AD7707

製造中

A/Dコンバータ、16ビット、3チャンネル、シグマ・デルタ型、3V/5V/±10V入力範囲、1mW

利用上の注意

本データシートの英語以外の言語への翻訳はユーザの便宜のために提供されるものであり、リビジョンが古い場合があります。最新の内容については、必ず最新の英語版をご参照ください。

なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

Viewing:

製品情報

  • チャージバランス型ADコンバータ
    16ビット・ノー・ミスコード保証
    ±0.003%非直線性
  • ハイレベル(±10V)とローレベル(±10mV)入力チャンネルを用意
  • チャージポンプの必要なしにローレベル入力に±100mVのバイポーラ入力が可能
  • プログラマブル・ゲイン・フロントエンド内蔵:ゲイン範囲1~128
  • 3線シリアル・インターフェース
    SPI®、QSPI™、MICROWIRE™、DSP互換
    SCLKの入力段にシュミット・トリガー内蔵
  • アナログ入力に対してバッファ回路の挿入可能
  • 動作範囲:2.7~3.3V、4.75~5.25V
  • 消費電力:1mW(max)@3V
  • スタンバイ時電流:8µA(max)
  • 20ピンSOICおよびTSSOPパッケージ

AD7707は、低周波計測アプリケーション向けのアナログ・フロントエンドです。この3チャンネルのデバイスは、トランスデューサからのロー・レベル入力信号あるいはハイ・レベル(±10V)信号のどちらかを入力し、シリアル・デジタル信号を出力します。このデバイスは、最大16ビットのノーミス・コード 性能を実現するシグマ・デルタ変換技術を採用しています。入力信号は、アナログ・モジュレータ周りの、弊社独自のプログラマブル・ゲイン・フロントエンドに与えられます。変調器(モジュレータ)出力は内蔵のデジタル・フィルタに入力されます。このデジタル・フィルタの最初のノッチはオンチップのコントロール・レジスタを介してプログラムすることができますので、フィルタのカットオフと出力のアップデート・レートを調整することが可能です。

AD7707は2.7V~3.3Vまたは4.75V~5.25Vの単電源で動作します。AD7707は、ロー・レベル擬似差動アナログ入力を2チャンネル、ハイ・レベル入力を1チャンネル、さらに差動基準入力を持っています。5VのVDDと2.5Vのリファレンスで動作する時、0mV~20mVから0V~2.5Vの入力信号範囲をロー・レベル入力の両方のチャンネルに対応させることができます。 また、LCOM入力を基準とした±20mVから±2.5Vのバイポーラ入力信号範囲を扱うこともできます。3V電源と1.225Vリファレンスを用いた場合、AD7707は0mV~10mVから0V~1.225Vのユニポーラ入力信号範囲を扱うことができます。 この場合のバイポーラ入力信号範囲は±10mVから±1.225Vとなります。ハイレベル入力チャンネルは±10V、±5V、0V~10V、0V~5Vの入力範囲を扱えます。AD7707は、このように信号の処理(シグナル・コンディショニング)と変換が行える3チャンネル・システムです。

AD7707はマイクロコントローラやDSPベースのスマート・システムとして用いるには最適な製品です。この製品は、3線動作として構成することのできるシリアル・インターフェースを特長としています。ゲインの設定、信号の極性、アップデートレートの選択は入力シリアル・ポートを用いてソフトで構成することができます。さらにセルフキャリブレーションおよびシステム・キャリブレーション・オプションが備わっていますので、部品自ら、あるいはシステム内のゲインおよびオフセット誤差を削除できます。

CMOS構造のため、非常に低い消費電力で、しかもパワーダウン・モードではスタンバイ・パワーとして20µW(typ)しか消費しません。この製品は、20ピン・ワイド・ボディ(03インチ)SOICパッケージと20ピンTSSOPパッケージを採用しています。

製品のハイライト

  1. AD7707は、3V電源、1MHzのマスター・クロックで1µW以下しか消費しないため、ローパワーのシステムにとって理想的な製品といえます。スタンバイ電流は8µA以下です。
  2. 薄膜抵抗分割器を内蔵しているため、±10V、±5V、0V~10V、0V~5Vのハイレベル入力信号をアナログ入力ピンに、電源分割やチャージポンプを必要とせずに、直接接続することができます。
  3. ローレベル入力チャンネルによって、AD7707はレインゲージやトランスジューサからの直接入力が可能で、信号処理のための考察の必要がありません。
  4. この製品は、16ビットのミスコード無し、±0.003%精度、低rmsノイズなど、優れた静的性能仕様を備えています。エンドポイント誤差と温度ドリフトによる影響は、オンチップのキャリブレーション・オプション(ゼロスケールとフルスケール誤差の除去)によって排除されます。

AD7707
A/Dコンバータ、16ビット、3チャンネル、シグマ・デルタ型、3V/5V/±10V入力範囲、1mW
AD7707 Functional Block Diagram AD7707 Pin Configuration
myAnalogに追加

myAnalogの製品セクション(通知受け取り)、既存/新規プロジェクトに製品を追加する。

新規プロジェクトを作成
質問する
サポート

アナログ・デバイセズのサポート・ページはアナログ・デバイセズへのあらゆるご質問にお答えするワンストップ・ポータルです。


ドキュメント

さらに詳しく
myAnalogに追加

myAnalogのリソース・セクション、既存/新規プロジェクトにメディアを追加する。

新規プロジェクトを作成

ソフトウェア・リソース

必要なソフトウェア/ドライバが見つかりませんか?

ドライバ/ソフトウェアをリクエスト

ツールおよびシミュレーション

ΣΔ ADCのチュートリアル

インタラクティブな図解で、理想的なシグマ・デルタA/Dコンバータの挙動を示します。

ツールを開く

最新のディスカッション

最近表示した製品