ADUCM310

新規設計に推奨

アナログ・マイクロコントローラ、高精度、調整可能光制御マイクロコントローラ

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製品情報

  • アナログ入力/出力
  • 22 チャンネル、14ビット、800 kSPSのA/Dコンバータ(ADC)を内蔵:
    • 外部チャンネル×10
    • チップ温度モニタ×1
    • 電流出力D/Aコンバータ(IDAC) モニタ・チャンネル×6
    • 電源モニタ・チャンネル×3
    • バッファ付きリファレンス出力チャンネル×2
  • 完全差動とシングル・エンド・モード
  • アナログ入力範囲: 0 V ~ 2.5 V
  • 6個の低ノイズ、12/14ビットIDAC出力
    • 250 mA ×1、200 mA ×1、100 mA ×2、20 mA ×2
    • 高速電流シンクを可能にするため半導体光アンプ(SOA) IDACを−3.0 Vへプルダウン
  • 8個の12ビット電圧出力DAC(VDAC)
    • チャンネル0およびチャンネル1: 0 V~3 V、75 Ω 負荷
    • チャンネル2およびチャンネル3: -5 V~0 V、500 Ω 負荷
    • チャンネル4およびチャンネル5: 0 V~3 V、300 Ω 負荷
    • チャンネル6: 0 V~5 V、500 Ω 負荷
    • チャンネル7: 0 V~5 V、100 Ω 負荷
  • 2.5 V高精度電圧リファレンスを内蔵
    • バッファ付き2.5 V 出力×2
  • マイクロコントローラ
    • ARM Cortex-M3 プロセッサ、32ビットRISC アーキテクチャ
    • シリアル・ワイヤー・ポートでコードのダウンロードとデバッグをサポート
  • 詳細はデータシートをご参照ください
     

    ADuCM310は複数チップの積み重ねで、チューナブル・レーザ光モジュール・アプリケーションの診断制御向けに設計されたシステム・オンチップです。ADuCM310は16ビット(14ビット精度)マルチチャンネル逐次比較レジスタ(SAR)ADC、ARM Cortex-M3プロセッサ、8個の電圧出力DAC(VDAC)、6個の電流出力DAC、フラッシュ/EEメモリを特長とし、6 mm × 6 mm、112ボールCSP_BGAパッケージに収納されています。

    積み重ねたチップの下部のチップは大部分の低電圧アナログ回路をサポートしており、3個のチップの中で最も大きなサイズです。そのチップにはADC、VDAC、主なIDAC回路とともに低ドリフト高精度2.5 V電圧リファレンス源のような他のアナログ支援回路も集積されています。

    積み重ねたチップの真ん中のチップは大部分のデジタル回路をサポートしており、ARM Cortex-M3プロセッサ、フラッシュとSRAMブロック、すべてのデジタル通信ペリフェラルを内蔵しております。さらに、このチップは全チップ用のクロック源を提供します。16 MHzの内部発振器は80 MHzのシステム・クロックを出力する内部PLLのソース源です。

    上部のチップ(もっとも小さいチップ)は高電圧プロセスで開発されており、−5 V/+5 VのVDAC出力をサポートします。レーザ出力を高速にシャットダウンさせるために外部SOAダイオードを−3.0 VレベルにプルダウンするSOA IDAC電流シンク回路も内蔵しています。

    個別ブロックに関して、ADCは最大800 kSPSの変換レートで動作が可能です。ADCには10個の外部入力がありますが、それらはシングル・エンドあるいは差動のどちらも可能です。電源監視チャンネル、オンチップ温度センサー、内部電圧リファレンス監視のようないくつかの内部チャンネルもあります。

    VDACは10 mA ~ 50 mAの電流を供給できる出力バッファ付き12ビット・ストリングDACです、そしてこれらのDACはすべて10 nFの容量負荷を駆動できます。
    低ドリフトの電流DACは14ビット分解能で、フルスケール出力範囲は0 mA ~ 20 mAからSOA IDAC(IDAC3)の0 mA ~ 250 mAまで各種あります。SOA IDACは0 mA ~ −80 mAの電流シンク能力もあります。

    高精度2.5 Vオンチップ・リファレンス源が使用可能です。内部のADC、IDAC、VDAC回路はこのオンチップ・リファレンス源を使用することでこれらのペリフェラル全部の低ドリフト性能を保証しています。

    ADuCM310は最大1.2 mAを供給する2個のバッファ付きリファレンス出力も提供します。これらの出力は外部のチップに使用できます。

    ADuCM310は80 MHz ARM Cortex-M3プロセッサを集積しています。これは32ビット縮小命令セット・コンピュータ(RISC)マシーンで、最大100 DMIPSのピーク性能を提供します。ARM Cortex-M3プロセッサはシリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)、UART、I2Cの通信ペリフェラルをサポートする柔軟な14チャンネル・ダイレクト・メモリ・アクセス(DMA)コントローラも内蔵しています。ADuCM310は256 kB不揮発性フラッシュ/EEメモリと32kBSRAMを内蔵しています。

    16 MHzの内蔵発振器は80 MHzのシステム・クロックを発生します。このクロックを内部的に分周し、プロセッサをより低い周波数で動作させて電力を軽減することができます。低消費電力の32 kHz発振器が内蔵されており、タイマに使用できます。ADuCM310は3個の汎用タイマ、1個のウェークアップ・タイマ(汎用タイマとして使用可能)、システム・ウォッチドッグ・タイマを内蔵しています。

    通信ペリフェラルの範囲は個別のアプリケーションの要求に応じて設定できます。これらのペリフェラルにはUART、2 × I2C、2 × SPI、GPIOポート、パルス幅変調(PWM)が含まれます。

    工場出荷時設定済みの内蔵ファームウェアはUARTを介したインサーキット・シリアル・ダウンロードをサポートし、さらにシリアル・ワイヤ・デバック・ポート(SW-DP)インターフェースを介した非侵害型エミュレーションとプログラムのダウンロードもサポートしています。これらの機能はEVAL-ADuCM310QSPZ開発システムでサポートされます。

    ADuCM310は2.9 V~3.6 Vの電源で動作し、温度範囲-40°C~+85°Cで仕様が規定されています。

    このデータシートでは、P1.0/SIN/ECLKIN/PLAI[4]などの多機能ピンは、ピン全体名またはピンの単機能名(例えばP1.0で、その機能のみ注目する場合)で呼びます。

    ADuCM310の詳細については、 ADuCM310 リファレンス・マニュアル「ADuCM310のセットアップと使用の方法」(英語pdf)を参照してください。

    ADUCM310
    アナログ・マイクロコントローラ、高精度、調整可能光制御マイクロコントローラ
    ADuCM310 Functional Block Diagram ADuCM310 Pin Configuration
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    eval board
    EVAL-ADUCM310

    ADuCM310 Evaluation Board

    製品詳細

    The ADuCM310 is a multi-die stack system on-chip designed for diagnostic control of tunable laser optical module applications. The ADuCM310 features a 16-bit (14-bit accurate) multichannel successive approximation register (SAR) ADC, an ARM Cortex-M3 processor, eight voltage DACs, six current output DACs, and Flash/EE memory packaged in a 6 mm × 6 mm, 112-ball CSP_BGA package.


    The ADuCM310 development system allows evaluation of ADuCM310 silicon.  EVAL-ADuCM310QSPZ facilitates performance evaluation of the device with a minimum of external components.




    EVAL-ADUCM310
    ADuCM310 Evaluation Board
    ADUCM310 Evaluation Board

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