MAX5879

製造中

14ビット、2.3GspsダイレクトRF合成DAC、選択可能な周波数応答内蔵

DCから2GHz以上まで高品質広帯域信号を合成

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製品情報

  • 業界トップクラスの性能
    • WCDMA ACLR:70dB (2.14GHzの場合)
    • DOCSIS ACP:-70dBc (400MHz、8チャネル(256 QAM)の場合)
    • ノイズ密度 = -165dBc/Hz (200MHzの場合)
  • 高出力電力:9dBm (CW)
  • 周波数応答モード:NRZ、RZ、RF、RFZ
  • 出力帯域幅:2GHz
  • 2:1または4:1多重化LVDS入力
    • 各ポート最大1150MHz
    • シングルまたはダブルデータレート動作
  • 入力データ同期用のDLL内蔵
  • 複数DAC同期用のリセット機能

MAX5879は、ベースバンドおよび高次ナイキスト領域における高周波および広帯域信号の合成が可能な高性能、14ビット、2.3Gspsデジタル-アナログコンバータ(DAC)です。2.3Gspsの更新レートは、選択可能な周波数応答モード(NRZ、RZ、RF、およびRFZ)と組み合わせられ、2GHz以上の出力周波数の信号のデジタル生成が可能です。ユニークなRFZモードによって、1150Mspsまでの更新レートで、最大6次ナイキスト領域の生成が可能です。このデバイスは、優れたスプリアス、ノイズ、および相互変調歪み性能を備え、1GHz以上の信号帯域幅を直接合成することができます。

このデバイスは、4つの14ビット多重化低電圧差動信号(LVDS)入力ポートを備えており、それぞれ最大1150Mwpsで動作します。このDACは、最大2.3GHzのクロックレート(fCLK)で動作します。このデバイスは、選択可能な2:1または4:1入力マルチプレクサを備えており、ユーザーは、各1150Mwpsまでの2つのデータポート、または各575Mwpsまでの4つのデータポートを選択することができます。それによって、入力データレートは、各ポートのDAC更新レートの1/2または1/4となります。このデバイスは、遅延ロックループ(DLL)を備えており、FPGAまたはASICとのデータ同期が容易になります。データソースとDAC間のビットエラーの検出には、パリティ入力およびパリティエラーフラグ出力を使用することができます。また、このデバイスは、複数のDACのデータ取得クロックを合わせるためにデータクロックリセット回路も備えています。

このデバイスは、以下の4つの選択可能な周波数応答出力モードを備えています。

  1. NRZ (Nonreturn-to-zero)モードは、1次ナイキスト領域において最大のダイナミックレンジ/出力電力を提供します。
  2. RZ (Return-to-zero)モードは、1次、2次、および3次ナイキスト領域において、SNRをトレードオフし、利得平坦性を改善することができます。
  3. RF (Radio-frequency)モードは、2次および3次ナイキスト領域において、より高いSNRと優れたダイナミック性能を提供します。
  4. RFZ (Radio-frequency-return-to-zero)モードは、3次~6次ナイキスト領域において、最大更新レートのfCLK/2の場合に高いダイナミックレンジと利得平坦性の改善を提供します。
このデバイスは、ダイナミック性能の最適化を確保するための50Ω差動出力終端を内蔵する電流ステアリングDACです。このデバイスは、3.3Vおよび1.8V電源で動作し、消費電力は、40mAのフルスケール電流の場合1.8Wで、80mAのフルスケール電流の場合2.3Wとなります。このデバイスは、-40℃~+85℃の拡張温度範囲での動作が保証され、256ピンCSBGAパッケージ(17mm x 17mm)で提供されます。

アプリケーション

  • 任意波形発生器
  • ブロードバンド通信
  • デジタルビデオ放送
  • ダイレクトデジタル合成
  • エッジQAMおよびCMTS
  • レーダおよび航空電子工学
  • ソフトウェア定義無線
  • ワイヤレスインフラストラクチャ

MAX5879
14ビット、2.3GspsダイレクトRF合成DAC、選択可能な周波数応答内蔵
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評価用キット

MAX5879EVKIT

MAX5879の評価キット

機能と利点

  • MAX5879を評価
  • 更新レート:2.3Gsps (max)
    • 2:1および4:1多重化モードに対応
  • 実証済み12層PCB設計
  • シングルエンドクロックインタフェース
    • クロックレート:2.3GHz (max)
  • シングルエンドDAC出力インタフェース
    • 選択可能な周波数応答
    • 広帯域出力トランス
    • 50MHz~2GHz以上に対応
  • ボード上の1.25Vリファレンス回路
  • ボード上の2分周データクロック分周器
    • FPGA/ASICとの使用のために周波数を低減
  • 完全実装および試験済み

製品詳細

MAX5879の評価キット(EVキット)は、1つの14ビット、2.3GspsダイレクトRF合成デジタル-アナログコンバータ(DAC)のMAX5879を備えています。評価ボードは、差動DAC出力からシングルエンド50Ω信号への変換に使用されるトランス回路を内蔵しています。シングルエンド50ΩクロックソースをMAX5879に必要な完全平衡、50%デューティサイクル、100Ω差動ソースに変換する3トランス回路もボード上に提供されます。

MAX5879の評価ボードは、デジタルインタフェース用に2つのSAMTECH Q Strip® (QSH)コネクタを採用しています。このEVキットには、QSHインタフェースをFPGAメザニンコネクタ(FMC)に変換するアダプタボードが含まれています。FMCコネクタは、Xilinx© Virtex®-7 VC707のEVキットなどの商用オフザシェルフ(COTS) FPGA評価ボード上で一般的に利用可能です。

MAX5879のEVキットはVC707 FPGAボードをベースとするMUXDACデータソースによってサポートされており、MAX5879の評価に必要なデジタル信号を供給するために役立つツールが提供されます。詳細については、MUXDACデータソースユーザーズガイドを参照してください。

アプリケーション

  • 任意波形発生器
  • ブロードバンド通信
  • デジタルビデオ放送
  • ダイレクトデジタル合成
  • エッジQAMおよびCMTS
  • レーダおよび航空電子工学
  • ソフトウェア定義無線
  • ワイヤレスインフラストラクチャ

MAX5879EVKIT
MAX5879の評価キット

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