ADuCM322

新規設計に推奨

高精度アナログ・マイクロコントローラ、MDIO インターフェース内蔵アナログ I/O、ARM Cortex-M3

利用上の注意

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製品情報

アナログ入力/出力
  • 多チャンネル、12 ビット、1 MSPS A/D コンバータ(ADC)
    • 最大 16 個の ADC 入力チャンネル
  • 0 V ~ 2.5 V 出力又は AVDD 出力の 8 個の 12 ビット VDAC
  • 電圧コンパレータ内蔵
マイクロコントローラ
  • ARM Cortex-M3 プロセッサ、32 ビット RISC アーキテクチャ
クロッキング・オプション
  • プログラマブル分周器付き 80 MHz PLL を内蔵
  • トリミングされた内蔵発振器(±3%)
メモリ
  • 独立した 2 × 128 kB Flash/EE メモリ
  • フラッシュ/EEの書き換え回数: 10,000 サイクル
  • フラッシュ/EEのデータ保持期間: 20 年
  • 32 kB、SRAM 内蔵
内蔵ペリフェラル
  • 最大 4 MHz の MDIO スレーブ
  • 2 × I2C、2 × SPI、UART
温度範囲
  • 周囲温度 −40℃ ~ +105°C の動作に対して完全に仕様を規定
詳細については、データシートを参照してください

ADuCM322 は全機能内蔵シングル・パッケージ・デバイスで、高性能アナログ周辺回路、80 MHz ARM® Cortex™-M3 プロセッサ制御のデジタル周辺回路、コード用、データ用に必要なフラッシュが組み込まれています。 

ADuCM322 内蔵の ADC は最大 16 入力ボールについて 12 ビット、1 MSPS でデータ収集を行います。さらに、チップ温度と電源電圧も測定できます。 

ADC の入力電圧範囲は 0 V ~ VREF です。この製品にはシーケンサ機能があり、ユーザーはシーケンスの期間にソフトウェアの介入なしに順番に測定する ADC チャンネル・セットを選択できます。オプションで、シーケンスはユーザーの選択したレートで自動的に繰返させることができます。最大 8 個の VDAC が内蔵されていますが、それらの出力範囲は 2 種類の電圧範囲のいずれかに設定できます。 

ウォッチドック又はソフトウェア・リセット・シーケンスを介してデジタル出力とアナログ出力がそれらの出力電圧を維持できるように ADuCM322 を設定できます。このようにして、製品はたとえ ADuCM322 を再設定している時でも機能を維持できます。 

ADuCM322 は低消費電力 ARM Cortex-M3 プロセッサで最大 100 MIPS ピークの性能を提供する 32 ビット RISC マシーンを内蔵しています。又チップには 2 × 128 kB フラッシュ/EE メモリ・ブロックと 32 kB SRAM も集積されています。フラッシュは 2 つの分離した 128 kB ブロックで構成されており、1 つのフラッシュ・ブロックからの実行と、もう 1 つのフラッシュ・ブロックの書き込み/消去を同時に行うことができます。 

ADuCM322 はオンチップの発振器あるいは 16 MHz 外付けクリスタル 80 MHz の PLL で動作します。オプションとしてこのクロックを分周して電流消費を軽減することができます。さらなる低消費電力モードはソフトウェアを介して設定できます。通常動作モードで、ADuCM322 のデジタル・コアは約 300 µA/MHz 消費します。 

この製品は最大 4 MHz で動作可能な MDIO インターフェースを備えています。同時に 1 つのフラッシュ・ブロックから実行し、他のフラッシュ・ブロックを書込み/消去する機能があるので、ADuCM322 は10 G、40 G、100 G の光アプリケーションに理想的です。さらに、非消去カーネル・コード+ユーザー・フラッシュのフラグによって、2ブロックのユーザー・フラッシュ・コードとデータ空間をユーザーコードで安定的に切り替えられるようになります。 

ADuCM322 はさまざまなオンチップ周辺回路を集積しており、それらはソフトウェアの制御下でアプリケーションの必要に応じて設定することができます。これらの周辺回路には 1 × UART、2 × I2C、2 × SPI シリアル I/O 通信コントローラ、GPIO、32 素子 PLA、3 つの汎用タイマとさらにウェークアップ・タイマ、システム・ウオッチ・タイマが含まれています。7 個の 16 ビット PWM 出力チャンネルも備わっています。 

デバイス上の GPIO ボールは高インピーダンス入力モードで起動します。出力モードで、オープン・ドレイン・モードとプッシュプル・モードのいずれかをソフトウェアで選びます。ソフトウェアでプルアップ抵抗をディスエーブルかイネーブルにすることができます。GPIO 出力モードでは、ボールをモニタするために入力をイネーブルにできます。デジタルあるいはアナログ周辺回路の信号を処理するために、GPIO ボールをプログラムすることもできます: このような場合、ボールの特性はいずれか特定の条件に一致します。 

ADuCM322 の製品開発を容易にするために ARM Cortex-M3 プロセッサ向けの大きな支援エコシステムがあります。アクセスはシリアル・ワイヤ・デバック・ポート(SW-DP)経由です。工場出荷の内蔵ファームウェアは MDIO を介したインサーキット・シリアル・ダウンロードをサポートします。これらの機能はこの高精度アナログ・マイクロプロセサ・ファミリーを支援するクイック・スタート(QuickStart)開発システムに組み込まれています。 

アプリケーション

  • 光ネットワーク

ADuCM322
高精度アナログ・マイクロコントローラ、MDIO インターフェース内蔵アナログ I/O、ARM Cortex-M3
ADuCM322 Functional Block Diagram ADuCM322 Pin Configuration
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評価用キット

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EVAL-ADuCM322

ADuCM322 Evaluation Board 

製品詳細

The ADuCM322 is a dual-die stack system on-chip designed for diagnostic control on fixed wavelength laser optical module applications. It features a 16-bit (14-bit accurate) multichannel SAR ADC, an ARM® Cortex™-M3 processor, 8 voltage DACs, 4 current output DACs, and flash/EE memory packaged in a 6 mm × 6 mm 96 ball BGA package.


The ADuCM322 development system allows evaluation of ADuCM322 silicon. This quick start guide introduces the support features and the tools supplied with the evaluation kit. In addition, it shows and describes how to connect the evaluation hardware.


This guide works as a tutorial by providing a step-by-step account of how to download evaluation versions of third party software tools. Instructions are provided on how to load code examples that are supplied.


Working through this user guide (UG-910) brings users to a stage whereby they can start to generate and download their own user code for use in their own unique end-system requirements.

EVAL-ADuCM322
ADuCM322 Evaluation Board 
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