AD549

製造中

オペアンプ、超低入力バイアス電流

利用上の注意

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アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • 超低入力バイアス電流
    60fA(最大):AD549L
    100fA(最大):AD549K
    250fA(最大):AD549J
  • 入力バイアス電流は入力コモン・モード全範囲に渡って保障
  • 低オフセット電圧
    0.50mV(最大):AD549K
    1.00mV(最大):AD549J
  • オフセットドリフト
    15μV/℃(最大):AD549K
    20μV/℃(最大):AD549J
  • 低消費
    700μA(最大)供給電流
  • 低入力電圧ノイズ
    4μV p-p(0.1Hz~10Hz)
  • MIL-STD-883B製品も供給可能

AD549は、非常に低い入力バイアス電流を備えたモノリシック電位計オペアンプです。入力オフセット電圧と入力オフセット電圧ドリフトは、高精度の性能を発揮するためにレーザ・トリミングされています。AD549の超低入力電流は、アナログ・デバイセズ独自のプロセス開発である「トップゲート型」JFET技術によって実現しました。この技術により、標準の接合絶縁バイポーラ・プロセスと互換性のある、きわめて低い入力電流JFETの生成が可能となります。ブートストラップされた入力段によって得られる1015Ωのコモン・モード・インピーダンスは、入力電流を本質的にコモン・モード電圧から独立させます。

AD549は、非常に小さな入力電流と低入力オフセット電圧を必要とするアプリケーションに適しています。特に、フォトダイオード、光電子増倍管、または酸素センサーなど、広範囲にわたる電流出力トランスデューサのプリアンプに最適です。また、AD549は、高精度の積分器または低ドループのサンプル&ホールドとしても使用できます。AD549は標準FETオペアンプおよび電位計オペアンプとピン互換であるため、設計者は、ほとんど追加コストなしで現在のシステム性能を向上できます。

AD549は、TO-99ハーメチック・パッケージで提供しています。入力端子と同じ電位のポイントにメタル・ケースを個別に接続できるように、ケースはピン8に接続されています。このため、ケースへの浮遊リークが最小限に抑えられています。

AD549には、4つの性能グレードがあります。J、K、Lバージョンの定格は、0~+70℃の商民生用温度範囲で規定しています。Sグレードは、-55~+125℃の軍用温度範囲で仕様規定しており、MIL-STD-883B RevC用として利用できます。信頼性の高いPLUSスクリーニングも利用可能です。PLUSスクリーニングには、168時間のバーンインのほか、MIL-STD-883B RevCに基づくその他の環境テストや物理テストも含まれます。

製品ハイライト
  1. AD549の入力電流の仕様は、デバイスのウォームアップの後に規定し、100%テストし、保証しています。入力電流は全コモン・モード入力範囲にわたって保証しております。
  2. AD549の入力オフセット電圧と入力オフセット・ドリフトはレザー・トリミングを行っていて、AD549Kはそれぞれ0.50mVと15μV/℃に、AD549Jはそれぞれ1mVと20μV/℃になっています。
  3. 静止電源電流は700μA(max)で、入力電流とオフセット電圧に対する熱の影響は最小です。
  4. AC仕様のユニティ・ゲイン帯域幅は1Mz、スルーレートは3V/μsです。10Vステップの0.01%セトリング時間は5μsです。
アプリケーション
  • 電位計アンプ
  • フォトダイオード・プリアンプ
  • pH電極バッファ

AD549
オペアンプ、超低入力バイアス電流
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ハードウェア・エコシステム

製品モデル 製品ライフサイクル 詳細
ADA4530-1 新規設計に推奨 電位計用アンプ、フェムトアンペア入力バイアス電流
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ツールおよびシミュレーション

LTspice


下記製品はLTspiceで使用することが出来ます。:

  • AD549

アナログ・フォトダイオード・ウィザード

フォトダイオード・ウィザードを使用すると、フォトダイオードと接続するトランス・インピーダンス・アンプ回路を設計できます。ツールに含まれるライブラリからフォトダイオードを選択するか、カスタムのフォトダイオード仕様を入力してください。帯域幅、ピーキング(Q)、ENOB/SN比間のトレードオフをすばやく確認できます。回路パラメータを変更すると、パルス応答、周波数応答、ノイズ・ゲインのプロットですぐに結果を確認できます。

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アナログ・フィルタ・ウィザード

アナログ・フィルタ・ウィザードを使用すれば、実際のオペアンプを使ってローパス、ハイパス、バンドパスのフィルタを数分で設計できます。設計プロセスを進めながら、理想的な仕様から実際の回路動作まで、フィルタ設計の特性を観察できます。ゲイン帯域幅、ノイズ、電源電流などのオペアンプ仕様のトレードオフをすばやく評価し、要件に最適なフィルタ設計を決定できます。

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SPICEモデル 1

LTspice

LTspice®は、無料で提供される強力で高速な回路シミュレータと回路図入力、波形ビューワに改善を加え、アナログ回路のシミュレーションを容易にするためのモデルを搭載しています。

 

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