製品概要

機能と利点

  • SRAMとシーケンサを備えた12ビットDACおよび32チャネルSHAを内蔵
  • 32個の電圧出力
  • 出力直線性:0.03% FSR (typ)
  • 出力分解能:3.2mV
  • フレキシブルな出力電圧範囲
  • リモートグランド検出
  • 高速の順次ロード:1.3µs (1レジスタ当たり)
  • バーストおよび即時モードによるアドレス指定
  • 利得およびオフセットの設定のための外付け部品は不要
  • 出力クランプダイオード内蔵
  • 3種の出力インピーダンスオプション
    MAX5331 (50Ω)、MAX5332 (500Ω)、MAX5333 (1kΩ)
  • 製品概要

    MAX5331/MAX5332/MAX5333は、多数のプログラマブルな電圧を必要とするアプリケーション用に32個のサンプル/ホールド(SHA)出力を備えた12ビット、ディジタル-アナログコンバータ(DAC)です。これらのデバイスは、クロック発振器と、内蔵SRAMからのコードでDACを更新するシーケンサを内蔵しています。オフセットおよび利得を設定するために、外付け部品は不要です。

    MAX5331/MAX5332/MAX5333は、-4.5V~+9.2Vの出力電圧範囲を備えています。その他の特長として、フルスケール範囲(FSR)の0.03% (typ)となる出力直線性誤差、3.2mV/ステップの分解能などがあります。100kHzのリフレッシュレートによって320µsごとに各SHAが更新され、出力はほとんど降下しません。リモートグランド検出によって、出力を別のデバイスのローカルグランド基準とすることができます。

    これらのデバイスは、20MHzのSPI™/QSPI™/MICROWIRE™対応3線式シリアルインタフェースを通じて制御されます。即時更新モードでは、任意のチャネルの出力を20µs以内に更新することができます。Burst Mode®では、複数の値を一回の高速データバーストによってメモリにロードすることができます。すべてのチャネルは、データがロードされる330µs以内に更新されます。

    各デバイスは、フィルタリング用に出力抵抗器と出力クランプを備えています。MAX5331は50Ωの出力インピーダンスを持ち、最大250pFの出力容量を駆動することができます。MAX5332は500Ωの出力インピーダンスを持ち、最大10nFの出力容量を駆動することができます。MAX5333は1kΩの出力インピーダンスを持ち、最大10nFの出力容量を駆動することができます。

    MAX5331/MAX5332/MAX5333は、12mm x 12mmの64ピンTQFPパッケージおよび10mm x 10mmの68ピンTQFNパッケージで提供されます。

    アプリケーション

    • 自動試験装置(ATE)
    • 産業用プロセス制御
    • 計測
    • MEMSミラーサーボ制御

    製品ライフサイクル icon-recommended 製造中

    この製品ファミリーの1つ以上の型番が生産/供給中です。新規の設計に適していますが、より新しい代替製品を提供している場合があります。

    設計リソース

    アナログ・デバイセズでは、最高レベルの品質と信頼性を備えた製品を提供することに最大の力を常に注いでいます。これを実現するため、製品およびプロセスの設計のあらゆる観点で品質と信頼性のチェックを行っています。そして、それは、製造工程においても同様です。アナログ・デバイセズは常に、出荷製品の「ゼロ・ディフェクト」を目指しています。