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ADRV9008-1

新規設計に推奨

内蔵デュアル RF レシーバー

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • デュアル・レシーバー
  • レシーバー最大帯域幅: 200 MHz
  • 完全に内蔵されたフラクショナル N RF シンセサイザ
  • 完全に内蔵されたクロック・シンセサイザ
  • RF LO およびベースバンド・クロック用マルチチップ位相同期
  • JESD204B データパス・インターフェース
  • 調整可能範囲: 75 MHz ~ 6000 MHz

<pADRV9008-1 は高度に集積化されたラジオ周波数(RF)アジャイル・トランシーバーで、デュアル・トランスミッタとレシーバー、集積化されたシンセサイザおよびデジタル信号処理回路を搭載しています。この IC は、3G、4G、5G のマクロセル、周波数分割複信(FDD)基地局アプリケーションに求められる、高性能と低消費電力の様々な組み合わせを実現します。

受信パスは、最先端のダイナミック・レンジを持つ 2 つの独立、広帯域幅(BW)ダイレクト・コンバージョン・レシーバーで構成されています。各レシーブ・サブシステムは、自動と手動の減衰制御、DC オフセット補正回路、直交誤差補正回路(QEC)、およびデジタル・フィルタリングを内蔵しているため、デジタル・ベースバンドにこれらの機能は不要です。RF フロント・エンド制御機能の他、パワー・アンプ(PA)向け A/D コンバータ(ADC)、D/A コンバータ(DAC)、汎用入出力(GPIO)などのいくつかの補助機能も搭載しています。

ADRV9008-1 は、自動ゲイン制御(AGC)に加えて柔軟性のある外部ゲイン制御モードも備えているため、システム・レベル・ゲインをダイナミックに設定する大幅な柔軟性を実現しています。

受信した信号は、固有のアンチエイリアシングを提供する 4 個のダイナミック・レンジ連続時間シグマ-デルタ(Σ-Δ)ADC によってデジタイズされます。帯域外イメージ・ミクシングから影響を受けないダイレクト・コンバージョン・アーキテクチャの組み合わせ、およびエイリアシングがないことで、従来の中間周波数(IF)レシーバーに比べて RF フィルタの条件が緩和されます。

全機能内蔵のフェーズロック・ループ(PLL)は、レシーバー信号パスに対して高性能で低消費電力のフラクショナル N RF シンセシスを提供します。追加のシンセサイザーは、コンバータ、デジタル回路およびシリアル・インターフェースに必要なクロックを発生させます。マルチチップ同期メカニズムにより、複数の ADRV9008-1 チップ間で RF 局部発振器(LO)およびベースバンド・クロックの位相が同期します。高性能基地局のアプリケーションに必要な絶縁を与えるため、予防策をとります。電圧制御発振器(VCO)とループ・フィルタのすべての構成要素が内蔵されています。

高速の JESD204B インターフェースは、最大 12.288 Gbps までのレーン・レートをサポートし、最高広帯域幅モードでトランスミッタ当たり 2 レーンおよびレシーバー当たり 1 レーンを実現します。インターフェースは、低帯域幅用にインターリーブ・モードもサポートしていて、高速データ・インターフェース・レーンの総数を 1 個に削減しています。固定小数点と浮動小数点両方のデータ・フォーマットをサポートしています。浮動小数点フォーマットは、内部 AGC を復調器デバイスに見えないようにできます。

ADRV9008-1 のコアは、1.3 V と 1.8 V のレギュレータから直接給電でき、標準 4 線式シリアル・ポートで制御します。通常使用の消費電力を最小化するため、包括的なパワーダウン・モードが含まれています。ADRV9008-1 は、12 mm × 12 mm、196 ボールのチップ・スケール・ボール・グリッド・アレイ(CSP_BGA)パッケージを採用しています。

アプリケーション

  • 3G、4G、5G FDD マクロセル基地局
  • 広帯域アクティブ・アンテナ・システム
  • Massive MIMO(Multiple Input, Multiple Output)
  • フェーズド・アレイ・レーダー
  • 電子戦
  • 防衛用通信
  • 携帯試験装置

