒体の伝播遅延を測定できます。複製パスを使用する往復構成もサポートされています。往復遅延測定は双方向性があるため、複製パスを使用する場合と比較して、BSYNC伝送媒体を介した伝播遅延の判定におけるエラーが大幅に削減されます。ADF4030はこの機能によって、ADF4030システムが対応するツリー・アーキテクチャやカスケード・アーキテクチャに関係なく、複数のADF4030デバイスを対象にBSYNCチャンネルのクロック・エッジを同期できます。双方向クロッキングの利点は、ADF4030以外のデバイスにも適用されます(それらのデバイスが双方向クロック交換をサポートしていることを前提とします)。

各BYSNCチャンネルに関連付けられた出力分周器ブロックには疑似ランダム・バイナリ・シーケンス(PRBS)ジェネレータ(オプション)があり、JESD204BおよびJESD204BCの動作をサポートする周期的ギャップ・クロック信号を生成します。

ADF4030は、入力に到達するクロック間の時間差を測定するスタンドアロンの差動時間/デジタル コンバータ(TDC)として使用できます。

ADF4030 BSYNCクロック1個のRMSジッタは4.3ps(代表値)です。

ADF4030は48ピンの7mm × 7mmランド・グリッド・アレイ[LGA]パッケージを採用し、−40°C~+105°Cの温度範囲で動作します。

データシート全体を通じて、文字「x」は任意の整数を表しています。例えば、「BSYNCx」は、チャンネル0~チャンネル9までの任意のチャンネルを指します。

アプリケーション

  • 5Gタイミング伝送高精度同期
  • フェーズド・アレイ・レーダー
  • ATE(自動試験装置)のピン・エレクトロニクス
  • JESD204B/JESD204Cにおけるアナログ・デジタル・コンバータ(ADC)およびデジタル・アナログ・コンバータ(DAC)のクロック駆動のサポート

ADF4030
10チャンネル高精度シンクロナイザ
ADF4030 Functional Block Diagram ADF4030 Pin Configuration
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ソフトウェア・リソース


ハードウェア・エコシステム

製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
スイッチング・レギュレータ & コントローラ 1
LTM8053 新規設計に推奨 40V入力、3.5A降圧Silent Switcher μModuleレギュレータ
リニア・レギュレータ 2
ADP7159 新規設計に推奨 RF リニア電圧レギュレータ、2 A、可変出力、超低ノイズ、高 PSRR
ADP7112 新規設計に推奨

LDOリニア・レギュレータ、20V、200mA、ローノイズ、CMOS

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ツールおよびシミュレーション

IBISモデル 1

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 


評価用キット

eval board
EVAL-ADF4030

機能と利点

  • ADF4030(10チャンネル高精度シンクロナイザ)、Arduinoインターフェース、電圧レギュレータを搭載したEV-ADF4030SD1Z評価用ボード
  • 複数の方法でADF4030にリファレンス・クロックを提供可能
    • シグナル・ジェネレータからのシングル・エンド
    • 他のデバイスまたは追加のADF4030デバイスとの差動
  • TwinaxコネクタおよびSMAコネクタを使用して、10本すべてのADF4030 BSYNC双方向I/Oラインにアクセス可能
  • インターポーザ・ボードを使用して、ADF4030クロックとオシロスコープまたは他のボードとの容易な接続を実現
  • SDP-K1コントローラ・ボードは、PCと評価用ボード間のインターフェースとして機能
  • Arduinoコネクタを使用して、最大16枚のEV-ADF4030SD1Z評価用ボードをスタック可能
  • Windows®ベースのソフトウェアにより、ADF4030のすべての機能をPCから制御可能

製品詳細

EV-ADF4030SD1Zは、ADF4030(10チャンネル高精度シンクロナイザ)の性能を評価します。EV-ADF4030SD1Z評価用ボードの下にあるArduinoコネクタを使用して、SDP-K1コントローラ・ボードをこの評価用ボードに接続する必要があります。Arduinoコネクタを使用して、複数のEVADF4030SD1Z評価用ボードをSDP-K1コントローラ・ボード上にスタックアップできます。

SDP-K1コントローラ・ボードを接続した評価用ボードの写真を図1に示します。この評価用ボードには、ADF4030(10チャンネル高精度シンクロナイザ)、電源コネクタ、SDP K1ボードへの接続に使用するArduinoコネクタが含まれています。この組み合わせにより、ACEソフトウェアを使用して評価用ボードのソフトウェア・プログラミングが可能になります。

ADF4030高精度シンセサイザの全仕様は製品データシートに記載されています。本評価用ボードを使用する際は、このユーザ・ガイドと併せてご確認ください。

EVAL-ADF4030
EVAL-ADF4030 Angle View EVAL-ADF4030 Bottom View EVAL-ADF4030 Top View EVAL-ADF4030 with SDP-K1

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