デモ回路2860Aは、LTM8051 Silent Switcher μModule^®レギュレータを搭載したクワッド降圧DC/DCスイッチング・コンバータです。デモ用ボードは、7V〜40Vの入力から、5V/1.2A、3.3V/1.2A、2.5V/1.2A、および1.8V/1.2Aのクワッド出力を供給するよう設計されています。Silent Switcher^®アーキテクチャにより、3MHzまでの周波数で高い効率を実現しながら、EMIを最小限に抑えます。動作モード（バースト・モード^®動作または不連続モード／SYNC）はジャンパで設定できます。バースト・モード動作は、軽負荷状態での効率を改善します。

LTM8051は、電流モード制御方式を採用した固定周波数PWMレギュレータです。チャンネル1およびチャンネル4のスイッチング周波数は、RT14ピンとグラウンドの間に適切な抵抗（R11）を配置することで設定されます。チャンネル2およびチャンネル3のスイッチング周波数は、RT23ピンとグラウンドの間に別の適切な抵抗（R23）を配置することで設定されます。RUN14ピン（RUN14端子）はLTM8051のチャンネル1およびチャンネル4をマイクロ・パワー・シャットダウン・モードに、RUN23ピン（RUN23端子）はチャンネル2およびチャンネル3をシャットダウン・モードに設定するのに使用できます。出力トラッキングおよびソフト・スタート・ピン（TRSS1/TRSS2/TRSS3/TRSS4）を使用すると、スタートアップ時に出力電圧上昇率／下降率を制御できます。各チャンネル（PG1/PG2/PG3/PG4）のパワー・グッド出力は、そのチャンネルの出力電圧が±7.5%のレギュレーション・ウィンドウから外れている場合、低くなります。

LTM8051データシートには、動作および用途の詳細が記載されています。データシートは、デモ・マニュアルと併せて参照してください。