ADRV9008-1
内蔵デュアル RF レシーバー
ADRV9008-1 Functional Block Diagram
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ソフトウェア・リソース


評価用キット

eval board
EVAL-ADRV9008/9

ADRV9008/ADRV9009 評価用ボード

機能と利点

  • フル機能の評価用無線カード
    • ADRV9009-W/PCBZ: ADRV9009 評価用キット(デュアル RF Rx/Tx/Orx 評価用ボード)
    • ADRV9008-1W/PCBZ: ADRV9008-1 評価用キット(デュアル RF Rx 評価用ボード)
    • ADRV9008-2W/PCBZ: ADRV9008-2 評価用キット(デュアル RF Tx/Orx 評価用ボード)
  • 周波数範囲 75 MHz ~ 6 GHz の広帯域 RF 動作
  • 高効率電源ソリューションとクロッキング・ソリューションを内蔵
  • Xilinx マザーボード(EVAL-TPG-ZYNQ3)への FMC コネクタ
  • 1 つの FMC コネクタから給電
  • 回路図、レイアウト、部品表、HDL、ドライバ、アプリケーション・ソフトウェアを含む

製品詳細

ADRV9009-W/PCBZ は、最も広い帯域幅で最高性能の統合型 RF トランシーバー ADRV9009 をご紹介するために設計された無線カードです。この無線カードは、無線ソリューションのデバイス評価とラピッド・プロトタイピング用のシングル 2 × 2 トランシーバー・プラットフォームを提供します。高効率スイッチャのみの電源ソリューションや高性能クロッキング・ソリューションなど、この無線カードの動作に必要なペリフェラルはすべてボードに搭載されています。ADRV9009-W/PCBZ は、デュアル・レシーバー、オブザベーション・レシーバー付きデュアル・トランスミッタのシングルチップ TDD ソリューションです。

ADRV9009-W/PCBZ は、75 MHz ~ 6 GHz という広いチューニング範囲で動作しますが、RF 性能は非常に広帯域のフロント・エンド・マッチングによって調整されます。このボードは主に、カスタム・ハードウェア完成前にシステム・チェックを行い、ソフトウェア・チームが各種波形の生成を行うことを目的としています。目的はあくまで設計者が波形を確認することであり、性能面で 1 dB や 1% の EVM の違いを最終調整することではありません。

ADRV9008-1W/PCBZ は、ADRV9008-1 をご紹介するための評価用キットで、75 MHz ~ 6 GHz のチューニング範囲で動作するデュアル・レシーバーを搭載しています。ADRV9008-2W/PCBZ は、ADRV9008-2 をご紹介するための評価用キットで、75 MHz ~ 6 GHz のチューニング範囲で動作するオブザベーション・レシーバー付きデュアル・トランスミッタを搭載しています。

ADRV9008/ADRV9009の評価およびプロトタイピング用のプラットフォーム

アナログ・デバイセズは、評価、プロトタイピング、およびリファレンス設計用にフル・セットのソフトウェアとハードウェアのツールを提供しています。利用可能なハードウェアとソフトウェアのツールの概略を以下の表に示します。

キャリア・ボード ソフトウェア & ドライバ
評価プラットフォーム 評価ソフトウェア:
  • APIライブラリ
  • 設定およびデータ・キャプチャ用のWindows GUI
プロトタイピング・プラットフォーム

プロトタイピング・ソフトウェア:

  • オープンソースLinuxドライバ
  • データ・キャプチャ用のオープンソースLinux IIOスコープ
  • GNU Radioと互換性あり
  • アナログ・デバイセズのJESD204Bインターフェース・フレームワークを使用してGitHubに公開されているリファレンス設計

EVAL-ADRV9008/9
ADRV9008/ADRV9009 評価用ボード
ADRV9009-W-PCBZANGLE-web ADRV9009-W-PCBZBOTTOM-web ADRV9009-W-PCBZTOP-web

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