MAX98363

新規設計に推奨

小型で費用効果の高いSoundWireクラスDアンプ

利用上の注意

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なお、日本語版のデータシートは基本的に「Rev.0」(リビジョン0)で作成されています。そのため、英語版が後に改訂され、複数製品のデータシートがひとつに統一された場合、同じ「Rev.0」の日本語版のデータシートが異なる製品のデータシートとして表示されることがあります。たとえば、「ADM3307E」の場合、日本語データシートをクリックすると「ADM3311E」が表示されます。これは、英語版のデータシートが複数の製品で共有できるように1本化され、「ADM3307E/ADM3310E/ADM3311E/ADM3312E/ADM3315E」(Rev.J)と改訂されたからで、決して誤ってリンクが張られているわけではありません。和文化されたデータシートを少しでも有効に活用していただくためにこのような方法をとっておりますので、ご了解ください。

アナログ・デバイセズ社は、提供する情報が正確で信頼できるものであることを期していますが、その情報の利用に関して、あるいはその利用によって生じる第三者の特許やその他の権利の侵害に関して一切の責任を負いません。また、アナログ・デバイセズ社の特許または特許の権利の使用を明示的または暗示的に許諾するものでもありません。仕様は予告なしに変更する場合があります。本紙記載の商標および登録商標は、各社の所有に属します。

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製品情報

  • MAX98363A/Bの単電源動作(2.5V~5.5V)
  • 出力電力:3.2W(4Ωに5Vで供給、THD+N = 10%)
  • 外部DVDDIOでの静止電力:12.3mW
  • MIPI SoundWire v1.2準拠
  • SoundWireデータ出力のプログラマブル・スルー・レートによりEMIを最小限に抑えることが可能
  • 効率:92%(RL = 8Ω、THD+N = 10%)
  • 出力ノイズ:12.8μVRMS
  • ダイナミック・レンジ:108.5dB
  • 0.014%の低THD+N(1kHz時)
  • 高度なエッジ・レート制御によってフィルタレス・クラスD出力を実現
  • PSRR:82dB(217Hz時)
  • GSM無線通信からのTDMAノイズに耐える低RF感度
  • クラスDスイッチング周波数を5%にトリミングすることでEMI計画を改善
  • 広範なクリック/ポップ低減回路
  • 堅牢な短絡保護と過熱保護
  • 工場でのテスト用途の内蔵トーン・ジェネレータ
  • 省スペース・パッケージを採用:9バンプWLP(1.528mm x 1.528mm、0.4mmピッチ)

MAX98363は、小型で低コストのSoundWire®入力クラスDモノラル・アンプです。クラスDの効率を備えながら業界をリードするクラスABオーディオ性能を実現します。このデバイスは、内蔵トーン・ジェネレータと割込み制御に加え、SoundWireデータ出力PHYの選択可能なスルー・タイム設定を備えています。新しいピン配置により、費用効果の高いウェーハレベル・パッケージ(WLP)を使用できます。高コストのパッド内ビアは必要ありません。

MAX98363は、オーディオや制御データ用のMIPI SoundWire v1.2互換のデジタル・インターフェースをサポートするSoundWire周辺機器です。このデジタル・インターフェースは柔軟性が高く、様々な入力クロック周波数をサポートします。また、SoundWireデータ出力PHYの選択可能なスルー・タイム制御により、様々な容量性バス負荷でEMIを最小限に抑えることができます。このデジタル・インターフェースは1.8Vの公称電圧で動作し、電源は外部から供給することも、内部LDOで生成することもできます。

内蔵トーン・ジェネレータは、様々な周波数オプションを備え、工場でのテストのほか、システム電源投入時の起動音をサポートします。外部から構成可能なアドレス・ピンを使用することで、デバイス部品番号ごとに、一意のSoundWireアドレスを5つまで割り当てることができます。MAX98363A/Bは、内部LDOから供給されたDVDDIOで動作し、1つのデータ・レーンで最大10個のMAX98363 SoundWire周辺機器をサポートします。MAX98363C/Dは、外部から供給されたDVDDIOで動作し、1つのデータ・レーンで最大10個のMAX98363 SoundWire周辺機器をサポートします。

能動的な放射制限、エッジ・レート制限、オーバーシュート制御回路によってEMIが大幅に低減されます。フィルタレスのスペクトラム拡散変調方式により、従来のクラスDデバイスに見られた出力フィルタリングが不要となり、ソリューションの部品点数を減らすことができます。

このデバイスは、-40°C~+85°Cの温度範囲で仕様規定されています。

アプリケーション

  • ノートブック・コンピュータ
  • タブレット
  • IoTデバイス
  • ゲーム機(オーディオおよびハプティクス)
  • スマート・スピーカ
  • スマートフォン
  • 単一リチウムイオン電池/5Vデバイス

MAX98363
小型で費用効果の高いSoundWireクラスDアンプ
MAX98363 Simplified Block Diagram MAX98363 Detailed Block Diagram MAX98363 Typical Application Circuit External MAX98363 Typical Application Circuit Internal MAX98363 Pin Configuration
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評価用キット

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MAX98363 DEV Board

MAX98363開発ボード

機能と利点

  • MIPI SoundWire v1.2準拠
  • 出力電力:3.2W(4Ωに5Vで供給)
  • 単電源動作(2.5V~5.5V)
  • 外部DVDDIOでの静止電力:12.3mW
  • 効率:92%(RL = 8Ω、THD+N = 10%)
  • 出力ノイズ:12.8μVrms
  • ダイナミック・レンジ:108.5dB
  • 0.014%の低THD+N(1kHz時)
  • 高度なエッジ・レート制御によってフィルタレス・クラスD出力を実現
  • 広範なクリック/ポップ低減回路
  • 省スペース・パッケージを採用:9バンプ、ウェーハ・レベル・パッケージ(WLP)
    • 1.528mm x 1.528mm、0.4mmピッチ

製品詳細

MAX98363開発ボード(DEVボード)は、MAX98363A/MAX98363B/MAX98363C/MAX98363D(SoundWire® v1.2対応の入力クラスD小型モノラル・アンプ)を評価するための組み立て済み、テスト済みのアプリケーション・ボードです。

MAX98363開発ボードは、v1.2 SoundWireのクロックおよびデータを供給する外部SoundWireマネージャと組み合わせて使用します。このDEVボードへの給電に必要な電源は、VDD用の2.5V~5.5Vの単電源入力のみです。このDEVボードの接続とジャンパの場所に関する詳細は、データシートの図1と図2に記載されています。

MAX98363 DEV Board
MAX98363開発ボード
MAX98363 DEV Board Photo

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