MAX5953B
パワーMOSFET内蔵、IEEE 802.3af PDインタフェースおよびPWMコントローラ
製品の詳細
- 受電側機器インタフェース
- IEEE 802.3af準拠のPDインタフェースを完全集積
- PD検出およびプログラマブルな分類シグネチャ
- 検出中に10µAを下回るリーク電流オフセット
- 分離および突入電流制限用のMOSFET内蔵
- ゲート出力によって内蔵の分離用MOSFETを外部制御可能
- プログラマブルな突入電流の制御
- プログラマブルな低電圧ロックアウト(MAX5953A/MAX5953C)
- DC-DCコンバータ
- クランプ付き、2スイッチ、パワーICによって高効率を実現
- 出力電力が最大15Wの高電圧0.4ΩのパワーMOSFET内蔵
- 自動高電圧電源ターンオフ付きバイアス電圧レギュレータ
- 広い入力電圧範囲:11V~76V
- フィードフォワード電圧モード制御によって高速入力過渡除去を実現
- プログラマブルな低電圧ロックアウト
- 温度過昇シャットダウン
- プログラマブルな障害機能集積化によって無限短絡保護
- 2次側同期整流用ルックアヘッド信号内蔵
- 同期整流によって90%を超える効率を実現
- 最高500kHzのスイッチング周波数
- 大電力(2.22W)、放熱特性を高めた鉛フリーTQFN (7mm x 7mm)パッケージ
MAX5953A/MAX5953B/MAX5953C/MAX5953Dは、IEEE® 802.3af規格に準拠してPower over Ethernet (PoE)システムの受電側機器(PD)用の総合電源ICソリューションを集積化しています。MAX5953A/MAX5953B/MAX5953C/MAX5953Dは、PDに検出シグネチャ、分類シグネチャ、およびプログラマブルな突入電流制御機能を持つ内蔵の切断スイッチを提供します。また、これらのデバイスは、2スイッチ電圧クランプ付きDC-DCコンバータ構成に接続された2個のパワーMOSFETを備える電圧モードPWMコントローラも内蔵しています。
内蔵のMOSFETは、検出および分類時にPDの切断を行います。すべてのデバイスは、検出時に10µAを下回るリーク電流オフセットを保証します。プログラマブルな電流制限によって、電源投入時の大突入電流が排除されます。これらのデバイスは大きいヒステリシスを持つパワーモード低電圧ロックアウト(UVLO)と長いデグリッチ時間を備え、ツイストペアケーブルの抵抗降下を補償し、検出、分類、およびパワーオン/オフフェーズ間の移行を障害なく実現します。MAX5953A/MAX5953Cは802.3af規格に準拠したデフォルト値を持つ調整可能なUVLOスレッショルドを備え、またMAX5953B/MAX5953Dは802.3afより以前の一部のレガシ給電機器(PSE)デバイス準拠の下限および固定UVLOスレッショルドを備えています。
DC-DCコンバータは、11V~76Vの広い入力電圧範囲と最大15Wの出力電力で、フォワード構成またはフライバック構成のいずれかで動作可能です。電圧クランプ付き電源トポロジによって、蓄積された磁化およびリーク誘導性エネルギーの完全リカバリが可能になり、効率と信頼性が向上しています。ハイサイドMOSFETを使用すると、コントローラをバック(降圧)コンバータとして構成することができます。2次側の同期整流器を駆動するルックアヘッド(先読み)信号によって、効率を向上することができます。多様な保護機能は、UVLO、温度過昇シャットダウン、およびヒカップ電流制限による短絡保護などから構成され、性能および信頼性が向上します。最高500kHzまでの動作によって、外付け磁性部品とコンデンサを小型化することができます。
MAX5953A/MAX5953B/MAX5953C/MAX5953Dは、大電力(2.22W)で、放熱特性を高めたTQFN (7mm x 7mm)パッケージで提供されます。
アプリケーション
- コンピュータテレフォニ
- IEEE 802.3af受電機器
- インターネット機器
- IP電話
- セキュリティカメラ
- 無線アクセスノード
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