ADM3491-1

ADM3491-1は3.3V単電源で動作するように設計された低消費電力、差動ライン・トランシーバです。低消費電力だけでなくシャットダウン・モードもあるので消費電力の制約が厳しいアプリケーションには理想的です。この製品はマルチポイント・バス伝送線の通信に適しています。

ADM3491-1は平衡データ伝送を対象にした製品でElectronic Industries Association（EIA）規格のRS-485とRS-422に準拠しています。この製品は差動ライン・ドライバと差動ライン・レシーバを内蔵しているので、全二重のデータ転送に最適です。

入力インピーダンスは19kΩなのでバスに最大50のトランシーバを接続できます。バスの競合あるいは出力短絡によって起こる過度な電力消費はサーマル・シャットダウン回路によって防げます。このサーマル・シャットダウン回路により、もし故障状態の時に内蔵のドライバ回路で大きな温度上昇が検出されたらドライバ出力は強制的に高インピーダンスになります。

もし入力が未接続（フローティング）になった場合、レシーバにはフェイルセーフ機能があり、ロジック・ハイの出力状態になります。

ADM3491-1は低消費電力のCMOS技術と高速スイッチングのバイポーラ技術の利点を組み合わせたBiCMOS技術を使って製造されています。

アプリケーション

• テレコミュニケーション
• DTE–DCEインターフェース
• パケット・スイッチング
• ローカル・エリア・ネットワーク（LAN）
• データ・コンセントレーション
• データ・マルチプレクサ
• インテグレーテッド・サービス・デジタル・ネットワーク（ISDN）
• アップルトーク工業用コントロール