ADuM4122

新規設計に推奨

シングル・ゲート、可変スルー・レート、絶縁型ゲート・ドライバ、3A短絡(<3Ω)

利用上の注意

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製品情報

  • 出力ピンあたり2Aの出力電流(<3Ω RDSON_x
  • 3Aピーク短絡電流
  • 3.3V~6.5V、VDD1
  • 4.5V~35V、VDD2
  • Positive Going Threshold、3.3V VDD1でのUVLO
  • 複数のPositive Going Threshold、VDD2でのUVLOオプション
    • グレードA:4.4V(代表値)の立上がり閾値、UVLO
    • グレードB:7.3V(代表値)の立上がり閾値、UVLO
    • グレードC:11.3V(代表値)の立上がり閾値、UVLO
  • 高精度タイミング特性
    • 48nsの最大伝搬遅延(立下りエッジ)
  • CMOS入力ロジック・レベル
  • 高いコモンモード過渡耐圧:>150kV/µs
  • 高いジャンクション温度動作:125°C
  • デフォルトのロー・レベル出力
  • 選択可能なスルー・レート制御
  • 安全と規制に関する認定(申請中)
    • UL 1577によるUL認定
      • 5kV rmsで1分間
    • 「CSA Component Acceptance Notice 5A」に準拠
    • VDE適合性認定(申請中)
      • DIN V VDE V 0884-10
      • VIORM = 849V peak
  • ワイドボディ、8ピンSOIC_IC

ADuM4122は、絶縁型シングル・デバイスのデュアル出力ドライバで、高精度の絶縁を提供するためにiCoupler®技術を採用しています。ADuM4122は5kV rmsの絶縁性能を備えており、ワイドボディの8ピンSOICパッケージで提供されます。これらの絶縁部品は、高速相補型金属酸化膜半導体(CMOS)とモノリシック・トランス技術を組み合わせることで、他のデバイスに比べて優れた性能特性を実現します(パルス・トランスとゲート・ドライバの組み合わせなど)。

ADuM4122は3.3V~6.5Vの入力電源で動作し、より低電圧のシステムとの互換性も備えています。高電圧レベル変換方式を採用するゲート・ドライバとは異なり、ADuM4122では、入力と出力間に真の電気的絶縁が提供されています。

ADuM4122には、2つの出力ドライブ強度のスルー・レート制御を容易にするための2つの出力ピンが含まれています。VOUTピンは、VIN+ピンのロジックに従う一方で、昇圧出力であるVOUT_SRCはVIN+ピンに従うように、または高Zになるように切り替えられます。スルー・レートの切り替えは1次側で制御します。スルー・レートを制御することで、電磁干渉(EMI)の緩和や電圧オーバーシュート制御が可能になります。

ADuM4122の内部温度がサーマル・シャットダウン温度を超えた場合、内部サーマル・シャットダウンによって出力がローに設定されます。

その結果、ADuM4122は、幅広いスイッチング電圧範囲にわたり、絶縁型ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)/金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)構成のスイッチング特性について信頼性の高い制御を提供し、簡単なスルー・レート制御を実現できます。

用途

  • スイッチング電源
  • 絶縁型IGBT/MOSFETゲート・ドライバ
  • 産業用インバータ

ADuM4122
シングル・ゲート、可変スルー・レート、絶縁型ゲート・ドライバ、3A短絡(<3Ω)
ADuM4122 Functional Block Diagram ADuM4122 Pin Configuration ADuM4122 Circuit Diagram
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ツールおよびシミュレーション

LTspice


下記製品はLTspiceで使用することが出来ます。:

  • ADUM4122A
  • ADUM4122B
  • ADUM4122C

IBISモデル 1

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 


評価用キット

eval board
EVAL-ADuM4122

ADuM4122評価用ボード

機能と利点

  • 3A短絡回路出力機能
  • 出力電力デバイス抵抗:<3 Ω
  • 出力電圧範囲:最大35V
  • 出力/入力の低電圧ロックアウト(UVLO)
  • 複数のスイッチ・タイプに対応するパッド配置
  • 外部直列ゲート抵抗のパッド配置
  • 接続を容易にするスクリュー端子
  • 容量性負荷テスト用の配置
  • スルー・レート設定が容易なジャンパ

製品詳細

EVAL-ADuM4122EBZ評価用ボードは、スルー・レート制御を備えたADuM4122絶縁型ゲート・ドライバをサポートします。 ADuM4122の入力信号と出力ゲート・ドライバ間の絶縁には、iCoupler®技術が使用されています。評価用ボードは、様々な駆動条件を構成する、ジャンパとネジ端子を提供します。EVAL-ADuM4122EBZボードは、方形波およびVIN+SRCピンのDC値で動作します。

ADuM4122は最大35Vの電圧で動作します。VIN+ピンのロジック・レベル電圧は、VOUT出力を制御します。 SRCピンは、VOUT_SRCピンを高インピーダンスに設定するか、またはユーザー設定のVIN+でのパルス幅変調(PWM)入力のロジックに従うかを制御します。外部の直列ゲート抵抗をVOUTピンとVOUT_SRCピンからの出力と組み合わせると、1つの絶縁型ゲート・ドライバに容易に選択可能な2つのスルー・レートを備えることができます。

EVAL-ADuM4122EBZボードは、デバイスの伝搬遅延、駆動能力、スルー・レート選択、入力ロジックのテストを行います。

ADuM4122の詳細については、ADuM4122のデータシートを参照してください。評価用ボードを使用する際には、このユーザー・ガイドと併せてデータシートを参照してください。

EVAL-ADuM4122
ADuM4122評価用ボード
ADuM4122 Evaluation Board ADuM4122 Evaluation Board ADuM4122 Evaluation Board

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