ADBMS6821（シングル）およびADBMS6822 （デュアル）は、各データ・リンク用の単一ツイスト・ペア接続を介して、2つの絶縁されたデバイス間の双方向絶縁型シリアル・ポート・インターフェース（isoSPI^™）接続を提供します。各トランシーバーは、絶縁バリアをまたいで別のトランシーバーに送信される信号にロジック・ステートをエンコードします。受信デバイスは、送信された信号をデコードし、スレーブ・バスを適切なロジック・ステートに切り替えます。絶縁バリアをコンデンサまたはパルス・トランスによってブリッジすると、数百ボルトの絶縁を実現できます。

ADBMS6821/ADBMS6822トランシーバーは、整合したソース電流とシンク電流を使用して差動信号を駆動するため、トランスのセンタ・タップが不要になり、電磁干渉（EMI）が低減されます。レシーバー内の高精度なウィンドウ・コンパレータが、差動信号を検出します。

トランシーバーをアナログ・デバイセズの先進的なバッテリ・スタック・モニタと組み合わせると、システム・コントローラがパワー・ダウン状態でも、セル電圧およびセンサーのモニタリング（低消費電力セル・モニタリングまたはLPCM）を有効にできます。トランシーバーは、プログラムされた時間内にハートビート正常メッセージを受信できない場合、システムをウェイクアップしたり、システムにアラートを送信したりするタイムアウト機能を提供します。

データシート全体を通じて、すべてのピン名は、ADBMS6822上の両方のトランシーバーのピンを表します。例えば、VDDは、VDDとVDD2の両方を表します。

アプリケーション

• 電気自動車およびハイブリッド電気自動車
• バックアップ・バッテリ・システム
• 産業用ネットワーク
• リモート・センサー